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Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

映画「マザーウォーター」

2010-11-14 00:34:38 | 映画


★★

「かもめ食堂」「めがね」「プール」シリーズの
小林聡美×もたいまさこの最新作。
*「プール」は観ていいない…

京都映画ということで観に行きました。
予想通り何も起こらない映画。

注目は、豆腐屋の市川実日子。
本当にほんわかでも冷たそう、そしてキレイです。


ウィスキーしか出さないバー、豆腐屋、カフェ、銭湯。
共通するのは水。
鴨川が流れる京都。


川の流れのように、時が過ぎていく。
川の流れに身を任せて、そんな人生もいいか。



<追記>
ロケ地ガイドのブログがありました。

■毎日を楽しく暮らす♪/★京都 映画マザーウォーター、ロケ地めぐりへ♪
http://donguri375.exblog.jp/14336232/

映画「小さな村の小さなダンサー」

2010-09-29 04:12:48 | 映画



★★★★

ネットの評判が良かったので、観に行ってきました。

場所は中国、時は文化大革命の時代。
ある小さな農村の少年が、バレエダンサーの素質を見抜かれ北京へ上京。
そして渡米。
渡米後、帰国のタイミングで、アメリカに亡命するお話。
実話の映画化だという。

バレエなんて興味がないジャンルだけれども、
さすがオーディションから選ばれた役者での演技だけあって、
非常にリアル。上手いのがよくわかる。

そして、この映画の見どころは、
中国からの亡命のリアルさを描いていることもさることながら、
亡命後についても描かれていること。
これがポイントですね。

当時(まぁ今もでしょうが)の中国の怖さの一端を描いているという意味でも
観ておいても損はない作品。


踊る人がいる。
そして、時代に踊らされた人がいる。

映画「トイストーリー3」

2010-07-17 23:30:32 | 映画



★★★☆

大好きなピクサー作品の最新作。
ネット評判がかなり高いです。
(そこまで高くなくても良いと思うのですが…)
ピクサー作品ってその良く練られた非の打ちどころがない構成に定評がある。
本作も子供の頃に遊んだおもちゃたちの何とも言えない
「捨てられない」という感覚を見事に表しています。

子供の頃のおもちゃを捨てるという行為は、その頃の思い出も捨ててしまう、そんな気になるのでしょうね。
思い出って美化されやすいので、なおさら捨てれません。

教科書的に良くできた映画でした。

あと、トトロがでてきます!!
日本人としては心くすぐられますね。

映画「借りぐらしのアリエッティ」

2010-07-17 20:33:11 | 映画


★★★☆

スタジオジブリの最新作。
あまり周りの評判が良くないのですが……。

人間の家の住む、小人の物語。
設定は現代の日本。多摩とか三鷹とかそのあたり。
人に知られることなくある家の借りぐらしをする小人。
小人が夜な夜な人間のものを少しづつ拝借し暮らしている。

オープニングから妙にリアルに描かれる。
決して人間に観られてはいけないという設定の中で、
夜、はじめて人間の世界へ「狩り」にでる
主人公アリエッティが12歳の少年「しょう」に気付かれてしまうシーンの
鼓動の高まりは非常に緊張感が伝わってくる。
それは、子供のころ親の目を盗んで、リビングで深夜テレビを見ていた時のように。

ただ、全体的に小人ということもあり非常にスローなテンポで話しが進む。
これが周りの評価が落ちている原因なのだと思う。
ジブリ映画の特徴として名作と呼ばれる作品(特に宮崎駿監督作品では)には、
実は、空のシーンだったりする非常にスピード感があふれる作品が多い。
たとえば、ナウシカ、ラピュタ、魔女の宅急便、紅の豚。
空を飛ばなくても、カリオストロの城ではルパンが車で城の上を滑走するし、
ポニョでは、荒れ狂う波の上をポニョが走り回る。
あのトトロですら、やはり猫バスという空飛ぶ猫が出てくる。
ジブリ映画の真骨頂は、その疾走感であると個人的には思うのです。

この映画、1時間34分という決して長い映画ではないのだけれど、
2時間ぐらいの映画に感じてしまう。
それはこの疾走感の欠如なのだと思う。

とは言え、この妙にリアルでファンタジーな小人の世界。
結構好きなんですけどね。

映画「ダークナイト」

2010-06-27 16:31:05 | 映画
★★★☆

かなり評判が高かったこの作品。
所詮、アメコミのバットマンを大人も(日本人も)観れる作品にした
「バットマン ビギンズ」。
その続編がこの「ダークナイト」である。

大人も観れる映画になった訳は、
やはりバットマンが、悩めるヒーローになったところにあると思う。
ヒーローも悩む、我々と同じなのであるというところにリアリティが生まれる。
今作は、バットマンの表裏一体の象徴としてのダークナイトが登場する。
そのヒース・レジャーのダークナイトの強くて悪いこと!
それは裏を返せばバットマンも同じなのである。
それは、スターウォーズのダースベーダーと同じ。

バットマンと同じく色々考えさせられる作品であることは間違いないです。

映画館で観ていればもっと★は高かったと思う。

映画「SEX AND THE CITY 2」

2010-06-17 19:13:14 | 映画


★★

妻が大ファンのこのシリーズ。お付き合いして観てきました。
日曜日の午後ということもあり小さめの館内はほぼ満席。
そしてその9割が女子。
(なんという人気…)

はじめてこのシリーズを観ましたが、話はシリーズを観ていなくても
すんなり入っていけます。

そして、一言でいえば
「オバサンの井戸端会議の2時間半」
ということに尽きます。

セレブぶってもやはり4人とももういいお年。
それは、作者も一応わかっているようで、
「ティーンの女王 マイリー・サイラスと服がかぶっているなんて最悪」
なんていう冗談も織り交ぜてあったり、
もちろんエッチなネタもあり笑いは多くちりばめてあります。

なので、飽きはしないのですが、所詮は「オバサンの井戸端会議」。
男子には、少々辛いですね。

この映画で一つ良かったというと、そのオープニング。
Jay-Z Feat. Alicia Keysの「Empire State Of Mind MUSIC VIDEO」が流れ、
ニューヨークの街を映すその映像は、
この街の持つ人を引き付ける輝きを見事に表わしています。


■YOU TUBE "EMPIRE STATE OF MIND" JAY-Z & ALICIA KEYS





(追記)
■YOU TUBE iheartradio: Alicia Keys "Empire State of Mind, Part II" (live)
( Alicia Keys のライブ版もありました。このライブは凄い)

iheartradio: Alicia Keys "Empire State of Mind, Part II" (live)




何時になっても
あの街は輝きを
うしなわない

映画「川の底からこんにちは」

2010-06-11 23:19:22 | 映画


★★★★

ネットで勧められて。
自分自身を「中の下」と位置づけ、「しょうがない」を連呼していた
満島ひかり演じる主人公。
そんな彼女が父の入院で帰郷し、シジミ工場を何とかするお話。

前半、東京での彼女の生活の閉塞感といったら、もう、、。
見ているこちらが恥ずかしくなるぐらい。
この「あきらめ」感がオーバーであるが、今の日本の現状をよくあらわしています。

一転、後半のシジミ工場のシーンになるあたりの、
ぶっちぇけ&開き直り度合いといったらもう笑うしかありません。

映画館にも多くの笑いが起こっていました。

映画に出てくる男のダメっプリも必見。
草食系やエコを小馬鹿にした笑い。
みんな心の底で思っていることを見事に描いてくれている。

あと、満島ひかりの演技力に注目です。
そんな彼女の映画の中の名言。

「あんただって所詮たいした子供じゃないのよ」
そして
「中の下。だから頑張らなきゃならないのよ」

開き直った彼女は、映画の中でも言われているが、本当にカッコいい。。

映画「オーケストラ!」

2010-06-01 23:18:42 | 映画



★★★☆

かつてロシアの名指揮者だった主人公。
しかし政治的な要因で楽団を解雇され、酒におぼれる日々が続く。
ある日、用務員として働く楽団にパリでの公演が持ち込まれる。
それを当時の楽団のメンバーを集めて、パリへ向かうという話。

パリに着いてからのドタバタが少し長いなぁと思ったり、
感情的な話の部分が短い気もする。

しかしこの映画の一番の見どころはラストのオーケストラシーン。
思い出のチャイコフスキー協奏曲を演奏するのだが、これが本当に素晴らしい。
映画の中でヒロインのソリストが涙を浮かべながらバイオリンを弾くのだが、
この映画の伝えたかった「音楽は魂」という言葉を本当に感じる演奏でした。

ここを観るだけでも映画館に足を運ぶ価値ありです。

映画「鴨川ホルモー」

2010-05-30 18:44:25 | 映画
★★★☆

京大の風変わりなサークル「京大青竜会」。
小鬼を操り対戦するという習わしのゲーム、ホルモーをやるという学生青春物語。
恋だの、友情だの、青春だの、時間が多分のある京都の大学生。

僕自身も京都で学生を過ごせた身分です。
下宿をしていたらもっとこんなにグダグダな生活を送っていたのだろうなぁ。
それってやっぱり幸せなんだろうなぁとちょっと後悔してしまいます。

話に関しては、京都が舞台というだけで甘めに見ても無茶苦茶。
でも京都が舞台と言うだけで、心躍るのです。

山田孝之が良い味だしています。

映画「告白」

2010-05-28 22:34:54 | 映画
★★★★

「生徒に娘を殺された」という衝撃的なフレーズで始まる原作。
本屋大賞受賞作ということで原作は完璧。
監督は「嫌われ松子の一生」や「パコと魔法の絵本」の中島哲也。
どんな映像になるのかと思っていたら、、、。
代表作のようなカラフルな色で彩られた世界とは全く違う、
くすんだマッドな正反対の色使いの世界でした。
それはこの作品全体に流れる暗くてジメジメとそして冷めた世界を引き立てている。
そして音楽も、RADIOHEADが主題歌ということもあり、
松たか子に言わせれば希望なのか絶望なのかわからない雰囲気を醸し出している。
その世界観がこの日本の中学校の現状を表しているのでしょう。

この映画の一番の見どころは、オープニング。
原作も衝撃的なフレーズから始まりますが、映画もこれに答えるだけの演出がされています。
タイトルシーンが写されるまでがなんと30分!!
その間、とある中学校の終業式後のホームルームで、
女教師である松たか子が荒れる教室で「告白」をはじめます。
このシーンの力強さが半端ない。

その後も、さまざまな人の告白でこの力強いままストーリーが進みます。
今の子供たちの闇がわかる気がします。

見終わった後、何とも言えない気分になります。
決して明るくはないです。
でもキレイでもある。
エンドロールで映る夕焼け空のように。

映画「幸福のスイッチ」

2010-05-15 14:39:43 | 映画
★★☆

田舎の電気屋さんの三姉妹の物語。
父親が入院ということで、
東京でイラストレーターをしていた次女(上野樹里)が会社を辞めて帰ってくる。
田舎の電気屋の特徴であるアフターケア主義であることに
東京帰りの次女は相容れない。
それが相変わらずお客様第一主義を貫く父親に感化されていき、
その考え方に影響を受け始める。

映画のラスト、少女が電池仕掛けのオルゴールが壊れたといって持ってくる。
原因は単なる電池の+-が逆なだけで、次女が入れ替えると
オルゴールが鳴り始める。

都会の生活でエネルギー切れだった次女にとって、
この電気屋での体験で、また+-を元に戻して、歩き始めるというラストが印象的。

淡々と。決して一番館ではかからない映画です。
のんびりと観ましょう。


3姉妹が関西弁。
祖父母がいる和歌山に近いなぁと思いながら観ていたら、
予想どおりロケ地は和歌山県田辺市。
陸の孤島、和歌山県です。
この映画に描かれている街の電気屋と大型量販店の問題が
実際に起きているのだなぁと思ってしまう。

映画「プレシャス」

2010-05-04 16:07:01 | 映画


★★★

ハーレムに住む黒人&肥満女性で性的虐待を受け、二児の母であり、
文盲であるという女性の立ち直りを描いた作品。

映画の冒頭付近に
「教室の後ろに座っていたら、誰かが来て私の人生を変えてくれると思っていた」
という意味のフレーズがでてくる。
それが映画の最後には、
「私の人生は私が決める。なぜなら私は自由だから」
となる。
それまでには、母親からの虐待をはねのけるということが描かれている。

映画を通して思うのは、教育の大切さ。
「知らない」ということは本当に可能性を奪ってしまうのである。
そして、発展途上国でもないアメリカで、このような状態があるということで、
アメリカの闇を観た気がする。

ところで、この映画には、カウンセラー役でマライアキャリーが出ている。
すっぴん&黒髪で全然わからなかった…。
個人的には、こちらの地味な方がいいと思います。
あと、看護士役でレニークラビッツも出演。
おいおい本業はやっているのかい?

映画「第9地区」

2010-04-29 16:31:15 | 映画


★★★★

「アバター」とともに今年観ておくべき映画。
これまでの映画の定説である「宇宙人は強い!」という設定を覆す宇宙人の設定。
友好的な宇宙人であったの代表が「ET」。
反対に宇宙人とは高度文明を持ち地球征服をしに来る映画の代表が、
「インディペンデンスデイ」だとすると、本作はそのどちらでもない。
南アフリカにやってきた宇宙人。
帰る術がない彼らは、強いのだけど、弱い。
そしてヨハネスブルクに20年もの間、隔離エリアに住まわされ、
それはスラム街のようになっていっているという設定。

「エビ」と言われている宇宙人は、はっきり言って気持ち悪い。
大画面のスクリーンで動き回る宇宙人は、
最初の1時間ぐらい気持ち悪い意外の何物でもない。
(テレビCMでは宇宙人にモザイクを入れていたが、これは正しい。
この姿を観るだけで、気持ち悪くなるし、これを2時間観ると思うと
映画館に足を運ばなくなるでしょう)

しかし、ストーリーが進むにつれて、親近感が生まれてくるのである。
ここが不思議なところであるし、監督の腕なのであろう。

南アフリカという設定からもアパルトヘイトを彷彿とさせる。
「地球人」と「宇宙人」という設定を「黒人」と「白人」ということに
置き換えるのは簡単であろう。
そして黒人に対して持っていた白人の相容れない
生理的に受け付けないという感情がこの「宇宙人」の描き方に表れている。
もし自分がアパルトヘイト時代の南アフリカの白人だったら、
おそらく疑いもなくこの感情を持っていたのだろうと思ってしまう。

物語は、全てを解決しないで途中で終わる。
それが現在の南アフリカの、解決途上ということをも表わしている。

今年は、南アフリカイヤー。
「インビクタス 負けざる者たち」とは全く違う角度から
南アフリカを描いたということでも観ておくべき1本。


■映画「インビクタス 負けざる者たち」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/8e3056e90043d487c67a5b31ae2ef113

映画「タイタンの戦い」

2010-04-17 22:29:26 | 映画
★★★

まぁ、お金を返せとも思わないけれど、DVDでももう一度観るかと聞かれると、
絶対にもう一回は見ないなぁという映画。

ハリウッドにありがちなアクションロードムービー。
これが3時間だったら、絶対に飽きてしまう。
2時間を切る中でコンパクトにまとまっていたので、
ドキドキしながらで、観終えることができた。

ちなみに主役は、アバターでも主役をやったサム・ワーシントン。
すでに3Dで2作品に主演。
すっかり3D俳優です……。

映画「アリス・イン・ワンダーランド」

2010-04-14 23:36:28 | 映画


★★★

アメリカでは、「アバター」を抜いたという触れ込みの3D作品。
監督ティムバートン、主演は盟友のジョニーデップ。
この並びだけで期待してしまう。
彼らが今回選んだ題材は、「鏡の国のアリス」のその後。
題材の目の付けどころもさすが。

もともとアバターの予告編で観たときから、
ちょっとイヤな予感はしていた。
3DのIMAXで観たのだけれど、アバターがあまりに技術が凄すぎて、
この作品の3Dが残念だったということである。
本当に3Dでやる必要があったのか。
ファンタジーという世界が3Dに合っていただけなのか…。

お話は分かりやすい復讐劇。
まさに万人受けする作品である(ティムバートンらしくない)。
だからヒットするだろうけど、
やはりちょっと納得いかないと感じるのは僕だけなのか。
ディズニーランドのアトラクションを
体験いるような感覚になってしまうのです。

ただ、この映画の魅力のひとつは、
アリスを演じているミア・ワシコウスカ。



本当に綺麗。まさにこの映画のための女優と思ってしまうぐらい、
青が似合う透明感あふれる女優です。

それにしてもティムバートンとジョニーデップって、
昔から同じようなことしてますね。