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僕とマクベスのいちゃいちゃ日記っ

愛機――マクベスで綴る、日常系プログ。
小説、アニメ、遊戯王 他

批評会 梅雨!

2011年09月02日 | 日記
文芸部で行われた批評会ですが、今回の「世界の終りとプラネタリウム」の評価はボチボチって感じでした。
個人的には、結構好きな作品だったので、もう少し上の評価をされてもおかしくなかったかな……と思うのですが。


まず一番の問題はこの作品はSFではないという前提が伝わらなかった点ですね。
管理人は恋愛ものの延長として、「世界終焉」ギミックを入れたのであって
「世界終焉」はそれほど重要ではないです。
だから、最後なんて完全にご都合主義で隕石回避しちゃうし、ただ、これはこれとしてアリな小説の形だとは思うんですよ。
世界終焉が見たいならば、もっとガチガチのSFを読んで、国防総省の動きとかを見ればいいと思うし、
この作品で見せたかったのは、あくまでも「恋愛」なので……。


でも、リアリティーは重要ですよ。
「恋愛もの」を大義名分として、地に足つかない妄想小説を書いたって、臨場感も快感も、何もありませんからね。

では今季の批評会まとめ


部長:眠猫 昼寝(3年)
濡れ場はもっと濡れ場っぽく描く
説明で終わらさず、具体的な能力発動を描く
コメディが少なくなっているという指摘


・φ(3年)
文章は十分及第点
だが、細かい矛盾がちらほら
妙な主人公の行動を描くときは、それに見合った動機を書こう。

※マジック・リアリズムの場合はこの限りではない

・万年寝太郎(3年)
言いたいことが書けているのは吉!
無駄のないストーリーが、作者の主張を上手く表現している
個人的には、東京の雑多な感じをもっと出して主人公に「自分もその他大勢の一人」
なんだな感を出すと、より和也の説得にギャップがでるとおもう。


・西村 緋優真(2年)
三点リーダーを使う
伏線を上手く入れる
主人公が作者の操り人形に視えることがあるから、もっと心理描写を細かく


・ぱくろす(2年)
キャラクターが人間になっていない。
もっと登場人物の「声」を聞かせて欲しい。
短編には向かないストーリー。だが、退屈しないのはGOOD


・緑沢悠(1年)
キャラクターはオリキャラを使う!
小説の基本を覚える
自分の見せたい部分を効果的に書こう

↑これはぱくろすの小説を参考にすると良い。


度々言われるのですが小説の基本を守る理由は何?と言う疑問です。
これは言うまでもなくたくさんの人に手に取ってもらうためです。
正直、見知らぬ高校生が書いた小説を読む人は稀です。
部誌を取ってくれた人が、1ページ目で「三点リーダー」も出来ていなかったら、そりゃあ読む気も失せますよ。
だって、そういうマナーは常識であって、小説の力量以前の問題だからです。読むに値しないと判断されても仕方ありません。
小説の内容を見てもらう為には、三点リーダー、行頭空けなどを守らなければいけない。
これを「私が三点リーダーを使わないのはオリジナリティだー!」などと吐き違えると、そもそも小説を読んでもらえないままなので、
一刻も早くそのオリジナリティを捨てて「ホントのオリジナル」を作品の中で産み出してもらいたいです。