朱色の三重塔と、那智の大瀧の調和が美しい
雨は相変わらず降り続き、湯煙(もや)が立ち昇り幻想的です
三重塔へ緩いカーブを下って行きます
三重の宝塔
江戸末期に焼失された朱塗りの三重塔は、昭和47年400年ぶりに再建された
那智山が霊場として全盛期を誇った平安末期に建立されたものと推定されている
塔の高さは25m、一辺の長さは12m
鉄筋コンクリートで外部は木造、各層美しい格天井と板壁画に飾られている
受付(有料)を済ませエレベーターで最上階へ上がった
金網フェンスでガード、撮影した場所は☟
下りは、各層の那智観音を拝観しながら、、
塔三層に安置されている
千手観世音菩薩
板壁画
金剛界曼荼羅 二十八部衆
板壁画
二十五菩薩来迎図 の半面
塔二層に安置されている
阿弥陀如来像
油絵
現代アート的でしたが、人間解脱 一夫多妻? まだ修業が足りませぬ
塔から眺める那智の滝と、那智山原始林は観音霊場にふさわしい美観
那智山を下ります
野生の鹿親子、行きと帰りに遭遇、、
百日紅が満開
熊野古道でショートカット
バス停留所の広いロータリーに出ました
横断歩道を渡れば「那智御滝・飛瀧(ひろう)神社」
熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として
古くから人々の畏敬を集めてきた那智の滝は「一の滝」とも呼ばれ日本三大名瀑の一つ
落差約133m、滝の落ち口の幅約13m、滝壺の深さは約10mという大滝
飛瀧神社境内から大滝を望む
滝壺の淵に建つ飛瀧神社から見上げると
那智山一帯は、自然が作り上げた特別の場所であることに圧倒され
滝に対する自然崇拝
日本人の精神の拠り所、熊野修験が成立に関わったことがよく分かる聖地でした
高浜虚子 「神にませばまことうるはし那智の滝」
き て よ か っ た
「那智の滝前」バス停まで戻ってきました
(振り返って)
大雨でなければ、数人が待っているバス停から
「大門坂駐車場」まで乗るはずだったのですが、、、
当日の宿は、休暇村那智勝浦
朝食後、熊野灘を眺望
次は、熊野古道「中辺路」コースを歩いて、熊野本宮大社~大斎原へ
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