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僕とマクベスのいちゃいちゃ日記っ

愛機――マクベスで綴る、日常系プログ。
小説、アニメ、遊戯王 他

ASについて友達と語り合った

2012年05月16日 | 小説
自分の作品を他人と語れるこの楽しさ。

今回の長編・アルティメットサイキッカーを玄米さんに見せたのですが、
かなり鋭い指摘を沢山もらえてよかったです。
管理人はこう言う異能力バトルものをあまり読んだことがないため、
禁書フリークの玄米さんから意見をもらえるって言うのは、とても貴重なことでした。

いや本当助かった。
この場を借りてお礼します。



自分の作品を他人と語れるこの楽しさを、
まだ多くの人が味わっていないと思います。
「自分はまだ他人に見せられるような小説を書けない……」
そう二の足踏んでる人もいるとおもう。
でも、とにかく他人に見せろって管理人はアドバイスしたい。
だって、自分の小説を読みたいって人がいるんだぜ? これってある種の奇跡だからね。
成長できるための環境は整ってるんだから、あとはやる気と覚悟次第だよ。

敢えて読みにくくする

2012年04月12日 | 小説
って言うのは案外重要な技術ですね。
リーダビリティ(読みやすさ)が高い小説というのは、スピード感があって、それに意味もすっと伝わってくる。
それはそれでとても良いのですが、小説全編においてリーダビリティが高すぎると、最後の最後まで一気に呼んでしまって、
読後感もへったくれもない感じになってしまいます。
だからこそここで読者の足を止めたいって文を、わざと読みにくく書いて、リーダビリティを下げる。
かなりの高等技術ですが、「大事なことをより強く主張するにはどうすればいいんだろう?」
という疑問に思い当たったとき、思い出してみてください。

「貴方がいなくなって、私はとても寂しかった」
よりも
「貴方がいなくなって、私はめっぽう寂しかった」
の方が『寂しさ』がより強く伝わるでしょう。

「私が一番好きな場所」
よりも
「私が一等好きな場所」

結構良いシーンが出来たからUP

2012年04月05日 | 小説
天文学者を目指す苦学生・拝負高貴とその臨時教師をすることになった坂田巡。
二人はある凄惨な人体実験を目撃してしまい、あまりの気持ちの悪さから坂田巡が研究室を飛び出してしまう。
一時休息場として設けられている中庭で、高貴は巡の姿を発見した。彼女の隣に腰掛ける高貴。
少しの沈黙の後、巡は中庭に植えられる木を指さして口を開いた。



「……この木は、ソメイヨシノかい?」
 高貴は顔を上げる。巡は、まるでコーヒー缶から立ち上る湯気を目で追うみたいに、視線を空に投げていた。彼女が見ているものが、樹の枝であることに、少し経ってから気付いた。
「ああ。……よく品種まで分かったな」
「桜だって言うのは樹皮から判断できたんだ、品種は半分勘かな」
 巡は桜の木を見上げている。その瞳からは何の感情も読み取ることが出来なかった。
 高貴も、巡に倣って桜の木を観察した。花も葉もない桜の木を、こんなにも見つめたことは初めてだ。
「……ソメイヨシノは一斉に枯れるって話、聞いたことあるかい?」
 高貴は頷いた。
 ソメイヨシノは品種改良されて生み出された一本の桜がその種の起源だ。以降、接木する形で増やされている。つまり、このソメイヨシノも、川原に埋められているソメイヨシノも、全員が分身ということになるのだ。
 だから、一本ソメイヨシノが枯れれば、全てのソメイヨシノが枯れる。俗説であり、確証はないが、ただの都市伝説だとは言えない信憑性がある。
「私はそっちの学問に関しては門外漢でよく分からないんだが。きっと、一斉に枯れるって言うのは、良いことなんだと思う」
「良いこと?」
 高貴には巡の言わんとすることが理解できなかった。
 桜の木が一斉に枯れるのが、どうして良いことなのだろう。巡にとって、それが好都合になる『何か』があるのだろうか。
「人間にとってどうってわけじゃないんだ。ほら、動物園にもいただろう。一匹だけ生き残った亀の話」
「……話が飛躍しててよく分からないけど……。亀の話って?」
「確か、『四十年の孤独』ってタイトルの新聞記事だったと思う。サンタクルス島に飼育されているゾウガメのジョージと言う亀が、その種の最後のオスなんだ。だから、子孫を増やすことが出来ない。仲間がいないまま一人ぼっちで四十年も生き続けている」
 記憶が曖昧の癖に、細かいところだけは緻密だ。
 巡はその亀の事を本気で憂いているようだった。話口に、感情的な部分が見受けられる。巡は何事も客観的に物事を見ていて、あまりこう言ったことに主観を混ぜないと考えていたのだが、どうやら、そのジョージに感情移入しているようだった。亀に心を移すとは、器用な事をする奴だ。
「私は、こう見えても寂しがり屋なんだ――なんだその顔は」
「いや、寂しがり屋って言う割に、一人になりたがるよな、お前」
「考える時は一人になりたいんだ。つべこべ言うんじゃない」
 寂しがり屋なんて言うんじゃなかった。と、巡はそっぽを向く。高貴は少しだけ笑うと、亀の話の続きをするよう急かした。
「話が脱線したな。つまり私が言いたいのは~、誰だって一人は嫌って事だ」
 彼女は勢い良く立ち上がると、まるで怒っているみたいに大股になって、校舎の中へ戻っていった。ソメイヨシノの話、ゾウガメの話、結局言いたかったのは、『私を一人にしないで』って事なのだろうか?
 高貴はもう一度、ソメイヨシノに視線をやった。風によって枝を揺らしている。まるで寒さに凍えているみたいだった。それとも、孤独で震えているのだろうか。

批評会 春! 3/13

2012年03月13日 | 小説
文芸部で批評会をやりましたよー☆

では、今回の部誌の雑感から……。
大分質は上がってきたと思う。目覚しい文章力の上昇を見せるのは、なんといってもぱくろすだね。
この数ヶ月で一番伸びシロがあったんじゃないかな?
彼は「ケータイ小説みたいな作品を書こう!」と決めているみたいだけど、
その考えを一度取り去るといいと思う。きっともっと素晴らしい作品が書けると思うよ。
部、全体のパンプアップと言う点では伸び悩んでいる人もいる。管理人もその一人であったりする(苦笑)。
もっと深く、巧妙に、こだわりを持って書かなければ後輩に追いぬかれそうで怖いね。
先輩と言う自負を持ちつつも、虚栄心を捨てて書いていきたいと思う。
やっぱり実力のない部長には付いて行きたくないだろうからね。

じゃあ個人個人の作品について言及する。(三年生の作品についてはまた別の機会に)

緑沢悠火:小さき頃からの友
地の文で表現しよう! って意識が先行してしまって
描写が説明になっている箇所が多数。
それに物語の起承転結を意識するあまり、そのどれもが中途半端になってしまっている印象をうける。
小説の中なのだから、もっとはっちゃけちゃっていいと思うよ。銃弾を素手で止めてもいいじゃない、小説だもの。

パクロス:僕があいつを好きなワケ
今回は私小説っぽい感じに仕上がっているが、言いたいことがはっきりとしているし、心理描写も美しい。
主人公の思想もしっかりとしていてキャラ立ちが出来ているのは高評価。自信を持って良い小説だと思う。
次は「情景描写」を意識するといいかも。今のところ、情景描写がほとんど必要のない物語ばかりを書いている
けど、情景描写の役割は、ただ風景を文章に起こすだけではない。
例えば、同じ【海】を見る場面でも、「友達と一緒に見る」海と「ひとりで見る」海は全く別の見え方に
なるとおもう。そういう直接的な表現ではない心理描写をマスターできれば、もっと表現力が上がるとおもう。

西村緋優真:春夏秋冬
シリーズ物と言う事でこのような評価をしました。
まずシーンに意味を持たせるって事を意識したほうがいいかも。
管理人自身が「ムダのない」ストーリーを望んでいるからかもしれんが、やっぱりシーンには意味が必要不可欠だよ。
管理人が冒頭を読んで思ったのは「キャラ立ちのためだけにシーンを書いたな」って所だった。
キャラ立ちをさせることはもちろん重要だけど、それだけのためにシーンを拵えてしまうのは三流のやること。
二流はキャラ立ちとストーリーを同時にこなす。一流のやり方はよく分かんね。気づいたら人格が確立しててポポポポーンって感じ。
とにかく、書き続けることが重要だ。そして、例え自己満足であろうとも自分を満足させる小説を書かなければ駄目だぜ。
そのためには上達するほうが良いよ。ならば漫然と書くよりも考えて書いたほうが成長は段違い。

ほった(兄):イラク・バブル
相変わらずうめぇな。……と、この一言で片付けてしまうことも出来るけど、もっと深く言及する。
情景描写の話は批評会で述べたとおり。筆が乗ってしまうと意識ばかりが先行して丁寧に書かなければならないところが
おざなりになってしまう。乗っているときに書くことも大切だけど、一度心を落ち着けることも重要。
せっかく異国が舞台になっているんだから、灼きつくような太陽や喉を痛める砂埃など、リアルに描写してもらいたい。
自分はこの作品に「短編連作」のような雰囲気を汲み取ったんだけどどうだろう?
シーンがぶつ切りであり、飽きないのだが深い感情移入には至らない。このまま話が続いていけばアリに感情移入できるか?
群集劇チックに書くことも大切だが、「読者が誰に心を宿すのか」を考えて書かないと、
感心することはできても感涙させることはできないぜ。
続編を期待してます。


今回の部誌で思ったことは
インパクトの大切さ
です。
一例としてほった(兄)の作品を借りさせてもらうと、彼の【イラク・バブル】はいきなり狙撃のシーンからスタートする。
さらに専門用語や知識も自然に出てきてなんだか凄そうだ。
↑この時点で読者は引きこまれているんですよね。
部誌を取る人は大抵が「まぁ高校生の小説なんてこんなもんだろう」的な考えで掛かってくるけど、
これくらい印象的でパンチのあるスタートだったらJルーカスの生脚本ですと言って付き出しても頷かれてしまうと思う。
「最後まで読んでもらえるのが当然」←こんな事は全くない。
だから作品の全文に神経を行き渡らせて「お客さんを食い止めなきゃいけない」。
そういう意味では管理人の【長い鎖の物語】はスロースターター過ぎる。あれじゃあ客に逃げられちまうな。
精進しないと……。

書き終わったゼィ!!

2012年03月07日 | 小説
アルティメット☆サイキッカー

時間鉱山 time is mine

同時に書き終わったぜぇぇぇ!


全く毛色の違う作品だけど、二つ同時進行に書いていたよ!
ASの方はもうちょい推敲したいけど、時間鉱山の方はこんなかんじでいいや。
個人的には
時間鉱山がスロースターター過ぎる
って言うのが気にくわないかな。もっと序盤からガンガン飛ばして行きたかった。

とりあえず、晒しスレの方に出して叩いてもらうかw
え? テスト期間? シラネ

やばい。どれから書けばいいのか混乱してきた

2012年01月24日 | 小説
今日はずーっと作品の手直しをしていたのですが


アルティメット・サイキッカー
Artificial Sheep has the dream
先日、聖剣を抜きまして……

と、どれも毛色の違う作品を一片に書き続けていたせいで、頭が混乱して大変なことになしました。
なんというか、乗り物酔い? みたいな感じ。
自分の意識をいろんな作品においてきてしまったせいで、どうにも意識がフワフワしています。

うぇぇ……吐きそう……。
こんな事があるのかと少し驚き。

なんだか煮詰まって来てしまったので、いっちょ久しぶりに晒してみようかな。
ボコボコにされる未来が見える!ッカ

アルティメット☆サイキッカー 

2012年01月18日 | 小説
読んだらメッチャ面白かったww

↑これを自画自賛と言います。

~アルティメット☆サイキッカーとは?~
管理人が部誌に掲載した作品。
連載する! と言っていた割に、一年程更新がなく、「連載する詐欺」と言われている。
そしてこの前、作品群の中を漁っていたら60P(あと少しで投稿できる量)も書いてある
件の作品を発見し、熟読。その面白さを再発見させられる事態になる。


あらすじ
主人公は普通の高校生(←ラノベではお得意。大抵の場合普通ではないのだが、そこはご愛嬌)で、都立高校に通っている。
彼には一つだけ「普通ではない」点がある。それは、五年前、初恋の相手である幼馴染が失踪しているという所だ。
最近、その幼馴染の夢をよく見る主人公だが、ある日、幼馴染がふらふらと帰ってくる。
幼馴染は「究極超能力者」の異名を取るサイキッカーになっており、日本くらいだったら五分で沈めることが出来るくらいの力の持ち主。
彼女は主人公にぞっこんであり、生存の理由を「主人公の傍に居たいか」と言ってはばからない。
だが、優しかった幼馴染は五年にも及ぶ超能力開発ですっかり別人になっており、人を殺すことに何の躊躇いもない。
そして幼馴染は、なんと研究所を出てくる時、ほとんどの超能力者を抹殺していたのだ。
仇討ちをするため、続々と現れる超能力者達。
主人公の運命やいかに。

とまあ、ヤンデレなヒロインに、主人公がぷらぷらと振り回されるお話です。

自分の作品に自信が持てない

2011年12月28日 | 小説
今日部活がありました。

で、そういう話になったのですが、
誰しも通る道なんだなぁーって管理人は思いました。

ここで注意してもらいたいのは、まともに書いていないペーペーが、「あたし最近掛けないんだよねー☆テヘペロ」
とは違いますよ。散々書いてきて、それでふと「この作品は面白いんだろうか?」と自問してしまい、それから抜け出せなくなってしまった。そういう人について書いてます。
管理人から言わせると、これって自分の作品を客観視できるようになった。って事だと思うんですよね。これって作家志望として一皮剥けたって事だと思います。
作品は他人に評価されてなんぼですから、客観視出来るようになったって言うのは大切な事ですよ。
つまり、やっとスタートラインに立ったって事なのですから。

管理人にも、書けなくなる時期がありました。
ふとした自問がきっかけで、自分の小説を面白いと思えなくなって……。
そういう人はとにかく本を読め。
って思います。
書けないときに無理やり書いたって、何の結実もしません。
さらに、客観視できるようになったってことはやっと「0」になれたって事です。
おすすめは自分の好きな作家を一人決めて、その人出した本を全て読破する。
これをすると、その作家の「力」みたいなものが、体に宿りますよb

SFに再びチャレンジしています

2011年12月26日 | 小説
今回は逃げも隠れもしねーからな!!

前回書いていた物を、宵の暇つぶしに読んでいたんですよ。そしたら
案外面白かった。
親ばかだと思うでしょうが、もう三ヶ月くらい前の作品ですよ? かなり客観的な評価をした上で言わせてもらうと、
かなりツボった。

これ続きどうなんの!? ねぇ? ねえ?

と、過去の管理人に詰め寄りたいくらいには面白かった。
だから今度こそ、この作品を書き上げたいと思う。


ってか、自分の作品を面白いって思うのは当たり前ですよね。
そこには自分が想像していた理想の世界が広がっているわけですから。
(自分にとって)世界一面白い作品を書く。
これが作家になるための前提条件なんじゃないかと管理人は思います。

ちなみに、
現在41P

【海渦】(かいこ)

2011年11月19日 | 小説
という小説を執筆中です。
今回の作品は、管理人お得意(?)のダークファンタジーで、次の月部に出すことが決定しています。
作品の作成期間は三日……って所ですかね。
ちなみに今回のテーマは「どうしようもない怒り」です。

日常においてもどうしようもない怒りというのは存在すると思います。
例えば、自分に対する怒り。
テストの返却があって酷い点数だったとき。どうしてもっと勉強しなかったのかと後悔したりしますよね?
そういう類の怒りを表現できたらいいなぁって思ってます。


作品のテーマは必要なの? とよく聴かれるのですが。
テーマがない小説は、小説とは言わず散文と言います。小説を作りたいんだったら、テーマは必要不可欠です。
でも、そこまで明確に意識せずともテーマって勝手に固まっていくもんですからね。
テーマなんて考えず小説を書いていたって、読む側に何かが伝われば、それは立派な小説ですし。逆に、いくら尊大なことを考えていても
読む側に伝わらなかったら散文です。
管理人は最初に何を伝えたいのか?ってのを決めちゃうタイプの人ですね。その後、
それに則した物語を組み立てていく。そして最後に、ストーリーに則したキャラクターを考える。