前潟都窪の徒然草

折々の社会現象に対する所感、随筆、アフリエイト

中山成彬国土交通相辞任にみる本音と建前の使い分けの難しさ

2008-09-28 11:50:13 | ニュース雑感
 中山成彬国土交通相が失言で辞任することになった。

 つらつら考えてみると、日本の社会は本音と建前と二通りの意見を用意しておいて時と場を見分けてうまく使い分けしなければ生きていけない社会である。

 今回の中山成彬国土交通相の《成田空港》 《単一民族》 《日教組》 に関する失言による引責辞任問題も本音と建前の使い分け方を間違えた一例と理解すれば判り易い。

本音では中山成彬氏の発言に喝采を送っている人も多いと思う。

■中山国交相の発言内容(抜粋) 以下はネット上から拾った問題の語録である。

《成田空港》
 (滑走路の)1車線がずうっと続いて日本とは情けないなあと。「ごね得」というか、戦後教育が悪かったと思うが、公のためにはある程度自分を犠牲にしてでもというのがなくて、自分さえよければという風潮の中で、なかなか空港拡張もできなかったのは大変残念だった。

《単一民族》
 外国人を好まないというか、望まないというか、日本はずいぶん内向きな、「単一民族」といいますか、世界とのあれがないものだから内向きになりがち。まず国を開くというか、日本人が心を開かなければならない。

《日教組》
 ついでに言えば、大分県の教育委員会のていたらくなんて日教組ですよ。日教組の子どもなんて成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低いんだよ。私は(文科相時代に)なぜ全国学力テストを提唱したかと言えば、日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだよ。調べてごらん。だから学力テストを実施する役目は終わったと思っている。

日教組は過激な性教育を行い、国旗・国歌も教えず、道徳教育にも反対している。民主党の最大の支持母体である日教組を解体する。日教組をぶっ壊す運動の先頭に立つ。

日教組は日本の教育の『がん』だ