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好きな作品&好きな人、日々感じたことなどを綴ります

古畑任三郎ファイナル第2夜「フェアな殺人者」

2006-01-11 01:24:20 | TV

「ええ~っ!イ、イチローが古畑に出るだって~
最初に知った時は思わずそう叫んでしまいましたよ!!まさかイチローが出るなんて・・・スゲ~!!
見てから数日たっちゃいましたが、これは私にとって「事件」だったんで、やっぱ書いておこう。

■第2夜 「フェアな殺人者」■
古畑 ( 田村正和 )、今泉 ( 西村雅彦 )、西園寺 ( 石井正則 ) の3人は警察を退職しホテルの保安課に再就職した向島 ( 小林隆 ) を訪ねる。するとそこへ帰国したイチローが!なんと向島とイチローは腹違いの兄弟だったのだ!!
古畑たちが帰った後、出前のカツ丼を届けにイチローの部屋を訪れた向島。実は向島はある悩みを抱えていた。イチローは兄を助けるために、ある男に会い・・・

まず向島君とイチローが兄弟だったっていう設定が超ウケました。「ありえね~!!」
けどいいんです、この回は思いっきりエンターテイメントとして楽しめば!
イチローさん(さんを付けないと古畑が怒る)は何やっても器用そうだし、CMでも自然な感じなので、結構イケルだろうと思ってはいましたけど、なかなか堂々として良い演技でしたよね!
初めてで周りがあの芸達者揃いの中、あれだけやれれば大したもんだと思います。
イチローさんは顔合わせ・本読みの時にはもう全部セリフを覚えていたそうですよ!
「それがおそらく唯一、僕が見せられる礼儀というか誠意だと思ったので」
と言っていましたが、そういうところがイチローがイチローである由縁じゃないかと思います。何をやるにも決めたことは誠心誠意取り組む人なんでしょうね。
実は試合中に外野を守っている時に、グラブで口を隠しながら「古畑さん!」とか言ってこっそり練習してたんですって!想像するとおかしいっ



これもイチローさんが古畑の大ファンだったから実現した企画ですけど、三谷さんもそうとう気を使って書いたんじゃないかなー。
まず、イチローが人を殺すって、いくらドラマでも動機が難しいですよね。やっぱり自分の為ではなく人の為でないと。
そして殺し方もバットで殴り殺した、なんていうんじゃめちゃくちゃアウトですもんね。毒殺で良かった。
あ、でもあの2個のカプセルはどちらが毒を飲むのか分らなかったんですよね。殺すのもフェアに、自分もリスクを負ってってことだったんじゃないかと思うんですが、何の説明もなかったのはちょっと残念。
あと最後に古畑が、向島君が連行されるのをイチローに見せ動揺させて自白させたっていうのは、果たしてフェアなのか?
「私もフェアに・・・」って古畑言ったのに
も1つついでに言うと、きっと向島君の性格だったら自分が死んででもイチローが殺人を犯すのを止めたんじゃないか・・・と思うんだけど、そんなこと言ってたら話が進みませんからね。
最後にボールにサインをして古畑に投げるシーンは、なんだかシビレてしまいました。

あと、相変わらず今泉も良かったわ!イチローさんもきっと今泉のデコを叩けたのは感激だったんじゃないかな。警視総監になるつもりだったんだねぇ。
そして私はファイナルという大舞台で向島君にこんなに大きくスポットが当てられるなんて思っていなかったので、それも嬉しかったんですよ。小林隆さんは「新選組!」の源さんでもイイ味だしてたし。
でも最後まで、どうして「向島」とか「東国原」とか名前がコロコロ変わったのかが解明されなかった・・・
三谷さん、教えておくれよ~!!

古畑任三郎ファイナル第1夜「今、蘇る死」

2006-01-07 00:03:16 | TV

本当に終わってしまうのか~っ!古畑よおぉ~!!うぐぐ~
いやぁ、私、古畑の大ファンであります。もともと三谷幸喜作品のファンだったこともあり、おそらく1回も見逃していないと思います。
このファイナル3日間は、どっぷりと古畑ワールドを堪能しました。

・・・ネタバレしてますよ~・・・

■第1夜 「今、蘇る死」■
東京の外れにある鬼切村…「堀部パン」社長の突然の死により、副社長・大吉が社長に、大吉の弟・音弥(藤原竜也)が副社長に就任する。大吉は裏山を売ってレジャーランド建設を正式に決定することを音弥に告げるが、音弥は小学校の恩師でもある鬼切村郷土資料館館長・天馬恭介(石坂浩二)の影響で裏山の開発に強く反対していた。
あくる日、音弥は小学校時代に書いた自由研究のノートを発見する。テーマは「僕の考えた完全犯罪のすべて」。音弥はそのノートに書いてある通りに―。


「これほど完璧な殺人計画を私は知らない」と古畑に言わしめたほど、巧妙なトリックが仕掛けられていた。
と公式HPにもあるように、今回はかなり凝った内容でしたね~!!
いつもは必ず最初に犯人が分っていて、それを古畑が追い詰める・・・というパターンだったけど、最後に本当の黒幕が出てくるなんて、こんな古畑は初めてだわっ!!
まぁ石坂浩二がただの脇役で出てくるわきゃ~ないので『例えば君自身が次の犠牲者にでもなれば・・・』ってあたりで「おっ、もしかして~」と思いましたけど、トリックも良く出来ていたし、いつもより推理色が濃くておもしろかったです。

自由研究の実験を楽しんでいる感覚で殺人を犯してしまう音弥の子供っぽさが無邪気でもあり怖くもあり・・・藤原竜也君はこういう演技が上手いですね!「どうやって殺すんだろう」って私も興味津々で見ちゃいましたもん。悪いことしてるのに憎めない―古畑ではこういう犯人が多いですよね。
ところで角砂糖が上からの重さに強いって皆さん知ってました?わたしゃ知らなかったので「うお~」なんて驚いてしまいましたよ。角砂糖ってホント力持ち!!
そして、火薬の量を3から8に書き変えただけで自分の手を汚さずに殺人を実行できてしまった犯人・・・これも驚きました~。よく思いつくな~!凄いぞ三谷さん!!
そうそう、作品の雰囲気が「横溝正史」っぽいなぁと思っていたら、石坂浩二が「金田一」を演ってたからなんですよねー!!公式HPの石坂浩二のインタビューを読んで気付きました。今でこそ「白い巨塔」のイメージの方が強いけど、以前は石坂浩二といえば金田一だったんですもんねー。(気付くの遅いよ)
三谷さんのこういうところが好きなんですよ。出演している俳優さんをちゃんとリスペクトして、それを演出に生かすっていうのは、他の脚本家さんのドラマではあまり見られないところだと思います。
あと笑ったのが吉田日出子のおばあちゃん!よくあれだけのために出てくれたなぁ~。わらべ唄の「アへアへアへ♪」っていうのがツボにハマっちゃって、もうヒィヒィ言いながら笑っちゃいました。あ~苦しかった!!

今泉も絶好調!やっぱりこの人いなきゃ古畑じゃないんだよな~。前回の「すべて閣下の仕業」では出てこなくてガッカリだったから。(そういえば古畑、閣下が自殺した後、落ち込んでたんですね)
そして向島君も第2夜に向けて、ちゃんと登場してました!
やっぱさすがだよ、三谷さん ホントに古畑辞めちゃうの~

わが青春の「ザ・ベストテン」

2005-10-01 14:31:55 | TV
いつも「今が青春よ!」と思って生きている私ですが、昨日の『金スマ!ザ・ベストテンの真相』を見て思わず「あぁ、青春だわ~!」と懐かしさで胸が一杯になってしまいました。



1978年1月から12年間も続いたんですねー。今まで年末に「ザ・ベストテン豪華版」みたいな特番はありましたけど、この番組は今まで明かされなかった現場の苦労話やエピソードを色々知ることが出来て、楽しく充実した内容でした。
聖子ちゃんも言っていましたが、この番組は本当に“キラキラ”していたんですよね~。司会者も歌手もセットもすべてがキラキラ眩しくて、毎週楽しみに見ていたあの日々は、間違いなく私の青春でした。
キャンディーズ、ピンクレディ、百恵ちゃん、聖子ちゃん、トシちゃん(今はいずこに?)をはじめとするジャニーズの面々・・・出てくる映像はほとんど覚えていたし、歌も一緒に歌えるし、フリだって出来ちゃうし。
最近カラオケに行くと、最初は最新(と言っても1~2年前だったりする)の曲を歌うのに、結局最後はみんな「80年代メドレー」みたいになっちゃって、それがまた異様に盛り上がるのは、やっぱり私達の年代にこの頃の音楽がしみこんでしまっているからかもしれません。
今、こんなにキラキラした番組ってほんとに無いのよね~。
スタッフや司会者、出演者、そして視聴者みんなの思い入れが最近の歌番組とは全然違うんでしょうね。
「番組の都合で到着する飛行機の時間を遅らせた」とか「本番で国際電話がつながらないと困るので24時間前から電話をつなぎっぱなしにしていた(その時の電話代116万6400円)」とか、信じられないようなエピソードにディレクターのただならぬ意気込みを感じました。

そして、私が心を打たれたのは、視聴者の青年が番組の中で
「シャネルズってなんで黒人のくせに香水の名前つけてるんですか?」
と質問した時に、黒柳さんが
「何々のくせにというように、顔の色とか国籍が違うということで、区別をしたものの言い方をすると、私は涙が出るほどとっても悲しく思います。ぜひ、一段高いところから人を見下ろすような、そんな風に言わないで下さい。お願いします」
と涙を浮かべながら訴えた場面。黒柳さんの想いが伝わって胸がつまり、涙が溢れてきてしまいました。(なんか今書いていても泣けてきちゃうんですけど)
こういう司会者の人柄が画面からにじみ出ていたのも、多くの視聴者に愛された理由の1つなんでしょうね。おそらく司会が黒柳さんじゃなかったら、12年もこの番組は続かなかっんじゃないかな。今思うと、黒柳さん&久米さんという二人の司会者は視聴者にとても信頼されていたような気がします。(久米さんが降板した後、番組自体のテンションが下がってしまったのは寂しかった・・・)
番組を観終わった友達から「あの時代に生まれていてよかったぁ」というメールがきましたが、うん、ほんとにそう思える「ザ・ベストテン」だったな。
しかし、やっぱり「ヤングマン」は盛り上がるね~!張り切りすぎた中居君の衣装(当時のヒデキと同じ星条旗柄)が破けたのには大ウケしたわ。



私の好きだった女性アイドル達。この頃のアイドルに比べると、今のアイドルって小粒~