元記事は日経のこちら
ちなみに日経本紙(関東版)社会面では分野ごとの倍率も明示されており、
分野 募集定員 志願者 競争倍率
人文: 2069 2347 1.13
社会: 2645 2579 0.98
理学: 2070 1419 0.69
工学: 5503 3560 0.65
農学: 1126 1086 0.96
保険: 6774 6209 0.92
教育: 459 771 1.68
芸術: 220 363 1.65
家政: 108 95 0.88
その他 2443 2348 0.96
全体: 23417 20773 0.89
と、特に工学・理学系の低迷が目立つことを伝えている。
原因として「大学院に進学しても修了後の就職率が低迷するなど将来の展望が不透明として、学生が敬遠していることが背景にある。」
としている。
なにを今更、である。
大学院の博士課程まで進学するということは、学部から数えれば事実上9年間大学に在籍し続けることになり、18歳で入学したとしても修了時点で27歳である。
企業にとっては既に採用しずらい年齢だ。
無論、中には優秀な者もいて27歳未満であっても博士課程を修了することは可能だがそれはごく一部である。
ほとんどの学生は27歳以上にならないと博士課程を修了できない。
修士課程(通常2年)修了までなら24歳だから、企業はいくらでも採用してくれるが27歳となるとさすがに厳しいといわざるを得ないのが現状だ。
つまり、修士課程修了までなら引く手あまたの就職が、3年の時間と金をかけて博士修了になったとたんに無くなるという現実。
この状況では博士課程に進学しようなんて人間がいなくなるのが当たり前であろう。
何かよほど特殊な動機を持った人間でない限り博士課程になんか進学しない。
文科省は「どういった対策がとれるか今後検討したい」なんて言ってるが、これまでの例から考えてどうせロクなものではないだろう。
社会が博士課程進学者を増やしたいのなら、社会が博士課程修了者を高く処遇することだ。
インセンティブの無いところには人は動かないのだ。
ちなみに日経本紙(関東版)社会面では分野ごとの倍率も明示されており、
分野 募集定員 志願者 競争倍率
人文: 2069 2347 1.13
社会: 2645 2579 0.98
理学: 2070 1419 0.69
工学: 5503 3560 0.65
農学: 1126 1086 0.96
保険: 6774 6209 0.92
教育: 459 771 1.68
芸術: 220 363 1.65
家政: 108 95 0.88
その他 2443 2348 0.96
全体: 23417 20773 0.89
と、特に工学・理学系の低迷が目立つことを伝えている。
原因として「大学院に進学しても修了後の就職率が低迷するなど将来の展望が不透明として、学生が敬遠していることが背景にある。」
としている。
なにを今更、である。
大学院の博士課程まで進学するということは、学部から数えれば事実上9年間大学に在籍し続けることになり、18歳で入学したとしても修了時点で27歳である。
企業にとっては既に採用しずらい年齢だ。
無論、中には優秀な者もいて27歳未満であっても博士課程を修了することは可能だがそれはごく一部である。
ほとんどの学生は27歳以上にならないと博士課程を修了できない。
修士課程(通常2年)修了までなら24歳だから、企業はいくらでも採用してくれるが27歳となるとさすがに厳しいといわざるを得ないのが現状だ。
つまり、修士課程修了までなら引く手あまたの就職が、3年の時間と金をかけて博士修了になったとたんに無くなるという現実。
この状況では博士課程に進学しようなんて人間がいなくなるのが当たり前であろう。
何かよほど特殊な動機を持った人間でない限り博士課程になんか進学しない。
文科省は「どういった対策がとれるか今後検討したい」なんて言ってるが、これまでの例から考えてどうせロクなものではないだろう。
社会が博士課程進学者を増やしたいのなら、社会が博士課程修了者を高く処遇することだ。
インセンティブの無いところには人は動かないのだ。