さて、人間将棋2024(その1)(過去記事)で詰将棋ロボットと対戦の際に何があったかというと・・・
こんな局面の3手詰め
持ち駒は「角」
分かりやすい図として以下のとおり
普通に考えたら(といっても大分考えてからだったが(笑))
1手目 3三 角打
2手目 同玉
3手目 1三 飛車成
4手目 2三 合い駒(たとえば金)
5手目 同龍 まで
が最短で、自分が思うに3手では詰まないぞ!?というものでした。
なので、他に3手で詰む方法があるのでは?と考えまくり、時間になりタイムオーバー
DENSOの方が正解を教えてくれるのですが、自分で考えてみたいので自宅に持ち帰りました。
帰りの車の中でも、家に着いてからもずっと考えて、将棋盤を出して実際に駒を並べてみても分からず。
仕方ないので将棋のアプリで最強のレベルにして同じ局面にしてみても、やはり先ほどの5手が最短。
意味が分からず問題自体が間違っているのでは?という疑念も捨てきれず、ブースを主催していた「DENSO 山形FA」さんの問い合わせ窓口までメールで問い合わせをすることに。
その後、DENSO FA山形さんから丁寧な返信が届きました。(お忙しいのにスミマセン)
返信には「4手目の合い駒は、打っても龍が寄ることで詰むことは変わらないので、3手詰めとしてあります」とのこと。
自分でも調べてみると詰将棋のルールがあり
1、先手(攻方)は、王手の連続で後手(以下、「玉方」)の玉を詰ます。
2、玉方は、必ず、王手を回避する手を指し、回避する手がなくなった時点で「詰み」とする。
3、駒の動かし方や禁じ手は、通常の将棋と同じである。
4、攻方は、途中で取った駒を持ち駒として使用できる。
5、玉方は、駒の1セットのうち、玉、攻方の持ち駒、盤上の駒を除く、全ての駒を合駒として利用できる。
6、玉方は、無駄な合い駒はしてはならない。
というのがあって、この「6、玉方は、無駄な合駒はしてはならない。」というルール上から3手詰めとなるとのこと。へ~っ。
詰将棋のルールは知っているつもりでいたけど、無駄な合い駒はしてはならないっていうのは知らなかったです。
ちなみに、この6番目のルールはアリ・ナシで詰将棋界で論争になったくらいの歴史があったみたいです。
結局自分の無知をさらけ出してしまう結果となったわけだけど、非常に丁寧にメールでの返信など対応してくれたDENSO FA山形さんには感謝です。
また来年を楽しみにしてます。
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