goo blog サービス終了のお知らせ 

京都生活手帖

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2014夏休みの記録

2014-09-03 16:22:08 | 日記
気がつけば、もう夏休みが終わっている~!
備忘のために、というか、記録のために、この夏のあれこれを振り返ります。

1つめ
こ初々さん、アヴリル(毛糸やさん)で「ほうきペン」なるものを作るワークショップに参加。アヴリルのかわいい毛糸をボールペンにぐるぐる巻きつけるだけなんですけど、糸事体がかわいいので素敵な作品に仕上がりました。夏休みの「自由作品」のひとつに。

2つめ
今年も夏季水泳教室に参加。無謀にも本人の目標は「クロールを泳げるようになる」でしたが、うーん、まぁ、えーと・・・やっぱり息つぎが難しいんですよね。これはまた来年の課題となるでしょう。とにかく大して泳げませんが、プール大好きっ子になってよかった。

3つめ
初めてバレエの公演(キエフ・バレエ)を観に行く。それもなんと、出演スタッフと一緒にバーレッスンができるというバックヤードツアーつき。「参加させていいものか・・・」と不安いっぱいの母をしり目に、やる気まんまんの本人。客席からバーレッスンの様子を見ていたのですが・・・本人には申し訳ないですけれども、スラリと美しい外国人の男性ダンサーにはさまれてチンプンカンプンながらも必死に真似するわが子の姿に、おなかを抱えて笑い転げました。いやぁほんとに、今思い出しても、珍妙な図でした。
公演はとっても素敵で、こ初々さん・母ともども、バレエにはまってしまいました。な、なんであんな、関節のないところが曲がって揺れて見えるんだ!?とか、人間の身体のすごさに驚愕。

4つめ
「はだかの王様」のお芝居を観に、京都コンサートホールへ。その前に、舞台で使う「王様の国の国旗と地図をつくろう」というようなワークショップにも参加。子どもが喜びそうな感じの賑やかなお芝居かな~と思っていたのですが、なんというか、どっちかというとシュールな、おとななお芝居でした。これ子ども楽しいのかなぁ?と疑問でしたが、公演後こ初々さんは「笑ったわ~!!」と盛り上がっておりました。ぷちぎ。

5つめ
すんごい混むらしいと聞きながらも、意を決して鞍馬まで「流しそうめん」を食べに行ったけれども・・・途中雨が降ってきてしまい、あえなく断念。「夏休み、何がしたい?」と聞いたら、いの一番に「流しそうめん!」と言っていたので、残念がる残念がる・・・この日はお友達と、ボーリングに予定変更しました。ボーリングも、結構上達しててびっくり。

6つめ
亀岡の市民プールへ。こ初々さんが一番楽しみにしていたイベントです。朝からお昼すぎまで遊びたおして、午後は雨が降ってきちゃったので早めにきりあげました。いやあ、遊ぶ遊ぶ・・・

7つめ
すっかりバレエにはまっちゃった親子、tohoシネマズで上映中の「パリ・オペラ座へようこそ」の中から、「白鳥の湖」を観にいきました。プレミアムスクリーンでの上映で、ひとり3500円とお高いですが、これがまたよかった!この日はおとーさんも一緒に行きましたが、バレエをよく知らないおとーさんも、「あなどってたわ。」と興奮ぎみ。ちょっと関係ないですが、このあとギエムが引退するというニュースがまいこんできて、「引退公演をみにいこう」なんてテンション上がる家族。こ初々さんもyoutubeでギエムのボレロを観て、さんざん真似しておりました。バレエを習うようになってから、電子ピアノに内臓されている様々な曲を鳴らしながら(セルフ振付で)踊るというのがこ初々さんお気に入りの日課なんですが、もちろん「ボレロ風」なるものもこの頃登場しておりました・・

8つめ
こ初々さん、おとーさんと琵琶湖へ。おかーさんはノータッチだったので、詳細不明です。

ほかにも細々とありましたが、書ききれないので省きます。この夏は、お友達ともよく遊びました。遊びすぎて、なかなか宿題が終わらず・・・た、たいへんでした。自由作品として、こ初々さんが疑問に思ったあれこれを調べ学習し、調べたことを壁新聞にする、という取り組みをおとーさんとしていました。「高いところのほうが太陽に近いのに、なんで気温が低いのか」とか、おかーさんも「?なんで?」というようなことを調べてましたよ。すごいですね。もうおかーさんはついていけません。なにしろ、「dl(デシリットル)」も分からなかったし、すでに算数は教えられない・・・とガックリきちゃってます。へん、dlなんて使わないじゃん、なんて強がってみせましたが、実はショック受けてるんですよねぇ。こ初々さんには「おかーさん、かさは分からへんからな。おとーさん帰ってきたら教えてもらうわ。」とか言われ、全く当てにされとりません。かなしい・・・おかーさんの権威のために、「おかーさんは、作文名人だからね~。」なんて言ってみていますが、うむむ、信用回復には至らない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お引越し

2014-07-02 16:48:18 | 日記
プロバイダーがブログサービスを終了したため、ブログを引越ししました。更新できる回数も減り、これを機にブログ事体をやめてしまおうか・・・ということも考えないわけではなかったのですが、やっぱり更新回数は少なくても、記録が残っていくって貴重だなと思いまして、お引越しという形にいたしました。これからものんびりペースで更新していきますので、よろしくお願いいたします。

さて今日は、「シンプル シモン」というスウェーデンの映画を観てきました。主人公は、こだわり行動の強い、決まった日課通りに生活ができないと混乱してドラム缶の中に入ってしまう、アスペルガー症候群の青年シモン。シモンは実家を出て大好きな兄サムと、サムの恋人との共同生活を始めるのですが、シモンに耐えかねて恋人は家を出て行ってしまいます。そこでシモンは、サムのために「完ぺきな」彼女を探しに行くのですが・・・
ここからは観てのお楽しみということにしておきます。

さてこの映画、ストーリーも映像も音楽も、どれをとってもすべて素敵。私は大好きな映画でした。ただ私は映像や音楽について語る術を持たないので、ストーリーというか内容に関していくつかの感想を。


シモンは、人に触れられるのが苦手。苦手というよりは、許容できません。感覚過敏のようなものがあるのかどうか、そのあたりのことはよく分かりませんでしたが、「アスペルガー症候群です。触れないで下さい。」というような缶バッジを胸につけてアピールしているくらい、いや。曲がり角で人とぶつかった時に、ぶつかった相手の頬をたたいてしまうほどです。そんなシモンも、イェニファーという女性と出会ってちょっとずつ変わっていきます。その変わり方が・・・よかったんだなぁ。無理やりに変わっていくのではなくて、「サムの恋人を見つける」というミッションの中で、ほとんど「アクシデント」的に、変わっていくんです。触れられること、それ自体は「いやなものはいや」なんですよ。はじめのうち、やっぱり反射的に拒絶(つきとばしたり)してしまう。でもそのうちに「あーもうまた触った!」とむっとするにとどまるようになり、知らないうちに触られていたり・・・

ここで彼に何が起こっていたんだろうか?というのが、やはり気になるところです。つまり「こだわり」が、少しずつ溶けていったのはなぜなんだろう?という疑問・・・「人を好きになるってそういうことだよ。」と言ってしまえばそれまでですし、誤解を恐れずに言えば、おそらく私たちがそうするようにはシモンは人を好きになることはないのではないか。いや、うーん、もちろん兄のサムのこと、イェニファーのことがシモンは大好きなんですけれども、もうちょっとベーシックなところで「好き」のあり方が違うだろうと思うのです。それはどちらがいい、悪いでもない。ただ、違うだろう、それだけのことです。

だから、相手を好きになって、信頼して、自分が変容していった(こだわりが溶けていった)・・・ということでは、なかったんじゃないかなぁ。それよりもシモンを支えていたのは、「サムの恋人を探す」という具体的な目標のあるミッションだったと思いますし、その中での出会いに巻き込まれ、様々なハプニングが彼の日常やこだわりをなし崩し的に変えてしまった。もし明確なミッションがなかったとしたら、シモンはそれに耐えられなかったのではないかと思います。逆に言えば、強固に守り続けている「こだわり」も、彼が大事に思う何か・誰かのためであれば、(内側からではなく外側から)変容していくことができるんですね。

触れてほしくない、というこだわりはまた、私たちとの折り合いが悪いこだわりだなぁと思います。親密な相手に触れたい、触れられたいという欲求は、それこそ私たちにとってベーシックな欲求ですから、それを拒絶されてしまうと、そこに必要以上な悪意をみてしまいかねません。シモンに悪意や他意があるのではなく、生理的なレベルで「触れられたくない」と思っているだけだというのに、「嫌いだといわれている」ように私たちは感じてしまう・・・それは裏返せば、好き、という気持ちと触れる行為が私たちの中では分かちがたく結びついてしまっているということでもあり、そうした私たちの(身体の)自然と、そうではないシモンの(身体の)自然との折り合いをどうつけることができるのだろうか?と思ってしまいます。

その点で、イェニファーの振る舞いというのは絶妙だったな、と思うのです。まず出会いですが、街角でシモンとぶつかって、突然シモンに頬をひっぱたかれます。その時に、(変なひと、関わらんとこう・・・と逃げ出さずに)「なぜ?」とシモンに問います。シモンは「アスペルガーだから、触れられたくない」と答え、(渋々ながらだったかもしれませんが)イェニファーは納得します。その後二人が会ったときに、イェニファーは触れてほしくないということをすっかり忘れてシモンの肩に手をかけてしまい、また突き飛ばされてしまいます。その時再び「なぜ?」とシモンに問い、シモンが触れてほしくないことを思い出します。そして「忘れてたわ、ごめんなさい。」と謝るのですが、その後も何度も何度も(時には故意に)触れてしまう・・・なんていうか、言葉にしてしまうとそっけなくなりますが、シモンの「触れてほしくない」という気持ち(と事情)は尊重しつつ、こちらの自然(触れたいという気持ち)も無理に引っ込めない・・・そこに私はぐっとくるものを感じました。

そうなんですよねぇ・・ここからはちょっと援助者としての視点になってしまいますが、ついつい相手の事情や気持ちを尊重して、こだわりの維持(固持)に加担しているなんてこと、しょっちゅうしちゃってるだろうなぁ・・とわが身を振り返って思うのです。いや、こだわりを変えていくことがいい、なんてことを言っているんじゃないんですよ。こだわりにはこだわりの意味があり、それがその人を守る大事な役割を果たしていることも、もちろん分かっています。ただその一方で、私たちがともに生きている以上、その「こだわり」が本人「だけ」のものであるというふうには、まずできない。そこに関わる人にとっても、意味と価値を帯びるのです。ではそこにどうコミットしていき、どんな意味と価値を創造していくのか・・・「尊重する」ことも大切だとは思いますが、ある側面からみればそれだけでは、何らコミットしていないとも言えてしまう。

そんなようなことを、考えさせられました。もっと色々思うことはあるのですが、眠たくなってきたのでこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収穫続いています 水疱瘡

2014-06-30 10:26:09 | 日記

じゃがいもが収穫時期を迎えました。
小さな畑で、これだけ収穫できれば上等ですね!



きゅうりも次々に収穫できます。
で、ちょっと放っておくと、このサイズ。


さて笑顔満載のこの人は、ここ1週間水疱瘡でダウンしておりました。水疱瘡は予防接種も効果が乏しいし、「ちゃんとかかって免疫をつけといてくれ」と軽く考えていたのですが・・・け、結構大変なものですね。重症度から言ったら重い感染症に分類はされないのでしょうけれども、思ったより本人はしんどかったみたいです。熱も38度台まで出ましたし、微熱は3日ほど続きましたし・・・そしてなにより乙女のハハとして心を痛めたのは、その発疹の惨状。特に娘は顔に発疹がたくさん出てしまったので、親子でショックを受けました。私事ではありますが、バレエの発表会を間近に控えていたので、「発表会までに、キレイに治るんだろうか・・」というのが心配でなりませんでした。

しかし小児科で処方されたのは、「カチリ」という白いクリーム状のくさい薬。「あぁ、子どもの頃からあるよね。」と思いながら、大して何も考えずに塗ってみたんですけれども、発疹がかっちかちに乾いてしまったんです。昨今「傷は乾かすな」というのが新しい常識になりつつあるのに、こんなに乾かしてしまっていいのだろうか?と疑問に思い、カチリはごみ箱行。そして湿潤療法を参考にしながら、ワセリンの頻回塗布で様子をみてみました。しかしですね、顔はなかなかワセリンが乾かなくていいんですけど、体幹にいたっては衣類がワセリンをふき取ってしまって、頻回塗布事体が空しい・・・広範囲にわたるので、「プラスモイストトップ」という被覆材で保護してみたのですが、広範囲をカバーしようと思うと密着して固定するのが難しく、湿潤状態を保つことができませんでした。おまけに娘が「邪魔だ」と非常に嫌がったこともあり、あえなく断念。もう見えないところだしいっかと思えたのですが、諦めがつかないのが、顔。何か秘策はないかと思って皮膚科を受診したのですが、やはり皮膚科でも発疹を早くカサブタにするためにカチリを処方するのだということでした。「すべての発疹がカサブタになったら登校可能」という基準があるので、それを鑑みてのことであると、私は理解しました。普段からお世話になっており、治療に関して何ら不満はなく、これからもお世話になる、信頼を寄せている医師であることにかわりはありません。でも私は、「早くカサブタにして学校に早く行かせたい」のではなく、「発疹をできるだけキレイに治してあげたい」ただそれだけだったのです。もちろん仕事を持つ母として、「早く学校へ行って欲しい」という気持ちが全くないわけではなく、また状況によってはそれを切に願ったでしょうことも十分承知しています。ですが、この時の私はそうではなかったですし、それなのに選択肢がなかったということに関しては、納得のいかない気持ちを抱かざるを得ませんでした。

仕方がないのでワセリンの頻回塗布で様子を見ていたのですが、「キズパワーパッドなら、創面に密着させられるかも」と思い直し、傷パワーパッド(要するに、ハイドロコロイド)を小さく小さく切って貼ってみることにしました。これ、粘着力が強力すぎて、はがす時がたいへん。娘も恐怖心から涙ぽろりんとなっていましたが、実際創面がひっついてとれてしまうなんていうことはもちろんなく、痛みもありません。ただ産毛が生えているところは、やっぱりはがす時にちょっとぴりっと痛くはあるのですが、ハイドロコロイドの貼付に関しては娘も嫌がりませんでした。キズパワーパッドよりも粘着力の少ないものはないかと探してみると、ズイコウという会社からハイドロコロイド包帯なるものを発見。小さくカットして使え、おまけに薄く、粘着力もましなので扱いやすいですね。娘は肌がとても弱いので、テープかぶれをおこすのではないかというのが一番の気がかりだったのですが、場所によっては貼り始めて4日経った現時点で、皮膚トラブルは起こっていません。なるべく発疹の大きさに合わせて、極力ハイドロコロイドを小さく切って貼るというのが相当な労力ではあるのですが、皮膚トラブルを避けるためには必須かもしれません。

ハイドロコロイドを貼って3日目には、小さい創面はほぼ上皮化できているようでした。周囲がほんのりと赤くはありますが、創面はつるりとしていてとてもきれいです。ただ小さなカサブタを作ってしまったところと比べてみても、大体同じようなスピードと治り具合なんじゃないかなっていう気がしておりまして、湿潤療法が効果的だったのかどうかというのは正直なところ分かりません。しかし大きなカサブタを作ってしまったところにもあきらめずにハイドロコロイドを貼ってみたのですが、こちらは湿潤療法の力が発揮されているように思います。カサブタはハイドロコロイド貼付後1日で融解したのですが、融解してみて愕然、結構キズが深いのです。ちょっとクレーター状になっていて心配したのですが、貼付して3日後にはクレーター状でなくなり、上皮化が確実に進んでいるのを確認できました。ハイドロコロイドを貼っていないカサブタはずっとカサブタのまま、まだとれる気配すらないので、治癒のスピードの面では湿潤療法に軍配があがるかなといった具合です。創面のキレイさは、これからの判定になります。

カサブタが無数にある体幹も、本当は水泡がつぶれた時点でハイドロコロイドをはってあげていれば、今ごろにはつるりとキレイに治っているんだろうなぁと思うと無念・・・でもぶつぶつが多すぎて、いつ水泡が破れたのかも把握が難しいんですよね。水泡は破って、膜を取り除いたらいいといいますけれども、やっぱり水泡をつぶすには勇気がいる・・・ましてや、痛くなく、やさしく、きれいに水泡膜を取り除いてあげることなんて、できるんだろーかと不安ですよね。そういったケアがスタンダードになって、どのお母さんも不安なくできるようになる日が来るといいなと思います。「カチリ」のかわりに、「ハイドロコロイド」と「水泡膜除去セット」が処方されるような日が、来るのでしょうか・・・それにしても「すべての発疹がカサブタ化」という治癒の基準、ちょっと時代遅れなんじゃないかと思います。



本人見たら怒るかもしれないけれど、ハイドロコロイド貼付顔。もうだいぶんとよくなっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする