goo blog サービス終了のお知らせ 

進化する怪物たち

夢は母親塾

第101話 過去を変える助言者

2008-11-17 01:19:57 | 助言者
私 「ガネーシャ様 ガネーシャ様 どこにいらしゃるんですか?」

ガ  「どうしたんや?きもちわる。帰ったんか? どうしたんや」

私  「今日は本当に ガネーシャ様が凄いって心の底から思ったんです

    あなたは やっぱり神様です。私にとっての助言者です。

    そう思えたんです。この感動を忘れないように遅いけど

    書いてます。」

ガ  「え 今ごろ気が付いた?おばはん 反応が遅いわ。

    時間かかるやちゃなあ。もう」

私  「ごめんなさい。自分でのよく思います。人からいい事教えてもらっても

    理解に時間がかかるって・・反省してます。」

ガ  「素直すぎて 不気味やわ。それでわしがしかけた

   いくつかのヒントの何で 気が付いたんか?」

私   「ある インターネットの書き込みで・・

     それから・・・・・・・・・最後に 実家の父の事を思い出たん

     です。」

ガ   「父ちゃんのことか?」

私   「父は 自営業をやってて 大きな借金をしてて

     おかげで 家族はずーっと辛い思いをして 夫婦げんか

     親子げんかが耐えない家庭でした。

     特に イライラすると父は大きな声をだして

     どなりちらして 家具をこわす事がよくありました。

     幼い頃から続いていましたので 私にとっては

     トラウマになっていました。男の人のそういう行動を見ると

     恐くて 体が固まるのわかったり その喧嘩のあと

     ショックで呼吸困難になった記憶もあります。

     兄も家出 姉も家出 母は父を批難して けんかが絶えない家庭

     でした。父の寝室のそばにリビングがあったのですが

     夜遅くTVを見ていると 父の寝言が・・

     「ちくしょー ちくしょー」って聴こえてきました。

      夫婦喧嘩がはじまると 私は自分の部屋にとじこもり

     ヘッドフォンをつけてボリュームをあげて

     音楽を聴いていたのを憶えています。」

ガ   「そうか 大変やったなあ」

私   「今も 父は 近くに住んでる姉や 兄達に嫌われています。

     できるだけ 実家には行かないようにしています」

     私は 他県に住んでいるので たまに電話をするぐらいですが・・

     ただ 私の暗い性格 物事をまじめにとらえすぎて

     他の人と衝突してしまうところ・・・これは家庭環境からきたものだと

     いつもそれが嫌でしかたなかったのです。」

ガ    「そうやな 人間そんなに簡単には 変われんからな。」

私    「今日は ふっとその父が なぜあのような行動をとったのか?

      いつもイライラしていたのか? ・・・。

      実は 私もある時期 ある会社を辞めてすぐに

      独立してはどうかと考えていた時期がありました。

      自宅で 自宅にパソコンと電話があれば 過去のお客様の

      フォローぐらいはできるので・・・私が教えた生徒さん達には

      信頼してもらっていると・・。そんな事を考えて 少し動きだした

      事がありました。あまりにも甘い考えだと気が付きました。

      つまずいた原因は 24時間仕事の事が 頭からはなれず

      それもプレッシャーというストレスです。

      ある時 11時ごろ お客さんから電話がありました。

      相手は男性で 酔っぱらっていました。

      ・・自分で起業するという事は そういう事なんだと思いました。

ガ    「そうやな 世の中そんなに甘くない。所詮サラリーマンは

      勤務の時間だけ、どうしてもだめになったら 辞めたらいい。

      でも経営者は辞めるわけにいかない。

      心の底から 楽しめる時間なんてもてない。

      自分の時間ももてない。ふっと恐くなっても

      もう前に進むしかない。人に批難されても まず自分の

      判断を信じる そうしていかないと・・

      まわりの人の意見に振り回されるわけにいかない。」

 私   「そうなんです。 父は かたくなに自分の意見を押し通しながら

      資金繰りに苦しんでいました。周りに対しては 常に偉そうに

      振舞っていました。そんな家庭に育ったせいで まわりに対して

      堅い表現しかできず 事務的な会話しかできない自分が

      嫌いでした。」

 ガ    「そうか なるほどな」

 私    「でも 本当に今日は やっと父の隠そうとしていた気持ちが

       すーっと入ってきて 何もかもわかってたぶん一番辛かったのは

      父だったのだろうと思えたのです。

      私は 4人兄妹の末っ子です。兄妹の中でも一番 父に似ていると

      思います。向上心が強いところ 物事を工夫してなんとか・・

      と考えるのは 父に似ています。 カーッとなって切れるところも

      父ゆずりだと思います。今年もその失敗を2回もしました。」
 
 ガ    「そうやなあ。トラブル起こしたなあ。」

 私    「そして そんな自分を変えたいとおもったのです。

       今日は もし自分が父の立場だったら・・

       毎日のストレスと戦う自信はありません。

       もし息子達が 起業すると言ったら たぶん反対するでしょう。」

      だからこそ 父の偉大さが やっとわかったんです。

      それほど 辛い思いをしても家族の為に戦おうとしていたんだって

      やっとそれが 痛みとして理解できたんです。

      おかげで 私の中の 四十数年が 違うものに見えてきたんです。

      過去に執着するのは嫌いでしたが 過去を振り返ることも必要だと

      今日はあらためて発見しました。

      ガネーシャさん。

      私は 貴方の何を見ていたのかなって・・。

        もしかして本当に 助言者なのですか?」

 

        

 

     

    

   

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする