赤丸米のふるさとから 越中のささやき ぬぬぬ!!!

「勧進帳」の真実、富山県高岡市福岡町赤丸村の消された歴史⇒「越中吉岡庄」から「五位庄」へ

🔴🔨 【第31回特別展 越中福岡の名刀】平成30年10月13日~12 月2日(宇多派の真髄に迫る)⇒【後醍醐天皇の庄園】 『越中吉岡庄(赤丸村)』に伝わった【宇多刀鍛冶の文化】!》

2021-04-14 | 旧町名 富山県西礪波郡福岡町赤丸














「出展目録」






◆宇多刀工の工房跡と伝わる赤丸村舞谷の「鍛冶屋町島」は赤丸城(※花山城)の山裾に在った。
(嘗ては、近くに精錬施設の「たたら遺構」も在ったと云う。)










期間 2018.10.13~12.2
場所 福岡歴史民俗資料館
富山県高岡市福岡町下向田字畔ケ谷内15(福岡公園内)
電話 0766-64-5602

交通 あいの風富山鉄道 福岡駅下車 タクシー 約10分
能越自動車道 福岡ICから車で約10分
国道8号線 小矢部市 三井アウトレットから車で約10分

【宇多刀工】は「越中吉岡庄」(福岡町赤丸鍛冶屋町島と伝わる)に大和国宇陀郡から移り住んだ南北朝時代の【宇多国光】を祖として江戸時代迄続いたと言う。その弟子は小矢部川水系に工房を構え、独特の地金を用いたとされる。南北朝時代迄の刀は特に【古宇多】と呼ばれて区分されている。
今回は【宇多国光】・【古宇多】を含み、富山県指定文化財も二振りを含む二十数点の展示。






●「越中吉岡庄 鍛冶屋町島」(※高岡市赤丸鍛冶屋町島)に工房を構えた【宇多刀の特別展示会】が開催される!!

今回は、2017年に続く第二回目。二十数点の宇多刀を集めた県内でも有数の「宇多」に焦点を定めた【宇多刀展】になる。
高岡市・小矢部市・赤丸村等の富山県各地に残る隠された名宝の歴史をご確認下さい。

今回は「富山県指定文化財 二点」や「特別保存刀剣 四点」、「宇多刀の祖」とされる「宇多国光」、南北朝時代の「重要保存刀剣 古宇多」等を含む「21点」の刀剣を展示。

■10月21日14;00からの学芸員解説には、「宇多刀工」の菩提寺「三光寺」(高岡市柴野十日市)の住職の説明も在った。(※「三光寺」は前田家菩提寺の「繁久寺」の末寺で前田利長の妻で織田信長の四女「永姫」(※玉泉院)が建立したと云う寺院。この寺には「宇多本家」の他、多くの「宇田」、「鍛冶」の宇多家の分家の墓が在る。「宇多派」は「宇多天皇を祖とする宇多源氏佐々木氏流」と云われ、後世の佐々成政、豊臣秀吉も同族に当たる。)

・展示された富山県指定文化財「小矢部市福町神明宮」の「宇多国宗」














■「越中吉岡庄」
「保元の乱」で「後白河上皇」が勝利して、藤原氏長者の「藤原頼長」から没官され、上皇の庄園の「後院領」に成った庄園。
その後、この庄園は「後鳥羽上皇」等の上皇庄園として伝領して、南北朝時代の「後醍醐天皇」迄、伝領した。その後、室町時代には「五位庄」と改名されたが、南北朝を合一させた「宇多天皇」の血筋の「足利義満」が庄園領主と成り、足利家菩提寺の「相国寺」、「等持院」、「等持寺」の庄園として存続した。




















■「宇多刀鍛冶」は宇多天皇を祖とする「宇多源氏佐々木氏流」と云われ、「太平記」の「神内合戦」にもその名前が見られ、同じく宇多源氏佐々木氏流高嶋氏の末裔の「豊臣秀吉の 遺品帳」にも載っている。(※「太閤記」加賀藩小瀬保安著)
室町時代に入ると宇多天皇系の「足利義満」の庄園「五位庄」に成った事も在ってか、「宇多刀鍛冶」も引続き存続した。
越中が「応仁の乱」の中心に成った「畠山氏」の所領で在った事も在って、戦国時代も引続き宇多刀の需要が多かった様だ。













■南北朝時代の大和国宇陀郡は、南朝方の伊勢国司「北畠親房」の支配下に在り、大和国宇陀郡は神武天皇以来崇敬されてきた「八咫烏神社」が鎮座する皇室とも最も密接な地域で在った。
大和国の刀は、平家の重宝「小烏丸」や皇室の重宝等を鍛え、「日本刀」の祖とも云われる「天国 アマノクニ」を祖とすると云われる最も古い歴史を持つ。その為か、古い神社の御神宝等にも「小烏丸」の形式(先が両刃の剣、元が片刃の日本刀)の刀剣が遺されている。









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