今日の行程は 三俣山荘 ⇒ 雲ノ平 ⇒ 薬師沢小屋
予定では雲ノ平泊だったが雷雨・豪雨のため、昼に立ち寄った三俣山荘に留まった
その後のニュースで、折立からの有峰林間道が完全に通行止めになったとの事
雲ノ平変更は三俣山荘で連絡してくれたが、薬師沢小屋は無線電話で連絡がとれた
完全にdocomo・他社すべての連絡は圏外で不通
早朝、まだ大雨が降っていたが
わたし達の前に調査で来ていた林野庁の方が「あと30分位で低気圧が通過するから準備していて!」
と言う声が聞こえたので、わたし達は出発準備をし外に出た
topフォトは外に出た時の状態
並行している小さな沢の水は、飛沫をあげ勢いよく下っている
その時、三俣山荘のスタッフが挨拶して通り過ぎて行った
しばらくして
黒部の水源地の沢の水量を確認したようで
「この川は支流で本流と合流すると、とても急流です」
「ロープを張っていますが、とても勢いがありますのでしっかりストックで支えて下さい」
「水は膝まであります、もし心配でしたらご一緒致しましょうか?」
夫が「大丈夫です、自己責任で行きます」とか返事をしたような・・
「いつでも連絡してくれたら行きますので、気を付けて渡って下さい」
と会話したような記憶が・・・
ホントに今回の山小屋のスタッフは、見事なパイロットで素晴らしかった
沢に着き、
少し上流の方も確認したが、やはりロープを張った場所で渡渉することに
山小屋のスタッフのアドバイスが非常に参考になった
巨石に頼らず、初めから靴のまま川に入り、膝(ひざ)までの水量・急流に負けなかった(; ・`д・´)
ホッともつかの間、今度は滝のように流れ落ちてくる岩山に登る
上から7人のクルーが下りてきた
昨夜は雲ノ平でテン泊したそうで、テントが流され水に浮いてしまった、と教えてくれた
今日はこのまま鏡平まで行きます、と、
下の沢の事を話すと「ロープはあるんでしょ」と簡単な返事でかけ下りて行った
なんだか顔つきも違って覚悟はできている女性TOPリーダーだった
一瞬明るくなったようなで、予報通り小降りになってきた
下は黒部川源流が見えています
第一雪田
この辺りで男性が「チングルマがとてもキレイでした」と挨拶があり
わたしは先の沢の渡渉を説明しようと思ったが、会話はうまく成立せず、チンプンカンな返事をした
第二雪田
ここに来て、さっき出会った人が伝えたかった事が分かった
見事なチングルマですヽ(^o^)丿
雨がやんだが足元はこんな状態、一度膝まで濡れたので水の中でもジャブジャブ歩いた
三俣との祖父庭園分岐、赤い火山岩が目につきます
祖父山(じいだけ)2825m
北アルプス最奥の中央部に広がる高原、雲ノ平の南東端に鐘状に盛り上がっているのが祖父岳
祖父岳火山といわれ、雲ノ平はその活動で流れ出た流動性のある溶岩台地である
ずっと先に「雲ノ平小屋」が見えてきた
さっき通過した稜線(振り返って)
この辺りは○○○庭園でしょうね
これは三俣蓮華岳? ↓
黒部川源流
雲ノ平小屋が見えていますヽ(^o^)丿
雲ノ平にある高山植物の群落地には、以下のような8つの庭園名称が付けられている
日本庭園 - 祖父岳の南山腹の第1雪田と第2雪田の間にある
スイス庭園- キャンプ指定地のすぐ北側、木道が設置され周囲に池塘と岩が点在、真近に水晶岳が望める
ギリシャ庭園 - 雲ノ平山荘周辺
奥スイス庭園 - コロナ観測所の北側
アルプス庭園 - 祖母岳山頂部(ベンチが設置されている)にあり、雲ノ平山荘からの木道がある
奥日本庭園 - 祖父岳の北側の薬師沢方面の登山道上で、ハイマツ帯に池塘が点在する
アラスカ庭園 - 西端、シラビソ林がありアラスカを思わせる
祖父庭園 - 祖父岳の北西の登山道分岐点、溶岩が多い
参照=Wikipedia=
テント場方向
雲ノ平小屋が見えてから遠かった
雲ノ平は祖父岳火山により形成された
黒部川の本流とその支流岩苔小谷に挟まれた標高2,500~2,700mの日本で最も高い位置にある溶岩台地である
面積は25万平方メートル。池塘と岩が点在する高山植物の宝庫であり、それぞれ○○庭園と名付けられた庭園がある
北アルプスの最深部に位置するため、どの登山口からでも当日中にたどり着くことが困難である。日本最後の秘境と呼ばれる
参照=Wikipedia=
雲ノ平小屋にあったパネル
過去の記憶が書かれています
に
木道やベンチが設定されている。雲ノ平には、祖父岳(2
靴を脱ぎ、さっそく注文したのが「カルピス」、甘さ加減がちょうどよく疲れた体にしみる
くwikipeくdiaより
三俣山荘のお昼弁当
ホットアップルパイとコーヒー(ミルク入り)
雲ノ平小屋のベランダで、ザックカバー、レインウエアを干したり・・
ちょうどラーメンを食べていた薬師沢小屋から登って着た人から情報を得た
その人も本来なら雲ノ平泊予定だったが、豪雨のため薬師沢小屋で一日身動きとれず、小屋で待機していたことや
有峰林道が通行止めで太郎平小屋が満杯状態である事、薬師沢小屋下の川や滝が溢れたこと(雨量一日で180㎜)
今日は朝7時半まで雲ノ平直登は通行止めだったことを教えてくれた
三俣蓮華岳 (多分)
水晶岳
祖父山
周囲の山々が見えただけでウレシイ
黒部五郎岳だよね(◎_◎;)
黒部五郎岳がしっかり見えた
ここはアラスカ庭園?オオシラビソやトウヒなどの木々の森
薬師沢まで標高差500mの急斜面を下って行きます
この辺りで今日、折立から来た男性と出会った
すごい健脚です
ニコニコと「取り敢えず雲ノ平で一泊して次を考えます」と
ホントにお天気回復して良かったです
途中、数組の登山者とすれ違ったが、登る人も、下る人も大変な難行!
蚊の大敵に、虫よけスプレーを持参して良かった
沢の轟音が響き、間もなく小屋が近いことが分かった
このコースは、<雲ノ平直登>と初めて知った、きつかった (*´Д`)
これが話に出ていた滝ですね、飛び散ってくる水しぶき、、けっこう滑りそうでヒヤヒヤ
この階段上る? ↓
手前にも木の壊れそうなハシゴあったが、
普段は沢の石の上を歩きこの鉄階段を利用する
川が増水した時は、手前の木の壊れそうなハシゴを使うと教えてくれた
わたしが一番恐いのは高所恐怖症のこともあって<橋>です
この橋、けっこう長い! 今までの行程からしてななんのその~!と
薬師沢小屋に到~着!!!
思わず入口前の水飲み口で冷たい水を飲みほす、冷たくてとても旨い
濡れた靴・ウェアなど乾燥室に持って行く
次回に(つづく)
掲示板に張り出されていた内容
有峰林道通行止
異常気象により有峰林道は現在通行止となっております
通行規制の解除基準に達するまで林道の通行はできません
見込みでの下山は絶対行わないで下さい
通行再開が翌日になることもあります
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