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ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』

2008-12-18 02:03:10 | 舞台
お久しぶりです~
いやぁ、月日のたつのは早いですなぁ・・・
気が付くと、約4ヶ月も放置しちゃった

インソン君の映画もいよいよ公開だし、そろそろブログ書こうかなー
と思っていた今日この頃なんですが、久々に「これは書かねば!!」と心を動かされるミュージカルを観たので、先にその話を・・・


≪あらすじ≫ ゲイクラブの経営者ジョルジュと、看板スターの女装芸人ザザことアルバン。夫婦同然の生活を送る二人が、手塩にかけて育てた息子ジャン・ミシェルが婚約を宣言する。ところが、婚約者アンヌの父親ダンドンは、超保守的な政治家。その彼が、娘のフィアンセの〈両親〉と面会をすることになったから大騒ぎ……(オフィシャルサイトより)

というシンプルなストーリーなんだけど、シンプルなだけに単純に笑って泣けて、「あぁ楽しかった」って心から思えるミュージカル。
私は市村さんがザザを初めて演じた15年前と9年前に観ていて、これが3回目。
市村さんのザザは可愛くて力強くて、本当にサイコー
外見的には15年前より老けたかもしれないけど、内面の表現は以前よりさらにザザの気持ちが伝わってきた気がします。これで見納めなんて、もの凄~く残念っ。なんでやめちゃうの~

それに、今回は終盤でザザが歌う『今この時』という曲の歌い出しの部分で、本当に思いがけず、グッときてしまったんです!!

「今 この時を しっかり生きて 愛して 」

って、ただこれだけの歌詞で、なぜだか涙がブワ~ッと出てきて、自分でもビックリしてしまった
「今をしっかり生きて、今の自分を愛してなかったら、素敵な未来なんて来ないんだよ~」
そんなメッセージが、心にズ~ンと響いてきた感じ。
以前2回観た時は、ただ「楽しい曲だな~」と思っただけだったのに・・・今の私の精神状態が、そのメーッセージをキャッチできるモードになっていたんでしょうね。(なんか私ちょっと弱ってたんか?)
でも、演じる側もそうだと思うけど、観る側も何度観ていても、その時々で受け止め方や感じ方が変わったり、前は気付かなかったことに気付いたり、そういう所も舞台を観る面白さの1つなんだって思います。
役者さんもお客さんもみんな笑顔笑顔のハッピーエンディングで、その歌を一緒に歌ったら、なんだか分らないけど力が湧いてきて、劇場を出る時には「よし、大丈夫」って気持ちになってました。
これぞミュージカルマジック~

「レ・ミゼラブル」や「ジギル&ハイド」では狂気的なイメージだった鹿賀さんのコミカルな演技も良かったし、男性ダンサーのレビューも華やかで迫力があったし、初めて観た若手の山崎育三郎(名前は若手っぽくないけど)も可愛いし歌も上手くて「将来有望だわ」って思ったし、マジー(真島茂樹)のハイレグ姿と森久美子の体は相変わらず凄かったし・・・
しかし唯一、島谷ひとみのヘタッぷりには目をおおいたくなったけど(舞台やるならちゃんと踊りの基礎からレッスン受け直しましょう)、それ以外はホントに大満足でした

今度は誰がザザを演るのかなぁ・・・

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