マスコミや野党が、日銀の福井総裁が「村上ファンド」に出資していた件についていろいろ批判しているようだ。ただ、私はそれらの批判に妙に違和感があって気持ち悪かった。が、ようやくその違和感の正体が見えてきたような気がする。
確かに福井総裁自身にも脇が甘かった点は否めない。総裁就任前は民間人だったのだから、どんなファンドに投資しようが、何処の株を買おうが自由である。しかし、中央銀行のトップに収まる時点で、中立性確保のため、少なくとも株やファンドは信託(ファンドが信託出来るかはちょっと解らないが・・・)しなければならなかったであろう。FRBや英国中央銀行でやっていることを福井氏が知らなかったはずがない。
その辺は批判されてもやむを得ない。
だが、マスコミ(全てではないが・・・)や野党ががよく使う「庶民が1000万円を銀行に預けても利子が年に数万円の時代に・・・」という批判は全く持って筋が違うと言わざるを得ない。
そもそも「庶民」と呼ばれる階層の人間が1000万円もの余裕資金を持っているか?
という問題があるが、まあこれは譲ろう。
だが、1000万円の余裕資金があるのならそもそも銀行の定期預金に預ける以外の資産運用がいくらでもあるはずだ。
例えば福井氏が村上ファンドに資金を拠出したとされる99年当時、松井証券は既にインターネット+格安手数料による株取引を開始していた。
仮にその当時、トヨタ自動車の株を1000万円分購入していれば現在(99年のどの時期かにもよるが1500万円前後にはなっていたはずである。
当時既に松井証券の名は知れ渡っていたし、松井でなくとも大手の証券会社ではインターネットによる株取引を始めていた。つまり、例え「庶民」であったとしても、それなりに知識さえあれば、公開されている情報のみで、手堅い運用は出来ていたはずだ。
ちょっとでも情報収集すれば誰でも気軽に、銀行の定期預金などよりもはるかに期待リターンの高い投資が出来たはずなのである。
要するに、勉強しなかっただけじゃん。
と言いたいのである。
それを棚に上げて、「庶民が1000万円を銀行に預けても利子が年に数万円の時代に・・・」という批判は明らかに筋が違うと思うのである。
確かに福井総裁自身にも脇が甘かった点は否めない。総裁就任前は民間人だったのだから、どんなファンドに投資しようが、何処の株を買おうが自由である。しかし、中央銀行のトップに収まる時点で、中立性確保のため、少なくとも株やファンドは信託(ファンドが信託出来るかはちょっと解らないが・・・)しなければならなかったであろう。FRBや英国中央銀行でやっていることを福井氏が知らなかったはずがない。
その辺は批判されてもやむを得ない。
だが、マスコミ(全てではないが・・・)や野党ががよく使う「庶民が1000万円を銀行に預けても利子が年に数万円の時代に・・・」という批判は全く持って筋が違うと言わざるを得ない。
そもそも「庶民」と呼ばれる階層の人間が1000万円もの余裕資金を持っているか?
という問題があるが、まあこれは譲ろう。
だが、1000万円の余裕資金があるのならそもそも銀行の定期預金に預ける以外の資産運用がいくらでもあるはずだ。
例えば福井氏が村上ファンドに資金を拠出したとされる99年当時、松井証券は既にインターネット+格安手数料による株取引を開始していた。
仮にその当時、トヨタ自動車の株を1000万円分購入していれば現在(99年のどの時期かにもよるが1500万円前後にはなっていたはずである。
当時既に松井証券の名は知れ渡っていたし、松井でなくとも大手の証券会社ではインターネットによる株取引を始めていた。つまり、例え「庶民」であったとしても、それなりに知識さえあれば、公開されている情報のみで、手堅い運用は出来ていたはずだ。
ちょっとでも情報収集すれば誰でも気軽に、銀行の定期預金などよりもはるかに期待リターンの高い投資が出来たはずなのである。
要するに、勉強しなかっただけじゃん。
と言いたいのである。
それを棚に上げて、「庶民が1000万円を銀行に預けても利子が年に数万円の時代に・・・」という批判は明らかに筋が違うと思うのである。