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京都生活手帖

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さらさ西陣へ、鷲田先生のこたえ

2009-03-21 07:40:31 | 京都てくてく


「さらさ西陣」というカフェにて。
こ初々さんの背景の壁は、なんと全部タイル。ここはもともと銭湯だったそうで、その名残があるんですねぇ。極彩色のタイルに囲まれてお茶というのもなんだか変な気分ですが、季節のケーキがとってもおいしかった~。場所は、烏丸紫明から東鞍馬口通りに入ってどんどん西へ行った南側にあります。(←分かりにくいですねぇ。建勲神社の裏側くらいですかね)

ところでずっと書きたいと思っていて書けなかった、「鷲田先生への質問」と「その答え」についてちょっぴり書いておこうと思います。

私の質問はこんなものでした。「地域の精神障害者の方の多くは、就労という形ではなかなか社会参加ができません。生活保護を受けていたり、ご家族のお世話になったりしながら、地域で生活されています。そのような方々に対して、「いてもいいだよ」というメッセージを伝えたいと思いながらやってきましたし、インターディペンデンス(相互依存)の関係をシステムとして構築していくことが仕事だというふうに思ってきました。しかし自分が結婚をして扶養家族になってみたり、つわりなどで全然動けなくなってみると、周囲に対して『申し訳ない』という気持ちを持ってしまいました。いざ立場が逆転してみると、なかなか自分で自分を肯定できないことに気がついて、愕然としたんです。理性では『いてもいいだよ。インターディペンデンスなんだよ』ということが言えても、感情では受け入れられないことにきづきました。このあたりについてどう折り合っていったらいいとお考えか、お聞かせください。」

それに対して鷲田先生は、まず「僕はそれを理性と感情の対立というふうには捉えないなぁ。こう言ってしまうと身も蓋もないけど、『いなくていい人はいない』というかね・・・『弱さのちから』という本にね、そのことは書いているので読んで頂きたいのだけど・・・」とおっしゃって、24時間要介護状態になってもたくさんの介護ボランティアを募集し、多くの方とインターディペンデンスの関係を築いておられる方のお話や、赤ちゃんという存在からいかに母親が救われているかというお話を引用され、最後にこうおっしゃいました。「いなくていい人はいない・・・という、祈るような気持ち、かな。」

先生の答えを聞いたときには「うーん、そうかぁ」と、納得したような、していないような、とにかく「消化しきれない」という感じだったのですが、帰り道に先生の答えを反芻するうちに「がつーん」とくるものがありました。私は「自分に対して言えないこと」というふうに捉えていましたが、おそらく究極の場面で他者に「いていいですか?」と問われれば、「いていいよ」と穏やかな気持ちで、心の底から、言うことができないのではないか。自分にも、他人にも、理屈ぬきには「いていいよ」と言えない自分・・・でもそんな自分でも、きっと「そう言いたい、言いたい、言わせて・・・」と『祈るような気持ちで』他者(や自分)に向き合うことはできるんだろう。信仰を持たない私は、「そこから」始めるよりほかはない。そんなことを、考えさせられたのでした。

と、ここまで書いてタイムリミットです。
これから仕事へ、行ってきまーす。
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おかきカフェへ

2009-03-20 15:20:59 | 京都てくてく


ここは御所。
梅はもう終わりですが、桃はちょうど花盛りでした。もう夕闇せまる時刻でしたが、こ初々さんはまたしても長いこと桃林であそぶあそぶ・・・



この日は「おかきカフェへ行きませんか?」とのお誘いがあってご一緒させて頂いたのですが・・・
なんとおかきとお茶、どちらも無料・・・そうなると「試食場所」ということなのかしら?と思われるかもしれませんが、見た目もちゃんとした!?カフェふうなんです。全てセルフサービスにはなっていますが、飲み物はコーヒー・紅茶・ほうじ茶が選べ、おかきは「おかきバー」から数種類のおかきを選んでお皿に盛れるようになっています。このカフェの設置主体は「はりまや」さんというおかきやさんですが(一応おかきカフェの名前は「はりまステーション」になっているようです)、社会的な目的があってこの事業をされておられるようでした。それにしてもなんと気前のいい・・・同じスペースで店頭販売もしているのですが、これだけ気前がいいと「買って帰ろうかな」という気持ちになるものですね。私もおみやげに買って帰りましたが、どれもすごーく美味しかったです。こ初々さんも、もりもりでした。

ところで更新が滞っておりましたが、最近こ初々さんたら「寝ない」んですよねぇ。お昼寝も1時間すればいいほうですし、夜も遅いおそい・・・なんと11時をまわることもしばしば。それでも朝7時~8時くらいにはしっかり起きるので、相変わらずのショートスリーパーです。気づいてみるとあれほど悩まされた夜泣きは殆ど気にならなくなっているほどなくなっていますが、ロングスリーパーの私が睡眠時間を確保しようと思うとこ初々さんとともに寝起きするしかなく、自由時間ゼロ・・・そして勉強をしたりパソコンに向かったりという時間をとろうと思うと、どうしても睡眠時間を削るよりほかないという状況です。うーむ。睡眠問題は、いつでも私についてまわるようです。やれやれ。

そんなわけで最近あちこちへ遊び歩いているものの、更新が全然おいついておりません。またぼちぼちしていきますね~。
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茂庵へ行ってきました

2009-01-30 14:02:00 | 京都てくてく


「茂庵(もあん)」へ行ってきました。
我が家から自転車を走らせること15分くらい、京大の横を抜けたところにある吉田山。小さいけれども、立派に山!?の吉田山をとこてくと歩いて登り、頂上付近にあるのがこの茂庵というカフェです。4方ぐるりと緑に囲まれた、本当に気持ちのよいカフェで、ピタパンサンドや日替わりのランチを頂けます。最近バギーを使わずにこ初々さんをスパルタで歩かせることが多いのですが、この日も(山登りなので)もちろんバギーなし。途中「だっこ~」になってハハの腕がもげそうになりましたが、植物園同様に枯木や落ち葉で遊びながらほぼ機嫌よう登ることができました。途中に滑り台などの遊具もあり、そんなもので遊びながらのよいお散歩ができてよかったです。寄り道三昧でちっとも前に進まないこ初々さんに、気長につきあってくれたあきちゃん、どうもありがとう!

ずいぶん久しぶりの「京都てくてく」でした。
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レモン館、そこはどなかたのおうち

2008-12-12 13:44:22 | 京都てくてく


「レモン館」へ行ってきました。
ここはいわゆる町家カフェなのですが、「町家を改装したカフェ」というよりは「レトロな民家」と言ったほうがよさそうな感じ。座敷にはこたつがあり、割とごちゃごちゃと私物らしきものが置いてあるあたりも「ここは、どなたかの家ですか?」という雰囲気なんですねぇ。一緒に行った友人も、「絶対夜はここで誰かが布団をしいて寝ている」と言っていましたが、そうであってもおかしくないほどでした。なんて言うとけなしているようですが、全然そんなつもりはなく、むしろ「このくつろぎ感がいいね」と気に入ってしまったんですよ。井戸のあるお庭を眺められるのも素敵でしたし、お弁当も悪くない意味で普通に美味しかったです。場所は大徳寺の北東、大徳寺通り沿いにあります。

久しぶりの、京都てくてく更新でした。
いや~毎日何してるんでしょうねぇ・・・「何にもしてない」ような気がして、なんだか遠い目になっちゃいます。
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床へ行ってきました

2008-09-23 06:30:42 | 京都てくてく


貴船まで、納涼床(ゆか)へ行ってきました。
京都へ来て4年目になりますが、床(ゆか)へ行ったのは初めて。しかし「納涼」というにはちと時期が遅く、涼しいというより寒い・・・三条あたりの床は川からずいぶん離れたところに床が設置されていますが、貴船まで来ると床は川の真上。川の流れからくる冷気が、さむいさむい・・・夏は本当に涼しいんだろうな~。お料理の方は「場所代」が込みですのでお高いですけれど、鮎の塩焼きやあまごの天ぷらなど川魚が美味しく頂けてよかったです。こ初々さんも、鮎をむしゃむしゃ食べておりました。

しかしこの笑顔、おかしいですよね。「こ初々ちゃん、いい顔して~」と言うと、必ずこのお顔。これが彼女にとっての「いいお顔」のようです。不可解・・・
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