ものつくりにん(ma-mac)の生活

有田黒牟田山の『陶山社』


ここは有田町黒牟田地区にある『陶山社』です。この周辺は昔から陶磁器産業の盛んな土地で、磁器の発祥地といわれています。
いつも水汲みに行く竜門ダムの近くにあるのですが、今回初めて訪れました。いつもと違った道を行ってみようと探検していたら偶然発見したんですけど・・・

黒牟田という地名の由来は、一部盛り上がった地形(”くろ”という)と湿地帯(”牟田”という)があった土地であったために付いたのではないかという説があります。日本で最初に磁器を作ったのは李参平といわれていますが、中島浩氣著の「肥前陶磁史考」によれば、李参平が来日する以前にすでに黒牟田・応法地区では磁器がつくられていたのではないかと考えられています。周辺には「山辺田(やんべた)古窯跡」があり、この古窯は陶器の窯だったらしく、磁器発祥以前に遡る古い遺跡と言われます。いずれにしても、相当の歴史遺産であるようです。周辺には趣きのある窯元が多数あり、伝統技法を継承し続けています。

社の前には狛犬が鎮座しており、静けさのなかにあり、時間がゆったりと流れているようでした。太い尾が特徴で、髪、ヒゲも力強く太い線で表現されています。どっしりと構えてこちらを凝視しているような感じです。狛犬さん、おじゃまいたします。石工銘はありません。大正14年の作品です。

鳥居の中央に表示してある額束(がくつか)の題字も趣きのある書体でした。ma-macお気に入りです。

陶山社入口で一枚撮りました。陶芸がもっと上手になりますようになんだかプジョー号が狛犬に見えてきた・・・。猫足なのに。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
 狛犬(こまいぬ)とは、神社や寺院の入口の両脇、あるいは本殿正面の左右などに1対で置かれている、犬に似た想像上の獣の像である。なお、厳密には、後述のように「獅子・狛犬」と呼ぶのが正しいとされている。
 名称は高麗(こま、つまり異国)の犬という意味とされている。一般的には、向かって右側の像は「阿形(あぎょう)」で、角はなく口は開いている。そして、向かって左側の像は「吽形(うんぎょう)」で、1本の角があり口を閉じている。両方の像を合わせて「狛犬」と称することが多いが、厳密には、角のない方の像を「獅子」、角のある方の像を「狛犬」と言い、1対で「獅子狛犬」と称するのが正しいとされている。昭和時代以降に作られた物は、左右共に角が無い物が多く、これらは本来は「獅子」と呼ぶべきものである。
 各地の神社境内で見かける狛犬には石製や銅製のものが多いが、神社本殿内に置かれたものには木造のものもある。 平安時代にさかのぼる獅子狛犬像としては、奈良・薬師寺の鎮守八幡宮の木像(重要文化財)が著名である。ただし、この薬師寺像は、左右とも角がなく、正式には「獅子1対」と呼ぶべきであろう。重要文化財指定の狛犬は他に、滋賀・大宝神社、京都・高山寺、広島・厳島神社などのものが著名である。

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