スシの暗黒狂

挫折した理系人の狂的科学空間

今どき印鑑商法とは・・・

2006-11-30 00:42:46 | その他
まだ印鑑商法なんて残ってたんだ・・・

私は学生の頃、はんこ屋でバイトをしていたことがある。
無論怪しげなものではなく、ちゃんとした普通のハンコ屋さんであるが、そこの社長さんから直接聞いた話で、
「印鑑の素材はね一番高いの(本象牙)でなかったら、一番安いの(柘)で十分なんだよ」
だそうである。
ハンコにとって象牙は硬さ・粘りなど一番適した材料なんだそうな。
しかしながら知っての通り、象牙はワシントン条約で厳しく取引が制限されている。
したがって、今後はよほどのことがない限り象牙のハンコを作ることは難しいであろう。
一方、その他の中級素材と呼ばれる(水牛の角や石類など)はハンコの材料としては硬すぎ、欠けやすいのであんまり良くないんだそうである。
マンモスの牙というのも最近出回っているが、やはり象牙に比べると良くないという。
その点、むしろ柘の方がハンコの素材としては優れているんだそうだ。

これからハンコを作ろうという人は参考にされたい。

いいわけ

2006-11-28 21:31:00 | 政治・経済
結局、11人が復党する見通しになった自民党復党問題であるが、復党予定の議員の記者会見には正直笑った。

いや、なんつーか、もうちょっとうまい言い訳を思いつかなかったものかと・・・

これで自民党と復党した議員自身も大きく株を下げたことは明らかだ。
彼らに投票した有権者も自らの評価を下げたと肝に銘じるべきであろう。
民主制とは本来厳しい制度なのだ。
それを、キチンと理解している人間の何と少ないことか。

地方自治体破綻の責任の所在

2006-11-27 21:43:22 | 政治・経済
破綻した夕張市に関する報道がかまびすしいが、それらの報道を見てすこしおかしいと思う部分がある。

それは、住民には破綻した責任が全くないかのような報道がなされる点である。

たしかに、最も大きな責任を負っているのは無意味なハコモノを大量に作りまくった元市長(既に故人)であるかもしれぬ。
しかし、その人を当選させたのは住民である。
チェックすべき議会も、住民が選んだ人たちである。

この責任はどうなるのか?

独裁制であれば、失政の責任は独裁者個人に帰すことができよう。
しかし、民主制においては失政の最終的な責任は市民自身に帰する。
これこそが、まさに民主政治の根幹であろう。
この部分を理解していない人間が多すぎる。

M.フリードマン先生死去

2006-11-17 23:37:00 | 政治・経済
ミルトン・フリードマン先生が亡くなられた。享年94歳。
昨年あたりから具合が悪くなられたらしいということを、どこかのニュースで知ったのだが、まあ94歳だし大往生というべきか?
もっとも、フリードマン先生は仏教徒じゃないから大往生という表現が正しいのかどうか解らないけど・・・w

私は前にも書いたとおり少しリバタリアンが入っている人間だが、それもこれもハイエク&ミルトン・フリードマン先生の信奉者だからである。
特に、シカゴ学派の代表たるミルトン・フリードマン先生を私は勝手に師事させていただいていたので、この死はやはり残念だ。

昨今の高校の履修不足問題も義務教育部分を除いて、文部科学省がすべて手を引けば解決することは言うまでもない。
なぜなら、教育といえども「需要と供給」という経済活動の原理からは自由ではない。
今回の未履修問題も、教育というサービスの供給側である高校が、需要にあわせてサービスを変更したにすぎない。
市場主義の立場で考えれば全くまっとうな経済合理的行動であり、それ自体は全く問題がないのだ。
それがイカンというのであれば、それは消費者が決めることであり、外部があれこれ言うことではない。

義務教育は国が規定する「義務」部分であるからしょうがないとしても、「義務」でない部分は完全に自由化すべきだと思うのだ。

そうすれば無益な人死にが出ることも無かったであろうに。