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京都生活手帖

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鍛えられている!?

2008-01-09 22:14:45 | 育つの軌跡
「おっぱい星人になってきたか?」

おっぱいマッサージへ行ったら、助産師さんにそう聞かれました。うへ~何で分かるの?これまでも助産師さんにはベストタイミングで声かけされてきたにも関わらず、今回もまたびっくりしてしまったのでした。「1歳すぎまで、もっともっとおっぱい、おっぱい言わはるで。」と助産師さん・・そ、そうですか。今現在ですでにお腹いっぱいな感じなのですが・・・とひき気味のわたし。でも「今までもおっぱい好きやったんやで。でもこれからはそれを態度で表さはるわ。」というのを聞くと、「なるほど、表現力が身に付いてきたということなのね、これも成長の証。」と思えて、えーと、ちょっぴりだけ喜ばしくもあります。

とにかくおっぱいをあげてもあげても「おっぱい!おっぱい!」と言うので、ついにこ初々さんはハハから「ボーダーこ初々ちゃん」と呼ばれることになってしまいました。これはお母さん友達の方が、ご自分の赤ちゃんが新生児だった頃、してあげてもしてあげても泣き止まない赤ちゃんを目の前にして「ボーダー○○ちゃん、と呼んでいた」という話を思い出して真似をしたもの。といっても一般の方には「ボーダーってなんのこっちゃ。」だと思いますが、ボーダーとはボーダーライン(境界型人格障害)の略で、一口にボーダーといってもその症状や病態は様々なのですが、一般に他者との安定した関係を構築することが困難で、他者への要求が高いが与えられたもので満たされず、それがクレームや自傷行為につながっていく、ということがひとつ言えると思います。(もちろん、それが全てではなく、ひとつの特徴です)おっぱいをどんなにあげてもすぐにおっぱい!と言うこ初々さんが、どうもそんなボーダーラインの特徴と重なってしまって、力尽きつつあるときには「ボーダーこ初々ちゃん」と呼んでいます。おっぱいは枯渇しないが、気力はどうも枯渇してしまう時があるようだよ、こ初々さん。本当は溢れる泉のようになりたいのだけどね、そりゃもうおっぱいのように。

ところでボーダーこ初々ちゃんに鍛えられたせいなのか、実際にボーダーラインの患者さんに(法外な)クレームを言われてもあまりへこたれなくなっている自分に気づきました。もちろんこちらに明らかに非があるときは別ですが、そうではなく「ただ文句を言いたいだけなんだな、この人は」と思われるような場面でも、これまで相当、そしてさんざんへこたれて、必要以上に謝ったり、自分を責めた記憶があります。しかし先日同じようなことがあったのですが、全然そのことがこたえず、必要じゅうぶんなだけ、つまり心をこめてただ一言だけ「ごめんなさい」と謝ることができたのです。この変化は自分でも不思議だったのですが、「自分のせいじゃないけれど、うまく(思い通りに)いかない」日々の積み重ねのなせる技だったのではないだろうか。そんなふうに思いました。何だかうまくいかないことの原因を、(必要以上に)自分の中に、あるいは相手の中に見つけない。ただ「そう(いうもの)なんだ」と(半ば諦めて)受け入れる。おっぱいをあげてもあげてもおっぱいが欲しいのは、私のせいでも、こ初々さんのせいでもない。ただただ「そう(いう時期)なんだ」ということですよね。

それから、お互いがニコニコハッピーでいる状態を良好な関係として目指すと、ボーダーラインの患者さんとの関わりは厳しいものがあります。(それが出来ないのが、病気なのですから)それが分かっていても、「自分となら」という期待を悲しいかな、持ってしまうのですね。しかしそんな期待はものの見事に打ち砕かれ、こちらもボロボロに傷ついてしまうという悲惨、いえ正直な実感としては凄惨な状況になってしまう・・・この「自分となら」という奢りもどういうわけか自分の中で薄らいでいるようですが、それよりも「お互いがニコニコハッピーでいる状態」を良好な関係として指向しなくなったことの方が私の中では大きな変化といえます。ボーダーラインの患者さんとの関わりでいえば、「文句を言い、言われる関係もまたそれは一つの関係」とあっさり思えるようになりました。それもきっと、育児の日々が「ニコニコハッピー」だけで構成されていないからではないだろうかと思うのです。もちろん出来る限りお互いニコニコハッピーでありたいですし、その努力はしますが、努力したところで「ニコニコハッピー」だけで日々を埋め尽くすことはできません。「ぎゃー!」と癇癪をおこして泣いて、それをみておとなげなく「きー!」となって、「きー!」となったことをあとから後悔する・・・なんていうことも、日々の中に入っているのです。そういうことをぜーんぶひっくるめて、「よし」としたい。色んなことがあるけれども、どれもこれも「よし」。そう思えるかどうかは別として、そう思いたいと願えるのは、自身の大きな変化だと捉えています。

しんどがって愚痴っぽいですが、こんなあれこれが面白いんですよ、育児の日々。
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夜中にメソメソする

2008-01-06 21:38:17 | 育つの軌跡
来月お誕生を迎えるこ初々さん。
ですが、相も変わらず夜間頻回に起きます。泣いて泣いて泣きやまない・・・ということはないのですが、しょっちゅうしょっちゅう起きておっぱいを飲むのです。時計を見ないようにしているので間隔は分かりませんが、おそらく頻繁なときには30分間隔。特に明け方がひどく、数時間のあいだ「起きてるんだか、寝てるんだか分からない状態」が続きます。一番長く眠る時は寝入ってすぐのころで、たいてい2時間近く眠ることを2回くらい繰り返してくれます。しかし先日、いつもであればそうして少し長く寝てくれる時間帯に、どうしてだかちっとも寝ません。おっぱいをあげて、「さぁ寝よう」とウトウトしてくると横で「うえーん」、やれやれおっぱいね・・・とおっぱいをあげてからまた寝ようとすると、「うえーん」・・・まるで「眠らせない刑」を受けているかのよう・・・何度もそんなことを繰り返していると、ほとほと嫌気がさしてきて、「あぁもう、ぐっすり眠りたいよ。早くおっぱいやめたいよ。」という気持ちが高まってきました。しかしおっぱいをやめたいといっても離乳が進んでいるわけでもなく、おっぱいをすぐにやめるわけにもいかない。あぁそれもこれも離乳をちゃんとすすめなかった罰だ・・なんていうことまで思い始めたら、何だか泣けてきました。そんなふうに夜中にひとりでメソメソしていたら、隣でこ初々さんがぐっすり眠っているというのに、今度は私が(感情が高ぶってしまったため)寝付けなくなってしまったのです。寝たいのに眠れない、それもこれもメソメソしているせいだ・・・とまたネガティブな方向へ考えがいきそうになって私がしたことは・・・むくっと起き上がって居間へおりていき、真っ暗闇の中でお菓子をむしゃむしゃと食べ始めたこと。リーフパイやらクッキーやらチョコレートをぱくぱくぱくぱくと食べているうちに、「まぁ眠れなくても死ぬわけじゃあるまい」という気分になれたので、ようやく落ち着くことができたのでした。このことをあとからオットに話すと、「何で電気つけなかったの?」と不思議がられましたが、「気持ちが荒廃してたから電気もようつけんかった」とわたし。そう、電気さえつけたくない気分だったのです。

赤ちゃんとの暮らしは楽しいことがいっぱいで、こういうことってどんどんと忘れていってしまうのですが、いっとき「魔がさす」ではないですが、一時的に自分の感情をマネージできなくなることって(私の場合は)あります。そのきっかけはほんの些細な事で、あとから振り返っても「何でそんなことで?」と不思議になるくらいなものです。それでも「そういうときがある」。おそらく原因を追究しても一つの原因があるわけではなく、「あるとき、ある状況で」何かがかちりとはまってしまった、そうとしか言えないような気がします。自分一人の体でないこと、それゆえに思い通りにいかないこと、寝不足が続いたこと・・・色々と原因とおぼしきことは挙げられますが、それで全てを説明することはできません。ですから対処法があるわけではなく、せめて私が出来ることは、「高ぶった感情を、こ初々さんに向けなくてよかった。お菓子をむちゃ食いするだけでよかった」と思うことくらいです。今後も同じようなことがあると思いますが、どうか高ぶった感情を鎮める方法がお菓子をむちゃ食いするような無害なものでありますようにと願わずにいられません。
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中毒110番のお世話になっちゃいました

2008-01-05 18:20:37 | 育つの軌跡
帰省中のことでした。
「お~機嫌よく遊んでいるなぁ」と、しばらくこ初々さんから目を離していると、その内にうにゃうにゃと言い始めました。あらあら、おっぱいかしら・・・と抱き上げて、おっぱいを含ませようとすると、うん???何やら「はっか」のような臭いがします。「何ではっか・・・何食べたの!?」慌ててこ初々さんがいた場所を見てみると、お義母さんの使っている軟膏が落ちており、その軟膏の中身が外へぶにゅりと飛び出ているではありませんか。「もしかして、こんなもの食べちゃった!?」ハラハラしながら成分を見てみると、インドメタシン(解熱鎮痛薬成分)とメンソールと表示されていました。この「はっか」臭の原因は、どうやらメンソールのよう・・・まぁメンソールはいいとしても、インドメタシンが体にいいわけはありません。どうしよう!?見ていたわけではないので、摂取量も分かりません。どうしようどうしよう・・・オロオロしながらも濡らしたタオルで口腔内を拭き取り、その間にオットへ「インターネットで中毒110番の電話番号調べて。」と指示。迷いましたがアルカリでも酸でもないため、吐かせてほいたほうがいいだろうと判断し、泣きじゃくるこ初々さんの口の中へ指をつっこんで、無理矢理に胃内容物を吐かせました。そうこうしている内に中毒110番につながり、軟膏の成分を調べてもらった結果、「成分の内容を見るかぎり、大量に摂取しておらず、本人の状態が変わりなければ経過観察でよい」と言ってもらえて、ようやく人心地ついたのでした。ただし軟膏には油分が含まれるので、この油分が原因で嘔吐、下痢がみられる可能性もあり、そのような場合は商品を持って医療機関を受診するようにとの指示。迅速な対応と、明確なアドバイスにとても信頼感が持てました。そうしてようやく落ち着いて軟膏をみてみると、なんとチューブ部分に食い破ったあとが!上ふたつ、下ふたつの歯でしっかりと噛み切ってしまっていたんですねぇ・・やれやれ、そんなこともできるようになっちゃったんだね、キミは。

ところで「中毒110番」とは、化学物質(家庭用品、タバコなど)や医薬品、動植物の毒などによって急性中毒をおこしている場合に、緊急対応してもらえる情報センターです。ですから誤飲の事故を起こす可能性の高い赤ちゃんのいるご家庭では、この頼もしい電話相談窓口の存在を知っておくといいと思います。HPでも様々な家庭用品の誤飲によって起こる症状や初期対応についても調べることができます。一度訪ねてみてくださいね。

いや~それにしてもちっとも目が離せませんなぁ・・・と言っているそばから、こ初々さんは今日も植物園でえらいものを口に入れておりました。芝生の上にぽーんとこ初々さんを置いて、はいはいをたくさんさせようと親ふたりはちょっと離れたところから「こ初々ちゃーん!」と呼びかけていたのです。しかしこ初々さんははいはいにやる気を見せず、ちょっと進んではその辺の草やら枯葉を口に運び、ちょっと進んでは座りこみ、なんていうことをしていました。草くらいは食べても何てことないよねぇなんて思って遠くから眺めていると、こ初々さんの口からポロリと大きな粒が出てくるのが見え・・・「今、何か口から落ちた!」とびっくりして夫婦で近寄ってみると、足下にテラテラと光る・・・それは「銀杏」。ぎょえ~!何でこんなもんがこんな所に落ちてるんだ!そして何で目ざとくそんなもの見つける!とびっっくり仰天です。ほかには変なもの食べていないでしょうねぇ・・と口の中をさらに見てみると、今度は「もみじの種」が出てきました。・・・芝生の上って、案外といろんなものが落ちているものなんですね。気をつけよう。銀杏でかぶれないといいんだけど・・・ちなみに中毒110番のデータベースに「銀杏」という項目もありました。あ~こわ。

本当に目が離せないって、こういうことなんだなぁ。
「こんなことにハラハラした」ということがありましたら、是非教えてくださいね。「注意する項目」として意識されているのといないのでは、だいぶ違うと思うのです。よかったら情報を共有させてください。
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あちこちへ行っています

2007-12-28 21:18:26 | 育つの軌跡


今年の京都は比較的暖かく、今でも時々植物園へ遊びに行っています。夏は一面緑の芝生でしたが、今はこの通り。こ初々さんはこの芝生の上で元気にはいはい。また座って芝生をむしりとって、ぽいぽいと空中にまき散らして遊んでご機嫌さんです。あちらこちらにピクニックシートを広げた子ども連れの人たちも見られ、こ初々さんは積極的に出向いていき・・・しまいには「食べる?」とおしゃぶり昆布まで頂いてしまいました。調子いいぞ、こ初々さん。

それから最近よく行くところは、ビブレ(スーパーマーケット)の「ドレミファ広場」。ちょっとしたアスレチックの遊び場です。何とこ初々さん、この間階段を上がることに成功し、親子二人で滑り台まで楽しめちゃいました。今は冬休みに入ったせいか、ドレミファ広場にはたくさんの子どもたちがきていて、こ初々さんは大喜び。ときには面倒見のよい幼稚園くらいのお姉さんがこ初々さんと上手に遊んでくれたりします。またこの広場がある階には子どもが好きそーうなものが多々あり、ベビーカーをおして一回りし、おしりかじり虫のDVDをみたりしているのですが・・・なんだかなぁ。こんなんでいいのか?と思わなくもありません。



何よりもお財布が大好き。
お財布からお金をぬきとって、ぽーい、ぽーい!お財布の端っこをがじがじがじがじ。お友達のお宅へ行くと、こども銀行券があったり、ダミーのお財布があったりして、「赤ちゃんが好きなものは一緒なんだなぁ」と驚嘆してしまいます。大人が大事そうにしているものには関心があるんでしょうね。携帯電話しかり、デジカメしかり。

目が離せない毎日です。


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和柄のTシャツが届きました

2007-12-27 21:31:31 | 育つの軌跡


オーダーしていた、和柄のTシャツが届きました。
何だか着せるのが勿体ない・・・などと思いながらなかなか着せずにおり、意を決して!?着せてみたら、もうピッタリ・・・どころかちょっと小さいくらい。ひゃ~きばって今着せないと!すぐに着られなくなってしまいます。

柄は木蓮です。いつか自然いっぱいのお庭がある家に住むことができたら(←妄想ですが)、絶対にこの木を植えたいと思っているものがハクモクレン。春に咲く大ぶりなお花も奇麗ですし、新緑の季節の美しい緑、秋に紅葉する大きな葉、春を待つ大きなふさふさのつぼみ・・・どの季節もそれぞれにいい佇まいなんですよねぇ。ちょうど府立大学の裏の通り、つまりcalmさんがある通りはハクモクレンの並木道になっていて、とても好きな散歩道。

さて今日はこのTシャツを着て、オットさんがこ初々さんと保育所へ行ってきました。その間私はようやく大掃除。保育所へ行くと、「あら今日お母さんは?」と聞かれ、「大掃除です」とオットが答えると、「まぁ~理解のあるご主人!」と先生に誉められたそうです。以前にも何度かオットとともに保育所へ行っているのですが、お父さんが保育所へ来るのは珍しいようで、「ほかのお父さんも来やすくなるから、また来てくださいね。」などと言われます。世のお父さんたち、赤ちゃんを連れて保育所(あるいは児童館)へ行ってみてはいかがでしょうか??
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