天然酵母パンのお店「
こせちゃ」へ行ってきました。
自家製天然酵母で作られたパンは、どれも安心安全な材料を使用しているのだそう。また天然酵母も「ぐみ」から育てた酵母を使っていたりと、ちょっと風変わり。場所は北白川で、白川通りから曼殊院に向かう途中にあります。
実は、これが久しぶりのパン。こ初々さんの救急車騒ぎがあったあと、急変のきっかけとなった大量の嘔吐の原因は「おっぱいが濃くて胃もたれしたんだろう」ということで、助産師さんから「授乳中は、朝もごはん食やで」とキッパリ言われ、パン食を極力控えて続けています。もちろん全く食べてはいけないということではなく、助産師さんも「パンを主食にせんで、おやつとしてちょこっと食べたらええねん」とおっしゃっているので、おやつ代わりにちょこちょこと食べてはいます。しかし助産師さんの助言通り、「パンと紅茶」という朝食をすっかりやめて、「ご飯にお味噌汁」という朝食にしたところ・・・何だか嘘みたいですが、体調がいいんですね。がらっと変わったということはないのですが、なんとなく午後に感じていただるさのようなものがとれた気がするのです。何故そうなるのかは分かりませんが、体質的にごはん食のほうが消化吸収しやすく、そのぶんよそにエネルギーが供給されるようになったのかな、なんて考えています。まぁ結果オーライということで。
そしてもうひとつ「ご飯にお味噌汁」の朝食にしてよかったこと。それは、「わざわざ離乳食を作る手間が省ける」という点なんですね。「パンと紅茶」の朝食では、こ初々さんが食べられるものは何もないですが、「ご飯にお味噌汁」だったらこ初々さん、どちらもいけます。なのでうすいお味噌汁をそのままあげるのですが、その中につぶしたりこしたりしたものを何でも入れちゃう。おかゆさえ入れて、ねこまんまに。今はそうすると、調子のよいときはお椀ごと「ずずずずー」と飲んでくれます。
そうこうしている内に、我が家のご飯のメニューから、だんだんと洋食メニューが減ってきました。洋食メニューだと、赤ちゃんにそのまま「はい、どうぞ」ってあげられるものが少ないんですよね。和食メニューだと、ご飯とお味噌汁だけでなく、出汁で炊いたお野菜だとか、煮魚だとか、大人のぶんをちょこっとだけ取り分けて「はい」とあげられます。それに大量に煮炊きして常備菜にしておけば、手間もずいぶんと省けちゃう。以前に比べて出汁をとる回数が圧倒的に多くはなりましたが(2日に1回、2リットルほども出汁をとるようになりました)、「出汁さえあれば何とかなっちゃうぞ」というメニューでやりくりするようになりました。
あっさり和食が(日本人の)おっぱいにとってもよいことを考えると、手間の面も含めて、和食は赤ちゃんのいる暮らしに自然と調和するものなんだなぁということに気づきました。もちろんそうではないライフスタイルをとってらっしゃる方も大勢おられるのでしょうが、今のところ私とこ初々さんの暮らしは和食に支えられています。なんというか、それが一番無理がない。
それぞれの人が、それぞれの暮らしの中で「無理がない」という着地点を見つけていければいいのだな、と思います。