温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

目には見えないゴルフクラブの形

2015-03-20 00:43:22 | G-スイング

「ある条件がクリアされた上で」
はじめて意味をなしてくる角度、その条件とは??
そのあたりをもう少し掘り下げて考えてみましょう。

「目に映るゴルフクラブの形」と「目には見えないゴルフクラブの形」
この両者をどうとらえているかによって、クラブが発揮する機能もかなり違ってきます。

まずはヘッドの重心位置
これは通常、下記の3つで表されています。

・重心距離
・重心深度
・重心高

重心位置測定の画像です。
現在はCADによる精密な計測、配置ができますが、実際やってみますと結構難儀なことだとわかります。
なかなか静止状態になってくれません(笑)

そのヘッドの端にシャフトが装着されてゴルフクラブとなるわけですが、この状態はヘッドの重心位置とシャフト軸線とがズレた状態です。

 

 

ゴルフクラブはL字型の構造をしています。
そう説明すると、多くの方は怪訝な表情をされます。
見た目丸いではないかと。

その場合、このパターで説明するのですが、この重心位置の配置に対するL字型は、数値の大小違いだけでどちらも同じです。
ただ見た目の形状が言葉と合致するので、わかりやすいのかもしれません。

興味がある方はどんどん突き詰めて、この形状の意味を探求してみてください。
あまり構造とか言われても…という場合は、少なくとも「ゴルフクラブは先端が折れ曲がった棒である」ということだけは頭においておいてください。


この重心距離、クラブ(ヘッド)がL字型であるということについて、未だにヘッドが返りやすいとかどうとか
ローテションが多い少ないがどうとか
トゥダウンを防ぐためにシャフトの先端剛性をあげる?
アスリートは重心距離を短く?
なんかもう笑うしかないですけども、そのほとんどはこの重心距離に対してデメリットばかりに考えているようです。

それならそれで…

「そんなに邪魔なら無くしてしまえば?」

って思いません?

実際のところボールとの衝突の際にはこのズレ、効率が悪いですから無い方がいいです。
しかし、人間がスイングするには無くてはならないのも事実なんです、この重心距離ってやつは。

「不必要だけど必要でもある重心距離?!」

ってことで、また次回(^^)/

 



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