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Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

映画「マイレージ、マイライフ」

2010-03-22 21:35:42 | 映画


★★★

年中出張ばかりしている主人公、ジョージクルーニー。その仕事は首切り人。
目標は、1000万マイルをためること。
人生哲学は、バックパックに入らない荷物は背負わないこと。
なので、家族がいるわけでもない。

コメディかと思いきや、意外と人生ドラマ。
コメディで作っても面白い設定だったと思う。
でも、人生ドラマらしく面白いフレーズがちりばめられています。


作中から。

「なぜ子供がスポーツ選手にあこがれるか?それは夢を追っているからだ」
そう言って、首を宣告し、ちょっとだけ夢を持たせます。

「結婚は、確かに妥協だ。しかし、よく考えてみよう。
人生で楽しかった時は、ひとりだっただろうか?
逆に、結婚を思い悩むときは、一人だったのでは?」

映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」

2010-03-06 23:30:09 | 映画


★★★★

テレビシリーズは、時々たまたま点けたらやっていた程度にしか観ていなかった。
なんとなくの設定はわかっていた程度で映画館へ。

とにかく無駄なく、いきなりゲームスタートである。
「エデンの園」ゲームと呼ばれる金・銀・赤のリンゴを使った心理ゲーム。
このゲームを13回繰り返し勝者を決めるというのが
ファイナルステージである。

とにかく2時間、スクリーンに釘づけなのである。
13回のゲームで毎回、どんでん返しが起こる。
というかずっとどんでん返しです。
様々なシュミレーションが想定される中、練られた脚本。
部屋を一つ作るだけのセットという低予算ぶりも個人的に好感が持てる。
昔、「CUBE」という低予算での名作があったけど、それを思い出させます。

人間というものは欲深いもの。
それを「エデンの園」というところで明かされるという、
非常に深い物語。

エンドロールの最後、観客のこころが試されます。
「これは、本当に●●●●●なのか」

映画「インビクタス 負けざる者たち」

2010-02-28 10:18:08 | 映画


★★★★

クリント・イーストウッド監督作品ということで、期待が高まる。
ネルソン・マンデラが大統領に就任し、ラグビーを通じて、
国が一つにまとまっていくという実話を基にした作品。
マンデラを演じるのは、モーガン・フリーマン。
さすがの存在感である。
そしてラグビーチームのキャプテンを演じるのが、マッド・デイモン。
こちらも、成長中の青年を熱演している。

実際、ラグビーに関しての知識は、僕自身あまり無いのだけど、
それでもスポーツで国が一つにまとまるということを上手く表現できている。
今の日本でもそういうことがある。
ちょうどバンクーバーオリンピックで、浅田真央を応援するように、
野球のワールドシリーズを観るように。
誰もが同じ方向を向くとき、そのエネルギーは莫大である。
(もちろん正しい方向でないと大変なことになるけど)
その辺のことをマンデラはわかっていたのだと思う。

もちろんこの作品の根底に流れるのは、人種問題。
白人社会からの人種開放運動の末の新政権。
時代が変わるときの不安感や警戒感もよく表現されている。
そこでマンデラが説いたのは「赦し」ということ。
ちょっと勉強してから観るのが、いいと思う。
人種問題に関心を持った人は、映画「ホテルルワンダ」もお勧めします。
(こっちは、もっとディープですが、考えさせられます)
本作は、ラグビーという軸もあることもあり、
重く描かないところが、イーストウッド監督の技なのだろう。

今年は、サッカーW杯。南アフリカを理解する上でも観ていて損のない一作。


■映画「ホテルルワンダ」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/bb3d7f77f064d20b11c4bab1a70b34e6



I am the master of my fate.
I am the captain of my soul.

私が我が運命の支配者
私が我が魂の指揮官なのだ

映画「ゴールデンスランバー」

2010-02-24 19:56:40 | 映画
★★★☆

主演は、堺雅人。
最初はなんで?と思ったが、その設定を見て納得。
人をすぐに信じてしまう主人公が首相暗殺犯に仕立てられてしまう。
この「人を信じる」ということが、この作品のポイント。
芸能界イチ、人の良さそうな堺雅人が適任というわけである。

あと、タイトルはビートルズの「Golden Slumbers」から。
後期の曲で、『黄金のまどろみ』という意味だそう。
音楽は、斎藤和義監修。
デビュー曲が「僕の見たビートルズはテレビの中」というぐらいだから、
これも適任。

後半、結構バタバタだったのが少し残念。
とは言え、スリリングなテンポで気持ちよく楽しめました。


■ゴールデンスランバー
http://www.golden-slumber.jp/


「信じるものは、救われる」


映画「キャピタリズム マネーは踊る」

2010-01-21 21:17:33 | 映画
★★★

マイケルムーアの最新作は、資本主義(キャピタリズム)が相手。
サブプライム問題以降、その限界も見え隠れする資本主義経済に対して、
監督がわかりやすく描き、恒例の突撃取材もする。

ただ近作は、あまりにも相手が巨大すぎて、
どこの矛先を向けていいのかわからないというところか、
いまいち切れ味が悪かったと思う。

それでも資本主義とは?民主主義とは違うのか?あたりなどを
順を追って説明しているあたりはわかりやすく、
群衆が立ち上がろうとしているあたりまで描かれてある点もなるほどと思わせる。

作品中、ひとつのビジネスパターンとして紹介されているあるパン工場の話。
この工場では、従業員全員の給料が同じで、多数決で会社運営が決まっていく。
この場合の方が、生産性が上がったそうである。
ある程度の規模までのビジネスモデルとしては、参考になる。

映画「アバター」

2010-01-11 20:07:34 | 映画


★★★★☆

当初は、3D映画ということで、どうせCGバリバリのつまらない映画でしょ、
と思っていてのだけれど、まわりの評判があまりにも良かったので
観に行くことに。

観た感想は、これは「面白い」とかどうかというより「観に行くべき」映画。
おそらく「2001年宇宙の旅」や「スターウォーズ」、「フォレストガンプ」の
ような映画の歴史を塗り替える映画になるであろう。

それほどまでに3Dを大迫力でこれほどまでに
精彩に描き出している衝撃が大きい。
3Dは、最初は違和感があったもののすぐに慣れる。
(人間の脳ってすごい…)
これまでのCGの欠点は、人物描写である。
それがこの映画では、あくまで自然なのである。
もちろん、3Dならでは空中での映像、
特に空に浮く島の描写は、思わず声が上がるほどの美しさである。

ストーリーは、よく言われているように、あくまでも古典的、オーソドックス。
最新の技術でオーソドックスな物語を描いた点に
この作品のポイントがあったと思う。

このあたりのさじ加減は、さすがジェームスキャメロン。
「タイタニック」「エイリアン2」と映画史に残る作品を
出している監督だけはある。

*あとシガニーウィーバーが出ています。やはり強し!

映画「BEFORE SUNSET」

2010-01-06 22:24:21 | 映画
★★★★

「恋人までの距離(原題:BEFORE SURISE)」の続編。
9年後のパリでの再会を描いている。
9年前のウィーンで一晩の恋物語の半年後の約束は、男は守るが、女は守れず。
このあたりは、やはり男は過去の恋愛を引きずるということが表れている。

しかし当時23歳という設定だった二人には、その一晩の恋愛が忘れられない。
思い出は美化される。
あの人にもう一度会いたいという思いが、二人とも募っているのがわかる。

今作も前作同様、ほとんど会話でのみの構成。
大人になった二人の会話劇がおもしろい。

前作とつづけてみると、ジュリー・デルピの英語力が上がっているのが分かる。


彼らの設定が僕の年齢にも近い。
僕だったらどうしたのだろうと考えてしまう。

映画「恋人までの距離(ディスタンス)(原題:BEFORE SUNRISE)

2010-01-05 22:07:39 | 映画
★★★★

お正月にDVDで。
ユーロトレインの中で初めて出会ったアメリカ人とフランス人の
ウィーンの一晩限りの恋の物語。

この映画、ほとんどが会話で構成されている。
登場人物もイーサンホークとジュリー・デルピの2人のみ。
初めて会い、惹かれあう二人は、旅先での出会いらしく、
二人の人生観、恋愛観を夜通し語り合う。

そういえば、自分もある女性が海外に行くというタイミングで、
5年分ぐらい居酒屋で話し合ったなぁということを思い出してしまう。

また、旅先というのもいい。
自分の持論としていうと、旅先は男も女も5割増しである。
「みんな喋りたがっている」と言ったのは、タモリだが、
海外ではその状況はさらに強くなっている。

彼らはひたすらウィーンの街を歩き、カフェやバーや公園に行く。
(お茶しすぎやろという突っ込みはおいておいて…)
最後に、彼らは半年後の再開する約束で別れるというシーンで終わっている。

今作は、あくまで一晩の物語で、
それが彼、彼女の人生のひとつの思い出となっていることは、
続編の「ビフォア・サンセット」で描かれている。



この映画を中学生の時に観ていればもっと英語を勉強したと思う。
英語ができるようになって、
この映画のように列車の中で素敵な出会いをして……。

2009年の映画ベスト3

2010-01-02 15:30:01 | 映画
劇場で観た作品は、25本。
これを対象として評価すると。


第3位 ジェネラルルージュの凱旋

堺雅人がいい。岐阜大学病院のロケというのも親近感があってランクイン。


第2位 グラントリノ

クリントイーストウッド作品。
ザ・アメリカの憂鬱がドンと描かれている。アメリカの闇が分かる。


第1位 サマーウォーズ

日本の良き夏が描かれている。「となりのトトロ」の現代版である。
監督の細田守氏のすごさが分かる。
同監督の「時をかける少女」も同じく素晴らしい。


*今年公開という意味では、DVDで観た「スラムドックミリオネア」が1位。
素晴らしい脚本。そしてインドというタイムリー性。
音楽のセンス。全てが素晴らしい。さすがアカデミー賞受賞作品。



ちなみに、
ワースト1位は、「アドレナリンハイボルテージ」。
予告にだまされた…。

映画「マダガスカル2」

2009-12-26 17:59:02 | 映画
★★★

前作を見ていないけれど普通に楽しめました。

ストーリーとしては、よくある起承転結がついたお話。
だけど、サルの労働組合や嫌味で喧嘩好きなニューヨーカーなど大人が笑える
社会派ネタも随所にちりばめられている。

ペンギンの機長たちがカワイイ。

映画「This is it」

2009-11-24 20:50:44 | 映画



★★★☆

もうすぐ公開が終わりということで、やっと観てきました。
前日にNHKで深夜にマイケル特集をやっていて、テンションあげて行きました。
(このNHKの特番がすごくて、スリラーのノーカット版とか、民放ではありえない贅沢な特番でした。フジテレビのバカ特番とは大違い。)

三連休の中日のレイトショーだったけど、200人の劇場はほぼ満席。
こんなに映画館に人がいるなんて、、、。
まるで、スリラーのPVやん!って突っ込みを入れていました。

さて、内容ですが、2時間のドキュメンタリーは長いなぁと思って臨んだけれど、
そんなことはなく、あっという間でした。
ロンドン公演のリハサールをつなぎ合わせた構成。
「ファンのみんなが聴きたい曲をやる」と言っていた彼の言葉通り、
ヒット曲オンパレードの内容。
彼の演出に対するこだわりと思いが伝わってきました。
スタッフへの指摘もLOVEの有る言い方。
彼らしい優しさをを感じます。
ビリージーンのためとか凄かったなぁ。
最後上映が終わると拍手が起きた。
劇場で拍手が起きたのは、「千と千尋の神隠し」以来かなぁ。


今回、劇場がこんなに混んでいて、
前から2列目という普段なら観るのをあきらめる位置での鑑賞。
しかし、楽曲が多くで字幕が少ないせいもあり、かなりの迫力で楽しめました。

おすぎが言っていました。
「この映画は、一番前で観るのがいい。なぜならスターは、見上げるものだから」

映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

2009-11-20 22:52:07 | 映画



★★★☆

ピクサー作品のアニメーション。
ピクサーにはずれなしと期待していくとちょっと肩すかしかも。
期待せずにいくのなら、ちょっとウルッともくるかも。

カールじいさんが、
子供のころに妻と誓った冒険の約束を果たす冒険ロードムービー。
少年時代から妻と死別するまでの人生を10分で見せてしまう
オープニングは、神がかっていた。


以下、ネタばれ。

ロードムービー全体に言えることだが、冒険を果たした後、どうするのか?
冒険を果たしても、妻はもどらない。それは果たして嬉しいことなのか?
それがきっちり描かれている。

映画内の言葉。
「ありがとう。あなたは、新しい冒険にでてね」
そんな言葉が胸に染みます。


(追記)
この前、「スッキリ」でこの映画のオープニングをノーカットで流していた。
おいおいここが一番いいのにこれを見せてしまったら、
がっかりするだけだぞ!!

映画「沈まぬ太陽」

2009-11-15 20:20:00 | 映画



★★★

3時間22分の超大作。
途中10分の休憩をはさむという、
これはミュージカル?と思うような大作っぷりである。

御巣鷹山の墜落を基に「国民航空」という航空会社の裏幕を描くのだが、
誰の目にも「日本航空」がモデルというのがわかる。
あまりにもリアルな実情に映画化不可能と言われた原作。
よりによって「JAL問題」が勃発しているこの時期の公開とは、、、。

「日本航空には乗らない」とか「JALに税金突っ込むのは反対」なんてことは
置いておいて、観て思ったのは、
出てくる人々がどういう形であれ信念を貫いている点。
主人公の渡辺謙は、家族を犠牲にしても自分の正義を貫く。
経営側にたった三浦友和も彼なりの「会社のため」という信念を曲げない。
三浦友和の愛人である松雪泰子も、三浦がやっていることは正しいとは思わないが、それでも愛する人のために動いてしまう。
渡辺謙の妻である鈴木京香は、主人が正しいと思うことをそっと後ろから支える。
香川照之にいたっては、冷飯を食わされた揚句、悪事に手を貸さざる負えず、
そのことを苦に自殺までしてしまう。

彼ら彼女らの姿勢は、僕たち「失われた世代」以降の年代には理解できない。
(主人公の渡辺謙ですら共感はしないし、そうなりたいとも思わない)
なぜそこまで「会社のため」ということに固執するのか?
これは、古き時代の日本を描いた作品である。

映画の最後に、渡辺謙の息子がそのことを指摘している。
「腐った会社」の一角を作った人たちと
「腐った会社」だけども少し光に希望を求め残る人々。
そんな古き日本的な考え方が見え隠れする作品だった。

映画「なくもんか」

2009-11-13 20:21:42 | 映画
★★★☆

『舞妓Haaaan!!!』のクドカンと阿部サダヲコンビのコメディ。
前半の小刻みでテンポの良い笑いは、さすがクドカンの脚本である。
しかし、クドカンの脚本らしく、後半失速。。。
沖縄行った後のダレ具合はひどい。

とはいえ前半は、阿部サダヲの定番のキャラや竹内結子の意外なキャラ設定、
瑛太演じるお笑いコンビ「金城ブラザーズ」の小ネタなどで、
ずっと笑っていられます。

「金城ブラザーズ」が言っていました。
笑いのパターンは、7つしかないと。
うん、そんなもんだろう。
そんな7つのパターンを駆使して作られたであろう前半。

「エコ」とか「ロハス」を斜に構えて冷やかすあたりとか、
じわっと笑わせてもらいました。


くだらないことを真剣にやって目指す笑い。
それはそれは素晴らしい。
観に行っても損はない。

映画「サイドウェイズ」

2009-11-12 19:39:37 | 映画
★★☆

制作プロデューサーは亀山千広。
大作が多い彼が、箸休め的なカンジで作ったのだという。

ハイウッドのリメイクというせいか、いまいち乗り切れず。

「生き急いできた中年たちの回り道の1週間」
というテーマの男2人のロードムービー。

ナパバレーが舞台で、ワイン通だったら楽しめるのかなぁ。
若かりし頃の恋相手に再会するのだけど、そのほろ苦さとかは、いいなぁと思う。


「あの頃は、まだワインになっていない葡萄だったのよ」

と川島なお美もびっくりなワインコメントを言ってのける鈴木京香。
「私の血はワインなの」と続けるのではないかとヒヤヒヤしてしまう。



この映画で一番良かったのは、映画の予告編。
観たくなる予告編だったなぁ。

■YOU TUBE/サイドウェイズ 予告編


「寄り道してこなかった大人たちへ」というキャッチフレーズにやられた。