夕陽が眼にしみる―象が空を/沢木 耕太郎
なんとも変な構成の本でした。
前半は旅に関するエッセイ。
後半は著者による書評。
まず旅のエッセイは、さすが沢木耕太郎。
やはり分かりやすく、そして面白い。
安定感あります。
そして書評パート。
驚いたのが、批判も含めて書かれていること。
今まで読んだ本で良かった本を紹介することは多々あるが、
ここまできっちり批判部分も書かれていることはなかなかなかった。
それが、この本を読んだところの違和感につながる。
それは著者のジャーナリスト的で真っ正直なところが出ているのだろう
これに「違和感」と感じるということは、
僕自身が偽善の世界に毒されているからかとも思ってしまう。
ちなみに本書で著者が60年代に読んで、
その後内部で甦ることがあった10冊はこんなカンジでした。
・真鶴/志賀直哉
・晩年/太宰治
・何でも見てやろう/小田実
・薄桜記/五味康祐
・チャンスは三度ある/柴田錬三郎
・橋のない川/住井すゑ
・剣/三島由紀夫
・今昔物語/小林秀雄
・立原道造詩集/小林秀雄
・ゴッホの手紙/小林秀雄
ちょっと読んでみようかと思う。
なんとも変な構成の本でした。
前半は旅に関するエッセイ。
後半は著者による書評。
まず旅のエッセイは、さすが沢木耕太郎。
やはり分かりやすく、そして面白い。
安定感あります。
そして書評パート。
驚いたのが、批判も含めて書かれていること。
今まで読んだ本で良かった本を紹介することは多々あるが、
ここまできっちり批判部分も書かれていることはなかなかなかった。
それが、この本を読んだところの違和感につながる。
それは著者のジャーナリスト的で真っ正直なところが出ているのだろう
これに「違和感」と感じるということは、
僕自身が偽善の世界に毒されているからかとも思ってしまう。
ちなみに本書で著者が60年代に読んで、
その後内部で甦ることがあった10冊はこんなカンジでした。
・真鶴/志賀直哉
・晩年/太宰治
・何でも見てやろう/小田実
・薄桜記/五味康祐
・チャンスは三度ある/柴田錬三郎
・橋のない川/住井すゑ
・剣/三島由紀夫
・今昔物語/小林秀雄
・立原道造詩集/小林秀雄
・ゴッホの手紙/小林秀雄
ちょっと読んでみようかと思う。