温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

クラブ製作現場~ドライバー~その3

2015-12-08 00:13:34 | 工房作業

 

 

 

さらに今回はヘッド重量を若干重めにというご注文でしたので、先ほどの状態にヘッドに鉛を貼って再度計測してみます。

 

シャフト方向の条件は先ほどと同じですが、また振動数が変化しました。

最小値が247
最大値が251

それぞれ1cpmの変化ではありますが、先の最大値と後の最小値との差は5cpm
これで完全に0.5フレックスの違いです。

 


で、設定数値はというと250cpmに合わせたいと考えています。

ここまでの作業で、そのポイントは見つかってはいるのですが、

「構えた際にこのロゴを正対するよう挿入する」
という条件を加えるとやはりシャフトのプリントが弊害になります。

この調整にこれから入ります。

 


この赤のラインがロゴ方向になります。
その時の振動数が248
ということは、2cpmの調整が必要ということです。

このシャフトは新品ですので長さに余裕があります。
そこで先端カットによってこの振動数を調整できます。
(あまり多くは出来ませんが)

 

 

これはミリ単位のカット作業になります。
しかも何度かカットを行わなければなりませんので、グラインダー系の摩擦で行うのは危険です。
シャフトはその性質上、熱に非常に弱いものです。

その点、ウチでは水冷式の高速カッターを使用しています。
加えて0.7mmの極薄刃ですので、シャフトに与えるストレスは最小で済みます。

これでシャフト調整は終了です。

 

さらに作業は続きます

その前にちょっと休憩(^^)

 

 

 

 



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