☆尾瀬便り：見晴から御池 ＜燧裏林道＞

　暑中お見舞い申し上げます。

　尾瀬便りの公開は1週間後になりました。

　汗を流し掴んだ満足感と清涼感は掛替えのない休日となりました。

　この大自然の空気を少しでも感じ取って頂ますよう・・・・・

 

 

　

 

　上田代湿原のワタスゲ

尾瀬は何度も訪れた場所。

峠越えの木道も各所にあり、かなり歩きやすくなっていた。

予定では来たルートを引き返すはずだったが、

温泉小屋、三条の滝方面先に天神田代・西田代・上田代・御池田代の湿原があることを知り

御池の駐車場まで歩いて行く事にした。

 

　　

 

　

 

　これから山越えが始まります。

温泉小屋は以前利用した小屋。

燧ケ岳（２３５６Ｍ）登山には良い場所。

 

　

 

東電小屋も近くにあり、道右側に尾瀬の観測気象台：百葉箱。

 

　　

 

木の根っこを登り、、こんな下りもあります。

まだ木道があるだけマシで、水浸し・ヌカルミの大石ゴロゴロ状態が各所に。

１人年配の男性が休憩していた他は行き交う人もなく

だんだん心細くなり、遭難したらどうしょう・・

食べ物は？、水は？なんて思うほど、ただ行けど行けども奥深い森林峠越え。

 

　　

 

渓流にホッと和む。多分＜三条の滝＞につながっている。

分岐点で行こうか迷ったが往復６ｋｍに「ヤメ！」の拒否反応が出てしまった！

山越えに所々、木道が敷き並べていたが横の狭い腐葉土歩きの方が、足が疲れない。

ヌカルミだけ気をつけてモクモク歩く。

 

　　

　　　ゴゼンタチバナ　（ミズキ科）

 

 

　

　

　

　　

　　エンレイソウ（ユリ科）

 

　以前「花いかだ」の花が葉っぱの真ん中から出ている不思議に、今回も目に付いた。

実はブドウのような色・形だったり、、

葉の枚数・形が違うのも調べれば分かるわね。

赤いキノコも何ヶ所かで見た。

 

　

 

先の見えない山道をモクモク一途に登って

＜天＞に登り着いた！と思ったほど、この人工的な吊橋に感激。。

橋下は土砂崩れしたような真新しい土・岩が流れるように崩れていた。

最後の水分一滴を飲み干し休憩。

上から「チャリン・チャリン」の軽快な鈴の音が聞こえてきた。

女性の登山者。

御池まで１時間ちょっと（普通の人の歩きで1：30位）です、との事。

ボーッとしていると、今度は下で休憩していた男性が登って来た。

さっきの女性もこの男性も早朝、燧ヶ岳に登って来たそうだ。

 

　

　

 

ようやく湿原が前方に見えてくる。　＜池塘＞

 

　　

　

　　

　コオニユリ（ユリ科）

 

　

　

尾瀬ヶ原のように観光化されてないので、本来の湿原だ。

尾瀬沼でであったような（右）＜ワタスゲ・チングルマ・キンコウカ＞などお花畑です。

しばし風と共に高原の爽やかさを満喫♪　来て良かった～誰もいない貸切状態。

まもなく人声、バスの音が聞こえてきて、御池駐車場に近いことが分かった。

 

　　←オオバタケシマラン（ユリ科）赤い実

 

お疲れ～

早速売店で冷たい「尾瀬の水」を一気飲み！

誰かさんはビールを先に飲んでいた！

帰りの運転は誰だ！

御池駐車場は、車も人もまばらだったが、復路シャトルバス代の払い戻しをし

17：00過ぎに帰路。

爽やかな車窓からの風がなんと清々しかったことか。。。