赤丸米のふるさとから 越中のささやき ぬぬぬ!!!

「勧進帳」の真実、富山県高岡市福岡町赤丸村の消された歴史⇒「越中吉岡庄」から「五位庄」へ

🌸📖 加賀藩の歴史を伝える「前田育徳会尊経閣文庫」⇒「金沢市立玉川図書館近世史料館」の「加越能文庫」!!

2021-04-14 | 富山県高岡市福岡町赤丸村




●加賀藩の史料を保管する「前田育徳会 尊経閣文庫」⇒史料を委託されている「金沢市立玉川図書館近世史料館」!!
・尊経閣文庫は学者が許可を受けた者しか利用できないが、この文庫の加賀藩の史料は金沢市立図書館に委託されて「加越能文庫」として保管され、そのデジタルデーターが一般の閲覧に供されている。その中の史料の写本は石川県立図書館の「森田柿園文庫」にも保管されるが、一時期、古書が大量に県外に流失した為に、最近もその写本が発見されている。









(※近年発見して入手したもの)
■「陽廣公遺訓」(→加賀藩士「冨田景周」が書写した自筆写本)
「前田光高」は加賀藩の第3代藩主、加賀前田家4代で第2代藩主前田利常の長男。母は第2代将軍徳川秀忠の娘の珠姫(天徳院)で正室は第3代将軍徳川家光の養女で水戸藩主徳川頼房の娘の「大姫」。徳川家康の外曾孫で、藩祖前田利家の嫡孫である。「前田光高」は若くして夭折したが、人格、識見が優れて、加賀藩統治の心得を「陽廣公遺訓」に遺している。
この書は加賀藩の歴史家の「富田景周」が加筆修正したものが「森田柿園」等により筆写されて石川県立図書館に保管されている。
2017年にこの「富田景周」の校正自筆元本が発見された。





■「三州奇談」(→加賀藩士「森田柿園」の家系に伝わった柿園の祖父の自筆本)
加賀、能登、越中の珍しい話を集めたもので、木曽義仲が倶利伽羅の戦いの前に戦勝の願文を納めた「埴生護国八幡宮」の事や、前田利家が佐々成政と戦った「能登末森城」の事や、高岡市の「二上山」等に伝わる多くの物語が収められている。「加越能文庫」にはその正本が保管されている。森田柿園は多くの写本をこの「加越能文庫」にも遺している。
(※柿園の祖父はその加越能文庫の「三州奇談の」写本を作成して代々、森田家に伝えている。この本はその自筆写本元本で、千葉県の古書店で発見された。)







▼「金沢市立玉川図書館」の近くに、元 高岡市の「柴野城城主寺嶋牛介」(※上杉謙信から五位庄を安堵された国人領主)の子孫で高岡町奉行を勤めた「寺嶋蔵人」の屋敷跡が観光地として遺されている。


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