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京都生活手帖

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根拠のない自信たっぷり

2011-01-08 11:59:42 | 3歳の軌跡


今さらですが、クリスマスのときの様子を。去年はめちゃくちゃ忙しかったので、クリスマスケーキを焼く(時間的、心理的)余裕がなく、スポンジケーキの台を買ってきて、飾り付けのみしました。こ初々さんはスポンジに殆ど興味がなく、ひたすら生クリームを楽しんでいたなぁ...

さて去年のクリスマスの「私にとっての」一大イベントは、イブ礼拝の日にミニファミリーコンサートをする、ということでした。子どもと一緒にピアノを習い始めた私ですが、基本的に怠惰な性格なので、何か目標がないと真面目に練習できない・・・なので、クリスマスに披露できるよう、何かクリスマスソングを練習するぞ。そう思い立って、「あわてんぼうのサンタクロース」を練習しはじめました。もちろん一人でひく勇気がなかったので、「こ初々さんは鈴、お父ちゃんは歌ね!」と勝手におしつけ、取り組み始めたのですが・・・とにかく練習している時間がない!途中に入るかっこいい「間奏」なんかも全部省いて、「とにかく曲になってりゃいいや」とばかりにコンパクトに編集した曲をようやく仕上げました。それでもいざお父ちゃんが横で歌うと、それにつられてしまってとちってばかり。「むしろ、耳栓してピアノをひきたい」と言ったら、「それじゃ合奏する意味がない!」とオットさま。はぁ、そうですね。じゃぁもっと遠くに離れて歌ってよ。なんて、これはファミリーコンサートなのか?という感じになりそうでしたが、とにかくとちってもなんでも最後までひければいいや・・・くらいの気持ちで、当日を迎えました。演奏前のオットさんの素晴らしいマイクパフォーマンス後(つまり、どれだけ未熟な演奏かをアピールしてもらった後)、緊張でガチガチになって何度も演奏がストップしながらも・・・なんとか最後までたどりつけた!ふう、やれやれ。教会のみなさまはとてもあたたかい方たちばかりなので、だーれも文句を言わないことをいいことに!?未熟な演奏を聞いて頂いてしまったのでした。ごめんなさ~い。それもみなさん誉め上手なので、「5ヶ月でこれだけひけるとは天才!」とか、「タッチが強くてよかった」とか、かろうじて誉められるところをわざわざ(苦労して)見つけて誉めて下さるのでした。極めつけは教会学校の女の子(小学生)が演奏後にわざわざやってきて、「とても上手な演奏でした」と言ってくれた時には、思わずぎゅーっと抱きしめたくなったものです。ううう・・・こんなにヘタクソでも、それでもよいと言ってくれるのね。

聞かされるほうはたまったものじゃなかったかもしれないですが・・・どれだけヘタッピでも、演奏させて頂けてよかったなぁと私は思っています。そして思うのは、「私も変わったなぁ」ということ。こう見えて基本的に負けず嫌いで、何でも上手にできないと嫌なほうですから、「完璧ではなく人前にたつ」ということに困難を覚えがち。それが、「どうみても練習不足かつ才能もセンスもないようなもの」でも、聞いてもらおう!と思っているのですから、不思議です。それを可能にしているのは、もうどう考えても教会の持つ許容力のおかげ、としか思えません。つまり、「どんなに未熟でも、一生懸命に取り組んでいることを評価してもらえるだろう」と、「私自身が」信じているからにほかなりません。いや、本当のところはどうか分かりませんよ。「本当は」未熟ではダメと思ってらっしゃる方もおられるかもしれませんし、「そんな演奏を聞かせてくれるな」と思っておられる方も、なかにはいないとも限らない。でも「本当のところ」はどうかともかく、ここで大切なポイントは「私自身が」そんなふうに思う人はいないだろう、きっと聞き苦しいところがあっても、喜んで聞いて下さるに違いない、と「思い込んでいること」なのです。それが、「お恥ずかしながらも」一歩踏み出せる・・・つまり、未熟なままチャレンジができる原動力なのだと思います。

この「未熟なままでも、受け入れてもらえるだろう」という世界や社会、他者への「根拠のない」信頼は、きっと人と人が関わりながら生活するうえでは必須の能力だろうと思います。出来ることであれば、子どもにはそんな力を持ってもらいたい・・・と願うのですが、今のところこ初々さんは親が願うまでもなく、根拠のない自信たっっぷりなようです。「みんな、こ初々ちゃんのこと好きだよね~」と自分で言うまでは分かりますが、「こ初々ちゃんのこと知らない人も、こ初々ちゃんが好きだよね~」とまで言ってのける。うん、それが幸せに生きる秘訣だよ。ハハは思うのでした。
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大雪の京都から、明けましておめでとう!

2011-01-01 16:16:02 | 3歳の軌跡


明けましておめでとうございます。
なんと大晦日の京都は大雪が降り、ご覧の通り雪かきが必要なレベル・・・帰省を諦めて買い物へ行こうと外へ出ると、ご近所じゅうが雪かきをしているではありませんか。それも本格的な「雪かきスコップ」を持って。聞くと、「ここは毎年これ(雪かきスコップ)を使うのです。」とのこと。北のほうへ引っ越してきたので寒いだろうとは思っていましたが、毎年雪かきが必要な場所だったとは!というわけで、道具を調達しにホームセンターへ。滑り込みで前日スノータイヤにはきかえていたおかげで、なんとか自動車が出動できたのでよかったです。写真は、早速こ初々さんがせっせと雪かきをしてくれているところ。お隣のおばさまがそりを出してきて下さって、そり遊びも満喫しておりました。雪、楽しいね~!

さぁこれからの1年、どうなるでしょうか。オットの「一年の総括」にありましたように、去年は本当に忙しかった。そして、反省ひとしきり。こんなに忙しくてはだめだ、と思ったのです。あまりに忙しくて、「主婦不在の家」になっていたように思います。様々な考え方があるでしょうが、私はやはり主婦業を本務であると自らに課したい。と、宣言しておかないと、いや、宣言しておいても、おそらく自分だけのことでいっぱいいっぱいになるのでしょうから、やはりここはあえて「主婦業が第一」と言っておかなければ。

とはいえ、今までのように自分の持てる力をセーブする方向ではなく・・・いかに効率よく、しなければならないことをするか。自分の力を、どう使うか。そういうことをきちんと考えて、新しい1年を歩み出したいと思っているところです。
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かゆいと言っているのだから、かゆいのだ

2010-12-26 23:06:34 | 3歳の軌跡


オットお手製の指編み帽子をかぶりながら、こたつでみかんを食べるおばあちゃん・・・じゃなかった、こ初々さん。
かわいい帽子だけど、なんだかパーマネントをあてている最中のおばあちゃんという雰囲気があるような。

ところで話は全く変わりますが、ずっと書いておきたい、整理しておきたいと思っていたことについて。

発達段階の過程で、それぞれの子どもちゃんにあることなのか、それともこ初々さんに独特のものなのかは分かりませんが、私の立場からみるとどうもこ初々さんは「身体化しやすい」ように見えてきました。ずっと昔に遡れば、したくもないのに「うんち!」「おしっこ~!!」と要求する時期もありましたっけ。そしてその後しばらく悩まされたのが、「かゆい」。日中はどうもないのですが、夜寝るときになると(大体意識レベルが低下し始めると)「かゆい~!!」と肘関節や手背をかきむしる。そしてこ初々さんを怒ったときにも、突然「かゆい~!」と同じような場所をかきむしる。確かに人間は睡眠中、深部温度を下げるために、皮膚表面に熱が放散されて一時的に皮膚温が上昇します。「あたたまるとかゆみが増す」ということはよく知られていることですし、そのような機序で「ほんとうに」かゆいことも考えられます。でも例えばお風呂に入ってあたたまった時にも「かゆい」と言うかというと、そんなこともない。おまけに、怒られて「かゆい」というのは、どう考えてもストレスの身体化にしか思えない。というような論理で、「ほんまにかゆいのか否か」ということに悩まされ続け、どちらかというと精神科ナースは様々な現象を「心理的反応」とみなしてしまいがちであることも加わり、「身体化にどう対応したらよいのか」と途方に暮れていました。

そのうちに「掻きこわし」が生じてしまい、表皮剥離が深刻になってきました。皮膚欠損に対して、最近は湿潤療法と呼ばれる処置が取り入れられるようになっており、私もそれに準じてケアをしていたのですが、いかんせんまだ処置方法が確立されていないので、こちらも試行錯誤。患部を湿潤に保つために、ラップを使って保護していましたが、朝起きるとラッブがなくなっているなんていうことも。ラッブをどのように固定するか(テープ固定、テープの種類の検討、フィルムの使用、フィルムの粘着性が高くて剥がすときに号泣なんていうことも)、患部を直接掻かないためにシャツの袖口をテープで固定したり、大きなガーゼタオルでぐるぐる巻きにしたりとあれこれトライ・・・しかし、ラップを大きく使ってしまうと、あせもが出来たり、とびひが出来たり。そしてどれだけ工夫をしても、結局掻いてしまって、治りかけの皮膚剥離部分から出血・・・浸出液は傷の治癒に不可欠とはいえ、正常皮膚にとっては余計な刺激物ですから、掻き壊してしまうとどうしてもかゆくなってしまいます。本人も「掻いてはだめ」ということが理解できており、掻かないように頑張っているというのに、ついに夜中掻きむしっている我が子をきつく叱ってしまい・・・もうだめだ、と。一人ではもう出来ない。そう思って、湿潤療法に理解のある皮膚科を探し、受診しました。

そして受診すると、医師は丁寧に診察をしてくれ、ステロイドを処方してくれました。処方の時には、「湿潤療法をされておられますが、ステロイドに抵抗はありますか?」と尋ねてくれ、「ない」と答えました。その後リンデロン(ステロイド)を朝晩2回塗布し、およそ1週間で殆ど皮膚剥離は治癒、かゆみもおさまりました。つまり、ステロイドの著効ケースだったのです。私は再度医師に尋ねました。「本当にかゆいのかどうか、ずっと悩んでいたのですが、どうなのでしょうか?」医師の答えは、こうでした。「確かに、皮膚を見てもどうもない子どもがかゆいと言っているケースもままあります。でも、『かゆい』と言っているときは嘘と思わないで、対応してあげるのがいいんじゃないかとおもいます。寝る前、叱ったとき、きっと子どもの体の中では、同じ反応が起きているんでしょうね。」

あぁ、そうだな。と深く納得をしました。本人がかゆいと言うのだから、かゆいのだ。「かゆい」の背景に何があるのかと探る前に、私はかゆい気持ちを汲んであげられただろうか・・・と深く反省しました。ステロイドが著効だったことからも、ある種のアレルギー反応が皮膚に起こっていたことが考えられます。その原因が「皮膚温度の上昇」であろうと、「悲しい、悔しい」気持ちであろうと、とにかくそれに対して体が反応し、「皮膚に何かが起こっている」から「かゆい」と言っているのです。そんな当たり前のことに気づくのに、どれだけの時間を費やしてしまったのか・・・こ初々さんには申しわけない気持ちでいっぱいですが、本当に大きな気づきを与えられました。

そう考えてみると、かつて出会ったいわゆる「身体化」する患者さんたちのことを見る目もずいぶん変わったように思います。身体化に対してはどうしても「報酬を与えてしまうのではないか」という危惧が先行してしまって(苦しい、痛いと言ったら、すぐに優しく対応してもらえるため、一時的な孤独を紛らわすという報酬を得て、同じ手段を繰り返すという危惧)、「身体化に関してはそっけなく、かわりに言語化を促す」という対応をとりがちなのですが、果たしてそれでいいのだろうか?という疑問すらわいてきます。もちろんケースバイケースで一括りに言えることではありませんが、誤解を恐れずに言ってしまうと「予防」的な関わりが求められるのではないか。もちろん人間というのは様々なストレスに晒されて生活をしていますから、ストレスを無にすることはできない。しかし例えばこ初々さんの場合では、多少のアレルギー反応が起こったところですぐに症状が出ないくらいに皮膚の状態を調えておくということ・・・保湿を心がけたスキンケア、なんていうことが効果的である可能性もあります。それと同様に、患者さんの場合もその人をとりまく環境を調えてあげることのほうが、「身体化の原因を探って、その問題と本人が向き合う」ことよりも大切なのかもしれない。今は、そんなふうに思ったりしています。






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クリスマスの準備

2010-12-23 16:25:58 | 3歳の軌跡


もう間もなく、クリスマスですね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。本当にあれこれとてんてこ舞い過ぎて、ブログの記事を書く余裕がゼロでした。いまだに色々なものを引っ張ってはいますが、大学院の授業も昨日でようやく終わり、ちょっと一息ついています。

そんなわけで、クリスマスを迎える準備も全然出来ていなかったのですが、今日はクリスマスリースを編んでみました。先日、「指編みの帽子を編む!」とオットがAVRILへ。私も一緒にくっついて行くと、クリスマスリース用のキットが売っていたのです。写真では大きく見えるかもしれませんが、実はこれ「シュシュ」サイズ。シュシュにオーナメントを色々とくっつけているだけなんです。



色を変えて編むと、こんなシュシュができます。指編みで鎖を編むだけなので、あっという間に出来てしまいます。



子ども用じゃないですが、特別につけてあげました。でも、おかあちゃんのだからね~!

ところで、去年はクリスマスの意味が全く分かっていなかったこ初々さんですが、今年はなんとこんなことを言うまでに!
「おかあちゃん、救い主さまがお生まれになったことを忘れちゃだめだよ。」
ほんまにその通り・・・忙しくて気持ちにゆとりがなかったことをしっかり反省し、色々なことを覚えて祈らずにいられませんでした。
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脅威的な回復の我が子に羨望の眼差しを

2010-11-19 13:34:00 | 3歳の軌跡
やれやれ・・・
オットからの報告にもありましたように、熱発してダウンしておりました。熱自体は大したことがない(37度台)にも関わらず、ここ最近風邪をひくと必ずといっていいほど激しい頭痛が。風邪と頭痛とどんな関係があるのだろうと思って調べてみましたが、おそらく(本当に、おそらく、です)プロスタグランジンという炎症に関わる物質によって抹消血管が拡張し、拡張した血管が神経を圧迫しているためのようです。うーむ、抹消の血管が拡張するのがあかんのやったら、頭は冷やすべきか・・・しかし、表面だけいくら冷やしても拡張している血管まで届きそうな気はしない。(頭痛は放散痛のため、痛みの場所が痛いわけではないしね)やっぱりそうなるとプロスタグランジンをどうにかするしかないわけで、解熱鎮痛剤しか打つ手はない。がしかし、頭痛のため吐き気もひどく、薬はおろか水も飲みたくないというより飲めない・・・そうこうしているうちに、げーっと吐いて、こりゃあかんと珍しく内科受診。おしっこの検査をして「脱水ですね。点滴しましょ。」ということで、人生初たかが風邪で点滴をしてもらいました。あぁやれやれ。そして今は回復していますが、なーんだか頭痛も続いているし、ぐずぐずと調子悪いです。

とここで、昨晩はこ初々さんが熱発。珍しくお昼ねをして起きたら、なんだか調子悪そうな様子なので体温を測ったら38度。あらま。しかししばらくごろごろとして、ハハと二人絵本を読んだりしてまったり過ごしているうちに、「パズルしたい」などと元気に。なんだかとても元気になって、就寝。そして朝起きると・・・すっかり熱は下がり、「たんたかたーん!!」とか何とか言いながら寝起きで行進まで始め、「幼稚園にいく?」と聞くと「うん。」・・・いつもながら、この子の回復力には脱帽です。羨ましい、羨ましいと、ここ最近風邪ばかりひいてサエナイ夫婦は、羨望の眼差しで我が子を見ていたのでした。ちゃんちゃん。


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