Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

映画「グランドイリュージョン」

2013-10-30 19:35:08 | 映画



★★★☆

4人のマジシャンが集まってチームを結成。
そのチームがラスベガスにいながら、パリの銀行を襲う。
ここからがFBIとのイタチごっこを繰り広げる。

全編に様々なトリックが仕込まれ、披露そして暴露していくという展開。
非常にスリリングな展開が売りだと思います。
ただ、少しもたつくのはなぜでしょうか。
思うにこのマジシャン集団、4人いりません。
3人でOKだったと思えます。
それぞれのメンバーの特色もそれほど生かされていません。
そこが残念。

(これだったら1人にスーパーマジシャンでできたのではと思ってしまう。
少なくとも2人いればストーリーとしては成り立ちます。)


ただ、最後まで裏をかかれる展開は、素直になれば面白かったし、
マジックネタをいくつか見させてくれるのも楽しい。
あとお気に入りのマジックは、冒頭のカードマジック。
下の動画の冒頭のマジックです。
何回か観るとタネがわかりますが、劇場では騙されました…。

■YOU TUBE/『グランド・イリュージョン』天才たちのマジック披露



マジックってタネを知ってしまうとつまらない
この映画も同じく、
素直な気持ちで観る初見が一番面白い

あいちトリエンナーレ2013

2013-10-29 19:34:47 | 日記
前回に引き続き仕事でも少し関わった「あいちトリエンナーレ」。
いよいよ最後ということで、観てきた作品、会場のまとめを。


<愛知県美術館>


前回に引き続きメイン会場。
オノヨーコなど有名アーティスト作品が展示されていますが、その中でいくつか気になった作品を。



今回のメインイメージとなっているヤノベケンジのサンチャイルド。
芸術文化センターのB2に展示されたこの作品。
数年前、豊田市美術館で観たときは衝撃で、それ以来気にしていたヤノベさん。
やはりインパクトあります。
あと館内の「太陽の結婚式」も美術館に結婚式を持ち込むという発想。
挙げた人はオリジナリティあふれる結婚式で羨ましい限りです。




ダン・ペルジョヴスキというルーマニアの作家の作品。
西側・南側に広がる回廊のガラス面に描かれた作品は、名古屋の街に溶け込んで、
何とも言えない空間を作り出していました。
こんな場所があったなんて、この作品があるまで気づきませんでした。



<名古屋市美術館>


美術館の建物の導線自体を変えてしまった建築家の青木淳が館内を丸ごと使っています。
しかし、個人的に興味を惹いたのはは美術館の屋外の小道に作られた
藤森照信の「空飛ぶ泥船」。






その日は青空が広がっていることもあり、白川公園の緑と泥船の茶色が、
どこか寓話に出てくる世界のようでした。
白川公園ってイメージ悪いですが、
高木が多くてすごく緑が多い良い公園ですよね。
それを再認識させてくれました。



<長者町会場>


前回この街で行われる芸術祭ならではの面白さがあった長者町会場。
今回は、ちょっと残念なカンジでした…。
今回のトリエンナーレの目玉であっただろう奈良美智作品が飾られていますが、
どう揉めたのかTHE WE-LOWSとしての出品ということで、小規模展示にとどまっています。



併設されたカフェは、奈良ワールドが好きなものあつめた非常に雰囲気のあるものでした。
会期中にも結構な頻度で来られていたそうです。
ただやはり僕の中では、レイキャビクで観た個展の素晴らしさを思い出してしまいます。

長者町会場でひとつあげるのであれば、Nadegata Instant Partyの「STUDIO TUBE」かなぁと。
まず展示されている中部電力本町開閉所跡地というシチュエーションが素晴らしい。
普通ならばマンションにでもなってしまいそうな立地にこんな場所があったとは。




ここを仮想の映画撮影所と見立てて、地域の住民が参加して映画を撮影している。
映画自体は正直「うーん」というものなのですが、
最後の作品とエンドロールは一見の価値あり。
そこには喜びと悲哀を感じえずにはいられませんでした。
それは一時は、日本三大繊維街として栄えた栄光と、現在の寂しさの悲哀、
そしてこうした作品を通しての街の一筋の光を感じるという、
この街の歴史を感覚的に味わえたからだと思います。
街で開かれるトリエンナーレらしい作品でした。



<納屋橋会場>


前回につづき、昔はボーリング場だった倉庫を展示スペースとして会場になっている。
今回、一番印象的な作品が多かったのでないでしょうか。

まず入ってすぐの下道基行の「境界」をテーマにした作品。
地図上の境界や混浴の境界などさまざまな境にスポットを当てた作品。
ボーダレスが叫ばれる中で「境目」というものを
そして何といっても名和晃平の「フォーム」という泡の作品。







暗い巨大な部屋の中にあふれ出る泡。
静な部屋に響き渡る「プチプチ」という音。
一見、雲の中のような風景だが、それは生き物のように成長してもいる。
不思議な空間で、ずっと見ていても飽きません。
それは良い作品の証拠のような気がします。


今回は岡崎会場も増えて拡大したあいちトリエンナーレ。
街を舞台にしたアートイベントということで面白いのですが、
やはり前回よりも長者町会場がつまらなくなっているのが残念。
やはり街を歩きながらアートスポットを探すことって本当に面白いことだと思います。
遠方からの方は、知らず知らずのうちを街を探索するわけですし、
地元の人は再発見につながります。

もうひとつこのイベントの残念なのは継承するものがあまりにも少ないこと。
基本的には壊してしまいます。
越後妻有が面白いのは過去の蓄積がある上につくるので、
回を重ねるごとに作品の厚みが増します。
あいちトリエンナーレにはそれがない。
(管理の問題や都市での開催の宿命かもしれませんが、
それならば岡崎会場などは継承していってほしいです)


住む街が面白い街になりますように。

映画「トランス」

2013-10-23 21:54:27 | 映画


★★★★


トレインスポッティング、スラムドッグミリオネアのダニーボイル最新作。

今回のテーマは、催眠術。
絵画オークション会場で起った強盗事件。犯人の一人である主人公。
しかし強盗中に記憶喪失になる。
この記憶を取り戻すために通わされるのが催眠術。
記憶を取り戻すごとに明かされてく主人公の過去。
美術作品を生かした部分もあり、そこもこのテーマならではです。
巧みな脚本に脱帽です。
(スラムドッグもその脚本に脱帽でしたね。)

もう一つ、トレスポ時代から音楽に定評のあるダニーボイル作品。
今回もUNDERWARLDのリック・スミスが音楽プロデュースをしているだけあってさすがです。
ぜひ映画館の大音量で聞いてもらいたいです。


■Emeli Sandé | Here It Comes (ft. Rick Smith) - Trance Soundtrack



ダニーボイル作品の中では、代表作にはならないだろうけど、
小粒ながらも腕が光る一作。
新人の監督がこの作品を撮ったら一躍大ヒューチャーされるでしょう。
良質な大人の知的エンターテイメントとしてオススメの一作です。

沖縄旅行記~雑感~

2013-10-22 20:33:07 | 旅行記
今回の沖縄旅行で思った雑感のまとめです。


●LCCの普及でマイルの価値の希薄化

クレジットカードのポイントといえばマイルというのが一昔前まで当たり前でした。
今回の旅行も航空券はマイルで購入しています。
特典旅行でマイルを一番活かせるのが、沖縄や北海道といった長距離国内路線との交換でした。
しかし昨年以来のLCCの本格就航でそういった路線にもLCCが飛ぶようになってきています。
沖縄線などはまだまだですが、札幌線はLCCがかなり進出してきています。
一方海外、東南アジアやヨーロッパではすっかりLCCでの移動が定着しています。
こうなってくるとマイルの価値が下がってきています。
マイル一辺倒のため方も再考の余地が出てきますね。


●レンタカー移動は必須


今回も空港から滞在中ずっとレンタカー移動でした。
沖縄で子供連れとなるとレンタカーは必須です。
予約の際、比較サイトを使うと予想外にトヨタレンタリースが一番安かったです。
比較サイトはチェックしましょう。
※美ら海水族館のレンタカー率の高さは異常でした…


●美ら海水族館は割引券がある!


レンタカー屋やコンビニなどあちこちで美ら海水族館の割引券が売られています。1割引で購入できます。
また夕方入ると3割引にもなります。
ご活用を。


●3泊以上の滞在ならコンドミニアムがオススメ

コンドミニアムの魅力に気づいたのは、海外リゾートでした。
日本ではまだまだ普及していませんが、
キッチン付きのコンドミニアムは食事代などを考えるとお得です。
人数が多いファミリーの方などはコンドミニアムを
基地にあちこち回るスタイルがオススメです。


●沖縄にはカフェが多い

本島のあちこちに最近できたと思われるおしゃれカフェが点在いています。
レンタカーを走らせてカフェ巡りが楽しくなりました。
それぞれのカフェが海、山といったシチュエーションを活かそうと考えられています。


●昼暑すぎ、朝・夕を有効に

春~秋にかけてはやはり昼間暑すぎです。ぐったりしてしまうので、朝・夕時間を友好に使うのがよいです。
昼は、だらっと昼寝やカフェでまったりなんてのがリゾートっぽいですよね。


●三線ライブは楽しい

那覇での最終日の夜に行った居酒屋が三線ライブを聴かせてくれました。
オーディエンス参加型のスタイルがいかにも沖縄的で刺激を受けます。
旅の思い出としてよい晩でした。


●戦争の跡と沖縄人の明るさ


沖縄人の性格を象徴するのが「なんくるないさー」ですが、
その明るさと対比して戦争の悲劇がつきまといます。
南部に散らばる戦争の悲劇を伝えるモニュメントはもちろん、
中部のあちこちにある基地が否が応でも戦争の代償というものを感じざるおえません。


●米軍基地について

米軍キャンプでのフリーマーケットや嘉手納基地を覗いて感じたのが、その手入れが施されている点。
広大なのは地図上からもわかりますが、芝生が綺麗に手入れされていることには驚きました。
アメリカらしいというか…。芝生って結構手間がかかると思うのですが、
お金かかっているだろうなと思ってしまいます。
まぁ日本からの「思いやり予算」がでしょうか。
(ちなみに僕自身は、米軍出ていけなんてことは思っていませんので…)


●「軍用地求む」という看板



沖縄のあちこちで見かけた沖縄らしい看板がこの「軍用地求む」というもの。
いろいろ調べると軍用地というものは元々地主がいてそれを国が借り上げて、
借地料を払っているのだという。
それに目をつけた投資用の不動産という一面があるのだという。
なるほど…。
どれぐらいの利回りなのかは分からないですが、そういう資産運用があるとは驚きでした。
基地の重要度に応じて、土地の値段が変わり、利回りが変わっているという仕組み。
(返還のリスクが少なくなるということです)
さらにそうした土地を中国人などが買っているという動きもあるようで、
何とも恐ろしい現実です。


とまぁ沖縄の陽と陰を感じた沖縄本島旅行でした。
次行く時は、離島でだらっと過ごしたいです。

沖縄旅行記~グルメ編~

2013-10-21 22:28:59 | 旅行記
5泊6日の沖縄旅行。
レンタカーを借りて、本島をぐるぐると回ったのですが、
そこで感じたのがオシャレカフェが異様に多いこと。
今回はグルメを切り口に、回ったグルメスポットをまとめてみました。


● Vambo Luga(港川)




最近注目のエリア、港川の外人住宅をリノベーションしてできたCAFE。
那覇からも車で20分ほどです。
一般の住宅を改造しているため、それほど広くはない店内ですが、
一部を板敷で靴を脱いで上がれるようになっているのが、子連れには助かります。
味は、そこそこ。
女子旅的にはアリなんでしょうね。


● シーサイドドライブイン(恩納村)




国道58号線から少し外れた場所にある古きアメリカを思わせるドライブイン。
本土復帰前から営業しているという。
朝食代わりにメニューのシーサイドサンドを食しました。
なかなか美味い!
こうしたレトロアメリカを感じられるのも沖縄の魅力のひとつ。


これがシーサイドサンド450円‼ 小腹がすいた時にはこういうのがちょうどいい‼!



●ほるとの丘(屋我地島)


屋我地島にある港のみえるパンケーキ屋が有名なカフェ。
できたばかりのようで、白い建物が印象的で非常に綺麗です。
非常に場所がわかりにくいです。

カフェからは木々の間から運天港が見えます。
この運天港からは数便のフェリーが出ていて、時々それらの船がゆっくりと入港してきます。



パンケーキ押しのようです


あと、同じ敷地内にギャラリーも併設していますが、一番の驚きは一席だけの美容院があること。
お母さんが切っているようです。
港が見える丘の美容院とカフェとギャラリー。
映画に出てきそうな設定です。


●UKAUKA(瀬底島)



伊江島からの帰りにランチにたちより。
本当は、「花人逢」という今帰仁の有名ピザ喫茶に行ったのですが、
2時間待ちというありえない人気でしたので、こちらへ。

瀬底島という本部港から延びる瀬底大橋を渡っていける島にあるカフェ。
テラス席から瀬底大橋が見渡せる新しいカフェ。
テラス席がおすすめです。
全然関係ありませんが、となりがリゾート分譲地で、結構な値段がしていて、
これなら名古屋にマンション買うのとそう大差ないということに驚き。


●HEARTH cafe~SUNABE parlor~(北谷町)



北谷町の海沿いにあるカフェ。
北谷のアメリカンビレッジからすぐです。
周辺に軍施設も多いので、この日もアメリカ人カップルが来ていました。
海沿いなのだが、堤防があるためせっかくの眺望は拝めなかったのが残念。
とはいえ、海が拝めるカフェがあちこちにある沖縄では、




夕暮れ時ということで、スイーツを食しました



●山の茶屋 楽水(南城市)



海が見えるカフェのはしりだそうです。
高台に建てられて、窓面に贅沢にカウンターを設置したカフェ。
開け放たれた窓からはなかなかの絶景を見ることができます。
崖面が家内部にむき出しになっているなど特徴的なカフェでした。

ただ一つ解せないのは、料理の値段がどんどん上がっているところ。
定食だと1500円もする…。
これには閉口でした。
まぁこのシチュエーション代とも言えますが。


¥1,500の定食。健康的なお味です。



●ブランジェリーカフェヤマシタ(うるま市)



海中道路をこえて、平安座島に入ってすぐにあるパン屋さん。
カフェスペースも併設しています。
おばさんが一人でパンを焼いて、接客もしていました。
パンとしの味は、正直今一歩なところな感もありますが、
シチュエーション勝ちでしょうか。
おばさん一人で、離島でパン屋さん。映画になりそうですね。
(話してみると、とても気さくな方でした)


ほどほどに小さく、整然としすぎていないのも雑貨女子的にはOKなのでは



●島唄ライブ 樹里(那覇・国際通り)



那覇に来たら是非体験したのが、三線ライブをやってくれる居酒屋。
子連れだったので色々調べて、「樹里」という国際通りから一本入った居酒屋にしました。
ライブでは、「金子えみ」さんという方が三線を披露してくれました。
後でテーブルを回ってきたときにお話しを聞くと、
この方、もともと神奈川出身で沖縄の歌に魅せられて沖縄に移住してきたという。
今はお子さんもいるという。こういう人生もあるんですね。

ライブでは、それぞれのテーブルのお客さんをいじったり、
新旧の曲を織り交ぜて演奏してくれました。
途中、前のテーブルのおじさんが、勝手にステージの袖にいって、
沖縄のカスタネット三板(さんば)を
配ってくれたり最後には全員立ち上がって踊る姿はこれぞ沖縄ですよねという光景。
BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」が素敵でした。

■YOUTUBE BEGIN/オジー自慢のオリオンビール




沖縄のカスタネット 三板(サンバ)。こうやって持って、反対の手でこするように音を鳴らします。




まだいくつか回りましたが、主なところを記載しておきました。
本当に沖縄のカフェの新設ラッシュでした。
(京都も同じようにカフェラッシュですが)
内容としては、多くに共通するものがありますが、
休暇ならではなカフェめぐりドライブも楽しいです。
沖縄の日中は、暑すぎなので、午後はカフェでまったり過ごすなんて素敵ですよね。
行きつけのカフェを見つけて、そこで2~3時間ぼぉーとして本でも読んでいたいです。
あと、最後の三線ライブは是非沖縄に行ったら体験してみてください。
ちょっと旅先の気分が味わえます。