確実に見えた。
現環境で神風が如何に向かい風かは言うまでもないと思います。
唯一の長所といえば墓地利用をしないってところくらい……。
アドの取り方もマーメイル・ガジェ・炎星に比べたら誇れるものではないです。
でも……
でも……
向かい風だからこそ立ち向かってやりたくなるのがデッキビルダーとしての誇り!
長らくファンファンと言われてきた神風ですが、
管理人が使っているタイプは決してガチ達に引けは取りません。
ただ、いくら論理武装しても管理人が使いこなせなければ意味が無いので、
とにかく実戦、実戦、実戦を重ねていくことが重要だと思います。
じゃあ今回はその論理について話そうと思います。
断言できることが一つ、現環境(2012/12/12)の神風の中ではこれが一番強い。
○神風の問題点
①サイクロン無制限環境
自分は最初侍型を使っていたのですが、サイクロンがあまりにも刺さる為、崩しました。
侍型の最大の利点は召喚反応を封じた状態でアーカナイトを出せるので、確実なアド取りができるという点でした。
しかし、サイクロンを伏せられたら最後。侍の効果にチェーンで神風を割られるので、二進も三進も行きませんでした。
この事からサイクロンケアというのは必ず必要になるのだと感じました。
②増殖G環境
Gを打たれると、神風ジェネクスのアド取りは水泡に帰します。
例えば、1番オーソドックスな動きである風・バードマン・神風の動きを考えましょう。
風召喚、バードマン戻して効果発動(チェーンG1ドロー)。神風の効果を発動風属性特殊召喚(1ドロー)。
バードマンと何かでシンクロ(1ドロー)。
相手は3牧ドローします。これじゃあ何枚破壊したって意味ありませんよね。
バードマンは環境にあってないです。
故に、神風による最もオーソドックスな動きが否定されてしまいました。
③1KILLが出来ない
神風の利点は毎ターンアカナイで2アドというところにありました。
でも、今の環境はサイクロンを含めて妨害罠や手札誘発で溢れています。
ならばアカナイを場をこじ開けるために使って1KILLしよう!そう考えるのが普通だと思います。
でも神風のポテンシャル上、カラクリでも混ぜない限り1KILLは現実的じゃありません。
そして、カラクリを混ぜたらカラクリを純で作ったほうが強くなるジレンマ。
以上が神風の問題点です。
納得していただけたでしょうかね? 神風ジェネクスはフリーでは楽しいかも知れないけど、
大会では勝ち目のないデッキです。これはこの1週間研究に没頭し続けた管理人の出した答えです。
もちろんそんな残酷な現実を突きつけるために記事を書いたのではありません。
この記事では神風の新しい可能性。イデオロギーから脱却した新しいシステムを提案します。
その名も[ウィングド・ライノ]。

《ウィングド・ライノ/Winged Rhynos》 †
効果モンスター
星4/風属性/獣戦士族/攻1800/守 500
罠カードが発動した時に発動する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを持ち主の手札に戻す。
○ウイングド・ライノのデッキ理論
①ウイングド・ライノによるセルフバウンス
このカードはスペルスピード2のセルフバウンス効果を持っています。
相手の次元幽閉・奈落・激流・サンダーブレイクは勿論。自分の発動した聖バリなどでも手札に帰ってくることが出来ます。
つまり、カウンター罠以外でこのカードを仕留めることは不可能ということです(このカードの効果は同一チェーン状に何度でも発動できます)。
管理人の考える理想の布陣は、[神風][ライノ][バック4]です。
これは、相手が動き出せばセルフバウンスから神風の効果を発動し即座にアドバンテージに繋げられるという形です。
これを出来れば必ず勝てるというわけではありませんが、攻防に適した理想型だと思います。
管理人がセルフバウンスに着目したのは、Gを絡めにくくするという長所があります。
ライノ効果で発動した神風にGを打たれても、相手は1ドローで終わり。こちらは1アド稼いでいるので勝負に勝っています。
これで問題点その2のGケアは達成しています。また、Gを打たれる隙をなくすために、バードマンは1枚も入ってません。高い金だして買ったのに、ちょっと悔しいですね。このカードは俺のフルモンで使おうと思います。
②デッキの核になるライノのサーチ
これが1番大きいです。デッキを安定させる最高の方法は、キーカードをサーチしやすくするというところです。
その点、ライノは罠さえそろえば不死身のアタッカーとして起用できるので、デッキのエンジンとなります。
そして特筆すべきはライノが獣戦士族であるという点です。
《炎舞-「天キ」》 †
永続魔法
このカードの発動時に、
デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。
「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。
このカードでウイングドライノをサーチ出来ます。
さらに天キは霞の谷のファルコンとも最高の相性を誇り、神風で出したファルコンに天キを回収させることで2アドを取ることが出来ます。ファルコンとライノはお互い風属性であり、千鳥につなげることも可能。さらにライノのトリガーにデモンズチェーンを使うことが出来れば、「デモチェ」→ライノ効果発動。解決時神風効果発動デッキからファルコンSS。ファルコンでチェーン回収しながら殴る。
正しく鬼畜コンボ。このデッキはファルコンビートとしての側面を持っています。
そして更に天キを使う上で欠かせないのは最強の除去カードとして名高いあの方。
《暗炎星-ユウシ》 †
効果モンスター
星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。
効果噛み合いすぎて吐き気する位強いカードです。
このカード1枚で除去・アド取り・戦闘の三つを熟します。
罠多めのデッキに不足しがちな高打点の処理を担当する一方で、間接的にウィングドライノをサーチできるという重要な役割を担います。デッキ柄、相手のモンスを処理する罠が多いので、ダイレクトを決めて天キをサーチ。
即座にライノを手札に加える。管理人の神風にはモンスターが三種類しか入っていなくて、それが上記の三種類です。
・ファルコン ・ライノ ・ユウシ
ライノの関係上、罠は15牧くらい積みたいのでこういう構築になりましたが、モンスターを大事にしながら戦う上に、天キに寄るサーチがあるのでモンスター不足になることはめったにありません。
○アド取り
アドの取り方は神風ジェネクスほど単純ではありません。
このデッキはそもそもビートダウンなので、モンスターを倒すことによってアドをとっていきます。
また、アドを奪うのではなく稼ぐことに長けたデッキである点は見逃せません。
アドを稼ぐ際にキーカードになるのは神風と天キです。
まず神風。このカードはライノによるセルフバウンスさえ成功すればタイミングを逃すこと無く発動し、デッキからファルコンorライノを特殊召喚します。ファルコンはバックにあるデモンズチェーンや天キ。または次のターンに召喚するライノを戻すことによってアドにつなげることが出来、ライノは相手の奈落などに掛からずフィールドにモンスターを維持できます。ライノを出すパターンは、ライノの召喚に対して奈落や激流が使われた時ですね。自分のバックが厚ければ相手のターンに再びライノの効果を発動し、今度はファルコンに繋げられます。
天キはファルコンのセルフバウンスは勿論、ユウシによる0:1交換につなげることが出来ます。ユウシでモンスターを破壊しつつ攻撃を通せば、天キを再びセット可能。これで0:2交換達成。また、ユウシはダメージを与えるたびにアドを稼いでいくので、バックが厚い(ユウシを残しやすい)このデッキでは鬼のような働きを見せます。
神風と見るやいなやサイクロン温存に掛かる人は多いので、そういう時にユウシに寄るビートダウンが敢行出来れば最高です。
○サイドチェンジ
永続罠が強い環境。
これを皆様は実感していると思います。現在のトップメタカードは大きく別けて3種類。
マクロコスモス(次元・ソウルドレイン) 御前試合(群雄割拠) 魔デッキ(魔デッキはブラッドヴォルスとセット)
これらが積める上に、罠はライノのトリガーになる!
つまり神風とシナジーしてくれるんですよね。これが最強に強いです。
ただ、ガジェ・ヒーローに対しての対策が弱くなりがちなので、そこは上手くやって行かなきゃいけませんね。
以上が新型神風の理論でした。
この一週間ひたすらに考え続けた結果なので、お役に立てれば嬉しいです。
あと、最強の神風と言いましたが、神風の可能性は無限。自分だけの最強神風を作ってみてはいかがでしょうか?
現環境で神風が如何に向かい風かは言うまでもないと思います。
唯一の長所といえば墓地利用をしないってところくらい……。
アドの取り方もマーメイル・ガジェ・炎星に比べたら誇れるものではないです。
でも……
でも……
向かい風だからこそ立ち向かってやりたくなるのがデッキビルダーとしての誇り!
長らくファンファンと言われてきた神風ですが、
管理人が使っているタイプは決してガチ達に引けは取りません。
ただ、いくら論理武装しても管理人が使いこなせなければ意味が無いので、
とにかく実戦、実戦、実戦を重ねていくことが重要だと思います。
じゃあ今回はその論理について話そうと思います。
断言できることが一つ、現環境(2012/12/12)の神風の中ではこれが一番強い。
○神風の問題点
①サイクロン無制限環境
自分は最初侍型を使っていたのですが、サイクロンがあまりにも刺さる為、崩しました。
侍型の最大の利点は召喚反応を封じた状態でアーカナイトを出せるので、確実なアド取りができるという点でした。
しかし、サイクロンを伏せられたら最後。侍の効果にチェーンで神風を割られるので、二進も三進も行きませんでした。
この事からサイクロンケアというのは必ず必要になるのだと感じました。
②増殖G環境
Gを打たれると、神風ジェネクスのアド取りは水泡に帰します。
例えば、1番オーソドックスな動きである風・バードマン・神風の動きを考えましょう。
風召喚、バードマン戻して効果発動(チェーンG1ドロー)。神風の効果を発動風属性特殊召喚(1ドロー)。
バードマンと何かでシンクロ(1ドロー)。
相手は3牧ドローします。これじゃあ何枚破壊したって意味ありませんよね。
バードマンは環境にあってないです。
故に、神風による最もオーソドックスな動きが否定されてしまいました。
③1KILLが出来ない
神風の利点は毎ターンアカナイで2アドというところにありました。
でも、今の環境はサイクロンを含めて妨害罠や手札誘発で溢れています。
ならばアカナイを場をこじ開けるために使って1KILLしよう!そう考えるのが普通だと思います。
でも神風のポテンシャル上、カラクリでも混ぜない限り1KILLは現実的じゃありません。
そして、カラクリを混ぜたらカラクリを純で作ったほうが強くなるジレンマ。
以上が神風の問題点です。
納得していただけたでしょうかね? 神風ジェネクスはフリーでは楽しいかも知れないけど、
大会では勝ち目のないデッキです。これはこの1週間研究に没頭し続けた管理人の出した答えです。
もちろんそんな残酷な現実を突きつけるために記事を書いたのではありません。
この記事では神風の新しい可能性。イデオロギーから脱却した新しいシステムを提案します。
その名も[ウィングド・ライノ]。

《ウィングド・ライノ/Winged Rhynos》 †
効果モンスター
星4/風属性/獣戦士族/攻1800/守 500
罠カードが発動した時に発動する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを持ち主の手札に戻す。
○ウイングド・ライノのデッキ理論
①ウイングド・ライノによるセルフバウンス
このカードはスペルスピード2のセルフバウンス効果を持っています。
相手の次元幽閉・奈落・激流・サンダーブレイクは勿論。自分の発動した聖バリなどでも手札に帰ってくることが出来ます。
つまり、カウンター罠以外でこのカードを仕留めることは不可能ということです(このカードの効果は同一チェーン状に何度でも発動できます)。
管理人の考える理想の布陣は、[神風][ライノ][バック4]です。
これは、相手が動き出せばセルフバウンスから神風の効果を発動し即座にアドバンテージに繋げられるという形です。
これを出来れば必ず勝てるというわけではありませんが、攻防に適した理想型だと思います。
管理人がセルフバウンスに着目したのは、Gを絡めにくくするという長所があります。
ライノ効果で発動した神風にGを打たれても、相手は1ドローで終わり。こちらは1アド稼いでいるので勝負に勝っています。
これで問題点その2のGケアは達成しています。また、Gを打たれる隙をなくすために、バードマンは1枚も入ってません。高い金だして買ったのに、ちょっと悔しいですね。このカードは俺のフルモンで使おうと思います。
②デッキの核になるライノのサーチ
これが1番大きいです。デッキを安定させる最高の方法は、キーカードをサーチしやすくするというところです。
その点、ライノは罠さえそろえば不死身のアタッカーとして起用できるので、デッキのエンジンとなります。
そして特筆すべきはライノが獣戦士族であるという点です。
《炎舞-「天キ」》 †
永続魔法
このカードの発動時に、
デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。
「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。
このカードでウイングドライノをサーチ出来ます。
さらに天キは霞の谷のファルコンとも最高の相性を誇り、神風で出したファルコンに天キを回収させることで2アドを取ることが出来ます。ファルコンとライノはお互い風属性であり、千鳥につなげることも可能。さらにライノのトリガーにデモンズチェーンを使うことが出来れば、「デモチェ」→ライノ効果発動。解決時神風効果発動デッキからファルコンSS。ファルコンでチェーン回収しながら殴る。
正しく鬼畜コンボ。このデッキはファルコンビートとしての側面を持っています。
そして更に天キを使う上で欠かせないのは最強の除去カードとして名高いあの方。
《暗炎星-ユウシ》 †
効果モンスター
星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。
効果噛み合いすぎて吐き気する位強いカードです。
このカード1枚で除去・アド取り・戦闘の三つを熟します。
罠多めのデッキに不足しがちな高打点の処理を担当する一方で、間接的にウィングドライノをサーチできるという重要な役割を担います。デッキ柄、相手のモンスを処理する罠が多いので、ダイレクトを決めて天キをサーチ。
即座にライノを手札に加える。管理人の神風にはモンスターが三種類しか入っていなくて、それが上記の三種類です。
・ファルコン ・ライノ ・ユウシ
ライノの関係上、罠は15牧くらい積みたいのでこういう構築になりましたが、モンスターを大事にしながら戦う上に、天キに寄るサーチがあるのでモンスター不足になることはめったにありません。
○アド取り
アドの取り方は神風ジェネクスほど単純ではありません。
このデッキはそもそもビートダウンなので、モンスターを倒すことによってアドをとっていきます。
また、アドを奪うのではなく稼ぐことに長けたデッキである点は見逃せません。
アドを稼ぐ際にキーカードになるのは神風と天キです。
まず神風。このカードはライノによるセルフバウンスさえ成功すればタイミングを逃すこと無く発動し、デッキからファルコンorライノを特殊召喚します。ファルコンはバックにあるデモンズチェーンや天キ。または次のターンに召喚するライノを戻すことによってアドにつなげることが出来、ライノは相手の奈落などに掛からずフィールドにモンスターを維持できます。ライノを出すパターンは、ライノの召喚に対して奈落や激流が使われた時ですね。自分のバックが厚ければ相手のターンに再びライノの効果を発動し、今度はファルコンに繋げられます。
天キはファルコンのセルフバウンスは勿論、ユウシによる0:1交換につなげることが出来ます。ユウシでモンスターを破壊しつつ攻撃を通せば、天キを再びセット可能。これで0:2交換達成。また、ユウシはダメージを与えるたびにアドを稼いでいくので、バックが厚い(ユウシを残しやすい)このデッキでは鬼のような働きを見せます。
神風と見るやいなやサイクロン温存に掛かる人は多いので、そういう時にユウシに寄るビートダウンが敢行出来れば最高です。
○サイドチェンジ
永続罠が強い環境。
これを皆様は実感していると思います。現在のトップメタカードは大きく別けて3種類。
マクロコスモス(次元・ソウルドレイン) 御前試合(群雄割拠) 魔デッキ(魔デッキはブラッドヴォルスとセット)
これらが積める上に、罠はライノのトリガーになる!
つまり神風とシナジーしてくれるんですよね。これが最強に強いです。
ただ、ガジェ・ヒーローに対しての対策が弱くなりがちなので、そこは上手くやって行かなきゃいけませんね。
以上が新型神風の理論でした。
この一週間ひたすらに考え続けた結果なので、お役に立てれば嬉しいです。
あと、最強の神風と言いましたが、神風の可能性は無限。自分だけの最強神風を作ってみてはいかがでしょうか?