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ものつくりにん(ma-mac)の生活

ma-macが感じた造形的表現の日々。

阿蘇神社(熊本県一の宮町)

2006-05-18 | 307SW号・ヴォーグ(原チャリ)


ここは熊本県の一の宮町にある阿蘇神社です。長い歴史をもつ、由緒ある建物で、熊本を訪れたときはちょっと立ち寄るスポットです。今回、訪れたのは2月。春の息吹が感じられる時期でした。日本三大楼門のひとつである阿蘇神社の二層式屋根の楼門は、悠然としていて存在感があります。
 阿蘇神社は古代から肥後一の宮と言われ、それ故、この地方の地名も一の宮町となっています。 創立は孝霊天皇9年(紀元前282年)と伝えられており、神武天皇の孫、健磐龍命(たていわたつのみこと)ほか阿蘇国造りの神々を 祀っています。延長5年(西暦927年)に編さんされた延喜式神名帳に記載されている式内社です。もともとは阿蘇の火口にあったのが上宮(じょうぐう)で、今の一の宮町宮地の社殿は下宮(げぐう)でした。 今、阿蘇の火口には社殿はありません。この宮地の神社も創建時は秀麗な社殿が達並んでいたとされていますが、現在は広い境内に江戸時代末期に再 建された社殿や楼門があります。


ここの狛犬は襟巻きみたいなしっかりとしたヒゲと尖った牙を持っていて表情は厳つい顔をしています。が、足が・・・ちょっと短足気味で全体的な印象は愛らしく感じます。

神社のなかに立派な額書がありました。

神社入口に設置されているお清め場。神の泉とされる湧水は、不老長寿の水として飲用されています。清らかに澄みきっており口当たりもまろやか。まさに天然水です。




境内には縁結びの松があります。いがいと若い松でひょろひょろしていて頼り無い感じの松ですが、 枯れると植え継いできた一千年の歴史ある松だそうです。世阿弥元清(ぜあみもときよ)の謡曲の冒頭に出てくるなどの逸話の残る松で 「縁むすびの願い事には特に効能あり」とされてきた松です。特に意味はないですが、ここにもお参りしましたこの写真だけ前日の夕方に撮影しました。青空にむかって松が伸びています。


「火振り神事」は、阿蘇神社十二神の「三の宮・国龍神(くにたつのかみ)」の結婚式です。「御前迎(ごぜむか)え」ともいいます。毎年、3月の2回目の申の日に開催されます。三の宮は農耕の神様で、妻を迎えられると農作物がよく育つといわれています。夕闇が迫る頃、阿蘇神社の参道では、茅(かや)を束ねた松明(たいまつ)がたくさん用意されています。姫神さまのお神輿が阿蘇神社の参道に入ると、爆竹が上がって、待ち構えていた氏子や一般客が一斉に松明に火をつけて振り、姫君さまのお御輿をお迎えします。松明を振るのは、姫神様の足元を明るく照らして阿蘇神社にご案内するためです。
 このような伝統的な神事は、都会の街中では見ることができなくなってしまいました。実際に自分の眼で見てみたいなあと思いました。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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はじめまして (Shigin)
2006-07-02 23:52:24
平戸大橋と307SWの組み合わせが美しいですね。

うーむ、構図も決まっています。
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ようこそ! (ma-mac)
2006-07-12 22:33:07
Shignさん!

ようこそ、我がブログへ!カキコミもありがとうございました。そちらのホームページにもちょくちょくお邪魔させていただきますね
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