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美瑛神社
御祭神:伊邪那岐神(いざなぎのかみ) 伊邪那美神(いざなみのかみ)
明治29年(1896)に和歌山県から入植した木下四郎氏が
豊かな丘のまち美瑛があることを後世に伝えたいと
旧官幣大社熊野坐神社から「家都御子命」の御分霊を受け
大木に「小祠」を建立し、仮の社殿として祭ったのがはじまりです
昭和5年(1930)6月12日には村社に列せられ
同年7月12日に神饌幣帛料供進神社指定の神社となりました
阿像
小さな玉を咥えています
力みもなく阿吽像とも、何かを仰いでいます
とても素朴で健気に見えます
目が点になり、想像しながら写真を撮りました
吽像
頭髪・尾っぽ、上手にまとめましたね
施工 早川久造
早速、施工主の石工・早川久造を調べたところ
美瑛の石工・早川豊吉が、明治39年(1906)質の良い美瑛軟石が豊富にあることに着目したことが分かりました
明治29年(1896)熊野坐神社から「家都御子命」の御分霊を受け、、、
神社建立年は、昭和5年(1930)か?
石工・早川豊吉と早川久造は、親子か兄弟か、、
地元の石屋さんだったのですね
苦心し想像しながら狛犬を制作・奉納されたのが分かります
素晴らしい作品になりました (私見です)
使用した美瑛軟石は、見た目が美しく、やわらかくて加工しやすい石材で
北海道のあちこちで使われていたようです
※美瑛軟石は、地質学的には美瑛火砕流堆積物(溶結凝灰岩)という岩石で
美瑛にひろがる「丘」はこの岩石でできています
昭和44年(1969)以後は、美瑛軟石の新たな切りだしは行われていませんが
古い建物に使われていた石材を再利用することで、美瑛軟石を生かしたまちづくりが行われています
参照:十勝岳ジオパーク「丘のくら」より
イヌフランの周りに多肉植物、葉がロゼット状のベンケイソウ科
イチイの実
御朱印
毎年7月には
熊野那智大社で実施されている「那智の火祭り」を模した、那智・美瑛火祭りも行われています