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京都生活手帖

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家づくりが本格化しています

2010-01-21 23:03:20 | おうちを建てよう
やっと本格化してきた、新築計画の打ち合わせ。
建物の大きさと間取りはかちっと決まり、「電気の配線」「お風呂、トイレ、洗面台選び」「窓、サッシ選び」まで進んで、来週は「キッチン選び」。その後「色決め」「建具選び」・・・と「選ばなければならないこと」が山積みのようでドキドキしています。というのも、基本的に「ものすごく、優柔不断」なわたし。加えて「こだわりがない」わたし。「えーと、えーと・・・どれでもいいデス・・・」と消え入るような声で言いたい気持ちにかられることといったら。それなのに一番「決めることが多い」注文住宅にチャレンジ!?してしまったのだから、大変です。「せっかくだから、楽しんで。」とおっしゃって下さったおじさまの言葉を胸に、大変がりながらも最大限楽しみたいと思っておりますが。

いやしかし「こんなことまで選ばなくてはならないのか!」という細かいことが実に多い。トイレだって色々と種類がありますが、便器だけではなく、やれその床はどうするか→汚れてもすぐに拭き取れるように木ではなくてタイルにして欲しい→タイルの大きさは?→タイルの色は?・・・おお、決まった決まったと思っていると、「目地の色はどうしますか?」・・・選択肢が多いって素敵!と思えるこだわり性ではないので、「こんなふうに選択肢を用意することの意味はどこにあるのだろうか」とネガティブにというか、そこに敵意を見いだしてどうする!と思うような反応さえしてしまいそうになる私。ごめんなさい。

まぁでも「好み」という面ではほとんどこだわりがない私ですが、「収納」と「機能性」ということに関してはものすごく考えに考え、練りにねっています。つまりは「自分の好きなものとテイストに囲まれて、見て眺めてうっとりする」ような家ではなくて、実用主義。気づくと「使ってなんぼの家」を目指しているからおかしなものです。そんなにお掃除と整理整頓が得意ではないので(苦手とはっきり言え~!)、「それらがしやすい」(=手が抜きまくれる?)ようにしたいなと思ってしまうんですよねぇ・・・キッチンの背面に収納棚を造作したいと申し出てイラストを書いていったときには、収納スペースに「すり鉢2個とまで書いてある・・・」とやや呆れられたくらい、「なにを、どこにしまうか」ということばっかり考えています。だって巨大なすり鉢を二つも持っているんだもの、これを仕舞う場所がなかったら困りますしね。そのほかにも「ミシンの収納スペースにはキャスターつきの板を作ってもらおう」とか、「掃除用品入れの棚もキャスターをつけてごろごろと引き出せるようにしよう」とか、「キッチン家電は一括収納できる棚を作ってもらおう」とか、とにかく収納命。明けても暮れても、収納のことばっかり考えています。もう少ししたら「持ち物リスト」を作っていこうと思っているのですが、こういうことにこだわる自分がいるとは思わなかったなぁ。

さぁどんな家になるのでしょうね。


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すったもんだの家づくり

2009-11-02 23:50:36 | おうちを建てよう
すったもんだの家づくり・・・
いや本当に、「一難去ってまた一難」というか、何事もなくスムーズにいくということが全くない家づくりです。不動産の売買をする時にはまず手付け金を払って「買います」という契約をかわし、その後に銀行から融資してもらえるかどうか審査を受けるための「ローン特約期間」が設定されています。一般人の頭では「ローンの審査なんて、売買契約の前にするべきなのでは?」と思うのですが、まぁ業界の諸事情があるのでしょう。とにかく銀行が融資してくれるかどうか分かるのは、売買契約「後」になるんです。そして銀行から融資を断られた場合は売買契約が無効になり、「ローン特約期間」内であれば手付金をそっくりそのまま返してもらってこの件は白紙になる・・・そういう流れになっています。そして今回私たちも「あわや、白紙状態」になり、一度はすっかり今回の計画を諦めたのが今月の頭。それでも不思議と「だめです!」ということにはならずに、どういうわけか来週土地の引き渡しということになりそうです。

さて一体何があったのかというと、融資を申し込んだ全ての銀行から仮審査が通って「融資OK」のお返事を頂いたのですが、「団体信用生命保険(通称、団信)」に事情があって加入できなかったため融資を断られてしまったのです。この団信というのは、債務者(お金をかりる人。つまり今回はオット)が死亡したときに本人にかわってローンの残高を生命保険会社が返し、家と土地が家族に残るという仕組みで、住宅ローンを組む際には団信への加入が義務づけられています。ですから団信に加入できないと、銀行からの融資が受けられません。公的な金融公庫などは団信への加入が任意になっているのですが、「固定金利」のため金利が3倍近くになってしまいます。金利がそのように跳ね上がってしまうと、トータルの返済額もさることながら、毎月の返済も(私たちの場合は)3万円~4万円も高くなってしまい、とてもとてもやっていけない。ですから「もう今回は、無理だね・・・」と諦め、私も「あぁ、やっと『だめ』と言われたんだな」と未練に思うこともなく、ご縁のものだと納得したのですが・・・その翌日に工務店へお話に行くと、「労金なら、団信なしでかしてくれる」と教えて頂き、また不動産屋さんへお話にいくと、「某都市銀行さんが、団信なしで融資できるといっている」とおっしゃるんですね。あらま。また「だめ」と言われなかったということなのだろうか?と手続きをしてみて、結局某都市銀行さんが(私たちが)当初考えていた金利での融資をしてくれることになりました。うーむ。スムーズにはいかないのに、最後には拾われる私たち・・・不思議なものですね。しかしまだ土地の引き渡しまで時間があるので、また何かあるかもしれない!?

それにしても団信への加入が義務づけられることにも納得がいきませんが、ローンの「保証料」というものにも全然納得ができない私。この保証料が発生する仕組みというのが、債務者が死亡以外の理由でローンを返済できなくなった場合に、ローンの残高を債務者にかわって保証会社が返済することになるのですが、もちろんそれは私たちにとっては債権が銀行から保証会社に移行するだけのこと。つまり、保証会社に土地と建物をとられることになるわけで、この保証料を払ったところで私たちにメリットは何にもない。結局銀行が我が身を守るための仕組みであるにも関わらず、何で私たちが大金を(だって、トータルで数十万かかるんですよ!)払わないといけないのか理解ができません。もうほんと、ひどいですよねぇ・・・

だけどまぁ、この不景気で低金利時代、銀行も大変だなぁとおもいます。結局私たちは変動金利を選択し、1、075%という金利で融資を受けるのですが、これじゃ全然利息をとれませんよね・・・そして私たちがラッキーだったのは、過去最大規模の「住宅ローン減税」が実施される年に住宅ローンをかりることになり、今後10年間毎年ローン残高の1%が所得税の中から返還されるのです。なので1、075%の利息のうち、1%は(数字上)返ってくることになり、「ほとんど利息を払わずにすむ」ようになるんですねぇ・・・団信に入っていたら1%すら切っていたので、「かりるほうが得」状態だったのですが、いやもうこの際そんなに欲はかきません。だってこの金利でも、計算してみると「利息ほとんどなし」なんですから。いやはや本当にありがたいことです。というわけで、というのもヘンですが、もし住宅の購入をお考えの方がおられましたら、是非過去最大級といわれる住宅ローン減税が適用されるこの2年間のうちに!(その後は暫定的に上限額が減らされるそうです)・・・なんて、ハウスメーカーの営業みたいですね。
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イメージはあんみつ屋

2009-09-13 11:43:01 | おうちを建てよう


東京Days 第3弾、実家前の公園にて。彼女がはいているのは、こ初々さん0歳の時に私の友人まいこさんが縫ってくれたブルマーです。頂いたときには「ブルマーっていうより長ズボン」という感じだったのですが、そのおかげで去年も今年もばっちりはくことができて、今年ようやく周囲の人から「ブルマー」と認識してもらえました。昨今ブルマー姿の2歳児というのはあまりいないようで、おばちゃんたちに「ブルマーかわいい!!」とすこぶる評判だったのですよ。

さて明日は仕事で更新ができないと思われるので、「7人のサプライ(ズ)」を一日早くアップさせて頂きました。「強いばあちゃんに鍛えられる」の続編で、「タバコは子どもによくないけれど、タバコをやめてイライラして子どもにあたるよりは、タバコを吸っているほうがいい」というようなロジックに簡単にはまってしまう自分への反省をしたためています。何でそんな話になるんだ?と興味をもたれた方は、ぜひ「7人のサプライ(ズ)」へお立ち寄りくださいね。

そして今日は延期にして頂いていた、不動産売買契約の日・・・
ついに土地を買うことになるんだぁ。いまだに何だか信じられない・・・なんて浮き足だっているといけませんね。ぴしっとせんなん、ぴしっと!そして昨日は家の建築をお願いしている工務店「彩工房」の方に土地をみてもらい、その時に「暮らし方発見シート」なるものを手渡しました。それは私たちの生活の様子や、これからの暮らしや家への要望などを記載するようになっている書類で、彩工房さんが用意してくださったもの。これをもとに彩工房さんが間取りなどのたたき台をこしらえてくれる予定になっているのですが、「きっと困っておられるに違いない」と申し訳ない気持ちでいます。だって「具体的な」要望って、ほとんど書けなかったんだもの・・・奇遇にも同じ時期におうちを建てられる、私の尊敬する友人umeさんは「設計図を50枚書いた」とおっしゃっておられたので私もトライしてみたのですが、大体数字に弱く、空間認識能力が著しく欠如している私に設計図が書けるわけもなく、3枚書いて「私には無理!!」と放り投げてしまいました。うんうん考えて書いていても、「あれ!?階段がないじゃん、これ」とか「こんなに窓ばっかりだったら、テレビ置くスペースすらないじゃん」ということに気づいたりして、「ええい、やめ、やめ!」となっちゃうんですよねぇ・・・そのかわりにツラツラと書き出したのは、「まめまめしく働くことが楽しいような、こじんまりした家」とか「家族みんなが働けるような家(子どもに労働がある家)」だとか「四季のうつろいを感じられる、緑の多い家」だとか、挙げ句の果てには「雑木林を抜けたところに、あんみつ屋がありました、というようなイメージ」ですよ。そして「内観イメージ」「外観イメージ」「外構イメージ」などを書くスペースもあり、おそらく最も重要と思われる「内観イメージ」は空欄で、「外観イメージ」にはあんみつ屋の写真、「外構イメージ」には雑木林の写真を添えて提出した私・・・umeさんが土地を買われた時に、家のことよりも「(庭に植える)木」を気にされておられるのがとてもおかしかったのですが、私自身も家のことより庭が気になって仕方ない、仕方ない・・・なので具体的なイメージがあるのは庭だけで、あとは「家族みんなが働けるような家がいい」というような「コンセプト」しかないという状態。これが実際にどんな設計図として立ち上がってくるのか、興味津々です。

ところで「何であんみつ屋!?」と思われるかもしれませんが、かねてから「家を建てるなら、こんな佇まいと雰囲気がいいなぁ」と思って眺めていたあんみつ屋さんが近くにあるのです。いやそれは「この通りにして欲しい」というような具体的な(あるいは細部の)作りを指して言っているのではなく、全体的な雰囲気が素敵だなぁと思っていたということ。大体店舗ですから住宅にそのまま適用できませんし、古い古い建物ですので新築でその作りを再現できるとも思えません。ただ「がらがらという木製の引き戸の前にはのれんがかかっていて、店先には和の草花の鉢植えがたくさん置かれている」様子がなんとも言えず素敵で、おまけにこれが「老舗の和菓子屋」というのではないのがみそ。そういう重厚さや立派さよりも、庶民的で親しみの持てる感じは「あんみつ屋じゃなきゃだめだろう」と思いますし、それは自分の家にも反映させたいポイントとしてあるんですよねぇ。どこもかしこもピカピカ、立派。そういう感じではなくて、どこか懐かしい感じがして「こんにちわー」と気兼ねなく入っていけるような親しみのあるおうち。そのイメージを伝えたくて「あんみつ屋」と言っているのですが、さぁ果たしてそれが担当者の方に伝わるのか。む、難しいでしょうね。でも彩工房の担当者の方はとてもよい方で、頑張って汲み取ろうとして下さるだろうという信頼が持てるところが安心なんです。

というわけで、今日はとにかく売買契約へ行ってきます。

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土地取得の記録

2009-09-03 23:12:17 | おうちを建てよう
ご無沙汰しております。

色々なことがいっぺんに重なって「い・・・忙しい・・・」という日々を送っていたのですが、「片付くときには一気に片付く」ものなのですねぇ。不動産がらみの件も一段落したところで院試も終わり、ようやく(心身ともに)平穏な時間が帰ってきました。院試は出来ばえこそぱっとしませんでしたが、もうこればっかりは「興味深い研究テーマだ」と思ってもらえなければご縁がないということですので、とりあえず試験が終わってすがすがしい気持ちでおります。あとは再来週の合格発表を待つばかり。それにしても競争率が4倍にもなりそうな受験者数にはびっくりしました。看護の世界も、ずいぶん変わってきているんですねぇ。

そして大変だったのは、ずうっとしんどがっていました不動産がらみの案件(?)。不動産屋さんから紹介してもらった土地をあちこち見に行っていましたが、なかなか「これだ」という土地はありません。いや大体私たちは「こうでなければならない」というものが無かったので(もちろん予算はありましたが、それだっておおよその上限しか決めていなかった)、条件をしぼりこまないがために「紹介してもらった土地の諸条件を考慮する」という非常に面倒な手続きを毎回踏まなければならなかったんですよね。例えば場所にしたって、いちいち「まぁこの辺りはあまり考えていなかったけれど、考えてみてもいいかもね。考えようによっては・・・だしね。」という形で、条件が絞り込まれていくのではなく、むしろ広がっていってしまう。そうやって「考えることがどんどん増えていく」ために、何だか毎日悩ましい。そんな日々でした。

しかしそんな中でも、「いいなぁ」と思う土地はあったのです。それが、今ほぼ決まりかけている土地でした。しかしその土地は私たちが当初考えていた広さの1、5倍近くあり、当然予算だってオーバー。初めて一人でふらりと見に行ったときには、「わぁ、すごくいいなぁ。」と思いこそすれ、それは憧れというものに近く、むしろ「こ・・・こんな広大な土地に住むなんてあり得ない。分不相応だ。」とあっさり諦めたんですね。様々な諸条件(通勤やら坪単価やら)を考慮しなければ最も住みたかった地域にありましたし、目の前には小学校や幼稚園があって環境もとてもよい。おまけに「第一種低層住宅」地域ですので、隣に3階建ての建物がどーんと建っているようなこともなく、住居をゆったりと構えることができそう。緑も多く、住宅街なのでとても静か。こうしてマイナスポイントが全く無い土地だったのですが、あまりに広いことと予算オーバーということもあって、その後しばらくはすっかりその土地のことは忘れていました。しかしお義母さんから家づくりに際して援助して頂けることになったこと、そして「予算オーバーの土地も、交渉次第で値下がりできる」という情報を入手したことで、にわかに「あの土地にチャレンジしてみよう」という気持ちになったのです。そこで不動産取得とローン関係の諸費用をざっくりと計算し、「あの土地が交渉でこの値段まで下げられたら購入できそうだ」という予算をはじき出しました。それは表示価格よりも400万円以上下がる設定だったのですが、「だめでもともと」ですので不動産屋さんに交渉を依頼してみたんですね。しかし不動産屋さんに聞いてみると、その土地はすでに値下がりしたところで、私たちの設定した金額よりももともと900万円も高く売り出されていたとのこと・・・こりゃあダメかもねぇと半ば諦めていたのですが、なんと売り主さんのお返事は「OK」だったのです。ひえ~、不動産の値段って、あるようでないものなんだな。結果的に坪単価も10万円近く下がり、この地域にしては「とてもありえない」坪単価まで下げさせてしまって申し訳ないような気持ちにさえなりました。

しかし!そこからが、さぁ大変。「だめもと」でチャレンジしたせいで、当然予算の見積もりも大甘・・・住宅取得関連とローンの諸費用に関しても「分からないことだらけ」で、改めて勉強をし直し、見積もりも再計算。初めのうちこちらの勘違いも多くあり、「ぎゃ~!お金が全然足りないじゃないか!」と頭を抱え込んだり、不動産屋さんに確認してほっとしたり。もちろん私の勉強不足と準備不足が最も責められるべきところなのですが、それでも今回「実践」してみて分かったことは「本などから学ぶだけでは分からないことのほうが多い」ということ。例えば「不動産所得税」なんていうものを本だけ読んで計算すると、費用が100万円近くかかるように出てくるんですね。土地代に加えてそんなに大きなお金が必要になるなんて・・・!と真っ青になったのですが、不動産屋さんに泣きついたところ「そんなにかかるわけがない」と司法書士さんに計算してもらって「3万円弱です」とのお返事。どうも様々な「控除」が受けられるそうで、そんなこと素人には知り得ようがない。そんな「お金」にまつわるすったもんだは、すぐ目の前に迫った「売買契約」の日時という制約のおかげで、より切実なものになっていました。そう、売り主さんから「OK」のお返事を頂いた5日後には売買契約をかわすことが設定されてしまっていたのです。ですから「買う」と決める前に、「お金のやりくりが本当にできるのか」ということを確認しなければなりませんが、その時間が非常に少なかったというのが今回のしんどさの原因。そして何とか土地取得に関しては予算内でやりくりが出来そうだという目鼻がついたところで、「建築費用の予算は、本当にこれでいけるのか」という疑問・・・以前、気に入っていた工務店に「これくらいかかります」と聞いていたアバウトな予算で建築費用を考えていたのですが、さぁ果たしてそれで何とかなるのか。大慌てでずっと気になっていた設計事務所さんと連絡をとってお話をしたところ、私たちの予算ではその設計事務所さんにお願いすることは難しいことが分かりました。その翌日には、これもまた気になっていた工務店に出向いてお話を聞いたのですが、やはり私たちの予算では「まぁ、そこそこのは出来るんじゃないですか」というだいぶんつれないお答え。あぁもうこれは土地代にお金をかけすぎなんだ、もっと安い土地を探して、建築に予算をまわさないとダメなんだ・・・とつくづく思いましたが、それでも諦めずに、何年も前から気に入っていて、住宅展示場にも2回ほど見に行ったことのある「彩工房」という工務店に連絡をとりお話を伺ったところ、やっと私たちの予算内でなんとか自分たちの納得するレベルの家が建てられそうだという感触をつかむことができました。それが、なんと売買契約の一日前。わーい、何とか間に合った!

でもね、結局私たちが出した結論は・・・「売買契約の日を延期する」でした。え?何で?と思われることでしょうが、うんうん唸って悩んで「何とかなりそうだ」というところまではいけたのですけれども、やっぱりどうしても「心から納得したかった」んですね。そのためには、まだやはり時間が足りない。OKのお返事をもらってからこれまでの間、やれるだけのことはやりましたし、検討もしつくした。「焦らないで、今回は諦めてもいいのではないか」という冷静なオットに対して、私のほうはどういうわけかあの土地への執着が深まるばかり、どちらかというと「これでいける!」という安心材料よりも「絶対にだめだ」という諦め材料が欲しかったくらい。あの土地に魅了されていましたし、一度「手に入るかも」と思ってしまったがためか、なかなか諦めきれなかったんですね。ですから諦めるのであれば、「諦めがつくような、諦めることが納得できるような材料が欲しい」と思いましたし、それが出来なければ未練が残って仕方がない。それはオットにも伝え、「とにかく、やれることはやって、検討すべきことは検討してから結論を出したい」とオットを巻き込んでしまって申し訳なかったのですが、とにかく時間いっぱいいっぱい使って検討できることは検討しつくした。それなのに私たちは、「GO」を選択することができずにいました。行けども行けども「決定的にダメ」という材料は見つからないものの、「これでいいんだ」という安心材料も見つけられなかった。そんな感じです。

そして以前から「気になる土地があったら見に行ってあげるよ」とおっしゃって下さっていた、建築家の親戚のおじさまを頼ることにしました。そのおじさまにきちんと土地を見てもらってから決めよう、そう判断したのです。しかし売買契約は翌日に迫っていますから、もうそのような時間は無い。そこで私たちは、またしても「だめでもともと」で売り主さんに売買契約の延期を申し込むことにしたのです。「そんなんやったら、もう売らん」と言われたらそこまで。ご縁がなかったと諦めよう。もうその頃には、あれほどあの土地に執着していた私も「どちらでもいい」という心境になっていたのです。やれることはやって検討しつくしたけれども、その持ち前の判断材料では「どちらでもよい」という結論しか出せなかったのですから。そこであとは運を天にまかせることにして、私たちは自分たちが納得できるための残りの手段を実行することにし、おじさまにお願いして土地を見てもらいました。そうしておじさまに土地をみて頂いたところ、「問題はない」と太鼓判?を押してもらえたうえに、どういう奇遇なのかご縁なのか、はたまた「初めからそうなっていた」のか・・・「京都で信頼できてすすめられるところはここだけしかない」ということで紹介して頂いた工務店が、なんと私たちが最終的に「ここにお願いしよう」と決めていた「彩工房」だったのです。おじさまは彩工房の社長とおつきあいがあるとのことで、「連絡を入れてお願いしておくから、もうここから先は何も心配することはない」とおっしゃって頂いて、もう本当にどれだけどれだけ心強かったことでしょうか。それはもちろん金銭的な面でというわけでも、工務店とのつながりができたからというわけでもなく、ただただ信頼している人に「大丈夫」と言ってもらえた安心感と、不思議なご縁のおかげで「きっと大丈夫ということなんだろうなぁ」と感じることができたことが非常に大きかった。きっと私たちにとっては、そういう形での「だいじょうぶ」が必要だったのだろう。今ではそう思っています。

そして「だめもと」で申し込んでいた売買契約の延期も、売り主さんの了解が得られてしまったんですよねぇ・・・不動産屋さんの話によると、「買い主さんはとってもいい人なんです」というのを「売り」にして値下げを説得し、「それならいい。ご近所さんも喜ばはる。」と売り主さんが非常に喜んでおられたとのことだったのですが、いい人どころか迷惑なことばかりしてしまって申し訳ない・・・それにしても値下げの交渉の売りとして「人柄」があるなんて、初めて知ったよ。いやぁ不動産の世界は知らないことばかり・・・というどうでもいい話はさておき、今日こちらの意思(買うという決断をしたこと)も伝え、いよいよ間もなく売買契約となる予定です。なんてね、「もう待ちくたびれたわ」と売り主さんに言われてしまう可能性も否定できませんが、それならそれ。「こういうものは、ご縁のものなんだ」とつくづく実感しているので、何にもとらわれずに「あとはどうなってもいい」と心から思っています。でも本当にいい土地なので、そこに住まえたら素敵だなぁとは思いますが。

いやしかし、本当に短期間で色々なことを勉強しました。不動産のこと、ローンなど金融がらみのこと、工務店のこと・・・まだまだ面白い話がたくさんあるのですが、ひとまず土地取得の流れだけを記録することにしました。うん、あちこちの工務店の話なんて、本当に面白いですよ。また時間ができたら、記録として残したいと思います。


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