
「ええ~っ!イ、イチローが古畑に出るだって~

最初に知った時は思わずそう叫んでしまいましたよ!!まさかイチローが出るなんて・・・スゲ~!!
見てから数日たっちゃいましたが、これは私にとって「事件」だったんで、やっぱ書いておこう。
■第2夜 「フェアな殺人者」■
古畑 ( 田村正和 )、今泉 ( 西村雅彦 )、西園寺 ( 石井正則 ) の3人は警察を退職しホテルの保安課に再就職した向島 ( 小林隆 ) を訪ねる。するとそこへ帰国したイチローが!なんと向島とイチローは腹違いの兄弟だったのだ!!
古畑たちが帰った後、出前のカツ丼を届けにイチローの部屋を訪れた向島。実は向島はある悩みを抱えていた。イチローは兄を助けるために、ある男に会い・・・
まず向島君とイチローが兄弟だったっていう設定が超ウケました。「ありえね~!!」
けどいいんです、この回は思いっきりエンターテイメントとして楽しめば!
イチローさん(さんを付けないと古畑が怒る)は何やっても器用そうだし、CMでも自然な感じなので、結構イケルだろうと思ってはいましたけど、なかなか堂々として良い演技でしたよね!
初めてで周りがあの芸達者揃いの中、あれだけやれれば大したもんだと思います。
イチローさんは顔合わせ・本読みの時にはもう全部セリフを覚えていたそうですよ!
「それがおそらく唯一、僕が見せられる礼儀というか誠意だと思ったので」
と言っていましたが、そういうところがイチローがイチローである由縁じゃないかと思います。何をやるにも決めたことは誠心誠意取り組む人なんでしょうね。
実は試合中に外野を守っている時に、グラブで口を隠しながら「古畑さん!」とか言ってこっそり練習してたんですって!想像するとおかしいっ


これもイチローさんが古畑の大ファンだったから実現した企画ですけど、三谷さんもそうとう気を使って書いたんじゃないかなー。
まず、イチローが人を殺すって、いくらドラマでも動機が難しいですよね。やっぱり自分の為ではなく人の為でないと。
そして殺し方もバットで殴り殺した、なんていうんじゃめちゃくちゃアウトですもんね。毒殺で良かった。
あ、でもあの2個のカプセルはどちらが毒を飲むのか分らなかったんですよね。殺すのもフェアに、自分もリスクを負ってってことだったんじゃないかと思うんですが、何の説明もなかったのはちょっと残念。
あと最後に古畑が、向島君が連行されるのをイチローに見せ動揺させて自白させたっていうのは、果たしてフェアなのか?
「私もフェアに・・・」って古畑言ったのに

も1つついでに言うと、きっと向島君の性格だったら自分が死んででもイチローが殺人を犯すのを止めたんじゃないか・・・と思うんだけど、そんなこと言ってたら話が進みませんからね。
最後にボールにサインをして古畑に投げるシーンは、なんだかシビレてしまいました。
あと、相変わらず今泉も良かったわ!イチローさんもきっと今泉のデコを叩けたのは感激だったんじゃないかな。警視総監になるつもりだったんだねぇ。
そして私はファイナルという大舞台で向島君にこんなに大きくスポットが当てられるなんて思っていなかったので、それも嬉しかったんですよ。小林隆さんは「新選組!」の源さんでもイイ味だしてたし。
でも最後まで、どうして「向島」とか「東国原」とか名前がコロコロ変わったのかが解明されなかった・・・
三谷さん、教えておくれよ~!!
でももしイチローが毒をとっていたらそこでジエンドでしたが。
そうならないからドラマだったのね。
未だにちょっと疑問です・・・
あのままだと「ただ勝負運の強さに賭けただけかよ!」って感じですよね。
でもなんだかんだいいつつ、とっても楽しんだんですけどね♪