先日、あけび「通草」と言われるものを食べました。
とても甘くて、果物の甘酸っぱさではなくなんと表現してよいかわかりませんが、何かしらのクリームを食べているような感じでした。
英名はchocolate vine(チョコレートのつる.)といわれているらしいので、そう言えばホワイトチョコレートのような味かもしれません。
種と外側の分厚い皮は甘くないので食べずに捨てましたが、実はこれらは栄養価も高く、卒中予防効果もあるらしいのです。
また茎やつる、木部は利尿・排膿・鎮痛作用があるので漢方で木通「もくつう」として古くから用いられていたようです。
ネットをみてみると実に幅広い病気に効果があるように書かれてます。
●がん,肝臓病などの予防
●抗炎症作用
●脂質降下作用
●腹水予防改善
●膀胱炎,浮腫,湿疹,月経不順,母乳不足,淋病,胸脇部の痛みや胃痛,下腹部痛,月経痛,腰痛などの改善
また尿路結石,乳ガンヘの投与,効果が中国で研究されているということです。
果肉にはいろいろなビタミンが含まれてますが特にビタミンCが豊富であることから、風邪の予防、肌荒れに効果があり、カリウムも多いことから高血圧にもよいとされているようです。
こういうのを見ていつも思うのですが、風邪や肌荒れの予防のためにいろいろな果物や野菜をとりつつも、その努力も虚しく風邪をひいたり肌がぼろぼろになったりする方がおられます。
あけびにはビタミンCが多い、ビタミンCは風邪や肌荒れの予防効果がある、ゆえにあけびには風邪や肌荒れの予防効果があるという三段論法(A=B、B=C、ゆえにA=C)で効能をうたっているわけで実際にはあけびで臨床研究したわけじゃないと思うのです。
なので食品の効能を説明するときはビタミンCが多く含まれているから風邪の予防効果があるという言い方はせずに、あけびを摂取した群に著しい風邪の予防効果が見られたというデータを示して欲しいものです。
ところで、あけびの実というか分厚い皮の部分は苦くて生では食べることができません。レシピを調べたら、肉詰めとかみそ炒めとかいろいろとあるので検索してみてください。
【to鍼灸師】
あけびの効能を列記しましたが、「肝」の病の症状が多く含まれてます。
是動病としては、腰痛があり、睾丸が腫れ痛むというのは睾丸炎の症状である下腹部痛があります。
「顔色が青黒くすすける」というのは肌荒れになるのでしょうか。
尿に関するものは腎・膀胱の病が主ですが、
足の厥陰肝経の所生病にも、「遺尿、尿閉」があります。
胸腋の痛みというのは胆経の病症ですね。
あけびは漢字で「木通」とも書かれます。
経絡治療をされている先生方は何が言いたいかおわかりになられたと思います。
「木」とは五行の臓腑としては肝や胆になります。
ゆえにあけびは肝経・胆経を疎通させる食物とも言えるのではないでしょうか。
また、あけびの実は秋が食べ頃です。
秋は五行では「金」となり、肺金が盛んになり、相剋関係である「木」を抑圧しているとも考えられるのではないでしょうか。
と言いながら自分も三段論法的な説明になってしまいました。
とても甘くて、果物の甘酸っぱさではなくなんと表現してよいかわかりませんが、何かしらのクリームを食べているような感じでした。
英名はchocolate vine(チョコレートのつる.)といわれているらしいので、そう言えばホワイトチョコレートのような味かもしれません。
種と外側の分厚い皮は甘くないので食べずに捨てましたが、実はこれらは栄養価も高く、卒中予防効果もあるらしいのです。
また茎やつる、木部は利尿・排膿・鎮痛作用があるので漢方で木通「もくつう」として古くから用いられていたようです。
ネットをみてみると実に幅広い病気に効果があるように書かれてます。
●がん,肝臓病などの予防
●抗炎症作用
●脂質降下作用
●腹水予防改善
●膀胱炎,浮腫,湿疹,月経不順,母乳不足,淋病,胸脇部の痛みや胃痛,下腹部痛,月経痛,腰痛などの改善
また尿路結石,乳ガンヘの投与,効果が中国で研究されているということです。
果肉にはいろいろなビタミンが含まれてますが特にビタミンCが豊富であることから、風邪の予防、肌荒れに効果があり、カリウムも多いことから高血圧にもよいとされているようです。
こういうのを見ていつも思うのですが、風邪や肌荒れの予防のためにいろいろな果物や野菜をとりつつも、その努力も虚しく風邪をひいたり肌がぼろぼろになったりする方がおられます。
あけびにはビタミンCが多い、ビタミンCは風邪や肌荒れの予防効果がある、ゆえにあけびには風邪や肌荒れの予防効果があるという三段論法(A=B、B=C、ゆえにA=C)で効能をうたっているわけで実際にはあけびで臨床研究したわけじゃないと思うのです。
なので食品の効能を説明するときはビタミンCが多く含まれているから風邪の予防効果があるという言い方はせずに、あけびを摂取した群に著しい風邪の予防効果が見られたというデータを示して欲しいものです。
ところで、あけびの実というか分厚い皮の部分は苦くて生では食べることができません。レシピを調べたら、肉詰めとかみそ炒めとかいろいろとあるので検索してみてください。
【to鍼灸師】
あけびの効能を列記しましたが、「肝」の病の症状が多く含まれてます。
是動病としては、腰痛があり、睾丸が腫れ痛むというのは睾丸炎の症状である下腹部痛があります。
「顔色が青黒くすすける」というのは肌荒れになるのでしょうか。
尿に関するものは腎・膀胱の病が主ですが、
足の厥陰肝経の所生病にも、「遺尿、尿閉」があります。
胸腋の痛みというのは胆経の病症ですね。
あけびは漢字で「木通」とも書かれます。
経絡治療をされている先生方は何が言いたいかおわかりになられたと思います。
「木」とは五行の臓腑としては肝や胆になります。
ゆえにあけびは肝経・胆経を疎通させる食物とも言えるのではないでしょうか。
また、あけびの実は秋が食べ頃です。
秋は五行では「金」となり、肺金が盛んになり、相剋関係である「木」を抑圧しているとも考えられるのではないでしょうか。
と言いながら自分も三段論法的な説明になってしまいました。