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※症例は患者様の同医済み.

孤独死と縁側

2012-10-21 21:03:33 | 福祉と社会
急に朝晩が冷え込んできて薄着で寝てしまうと風邪をひくくらいです。昼間は夏ほどでもありませんがまだ温かいようで、これを「小春日和」というのでしょうが、英語では「インディアンサマー」というそうです。国によって気温の感じ方が違うようです。
しかし、ドイツ語では「老婦人の夏(Altweibersommer)」,ロシア語では「婦人の夏(bab’e leto)」
呼ばれていて、日本のお年寄りが縁側で日向ぼっこしているというのと同じで、テラスでのんびり秋の陽気でまどろんでいる様子が頭に浮かびます。お年寄りでなくても日向ぼっこというのは心地よく、、こういう季節での田舎の家の縁側でごろ寝というのもいいものです。
ただしプライバシーもセキュリティーも何もないどころか、外から丸見えです。

フェイスブックが全世界で10億人を突破したというのに、日本で伸び悩んでいます。
の理由に日本人の匿名気質と言われてますが、プライバシーもない縁側のような古い日本家屋を見る限りでは、もともとそういう気質でなかったのではないかとも思います。

一人暮らしの高齢者は自分の家を売り住み慣れたところを離れて平地で交通の便がよく病院が近いマンションに入られます。外出する時一軒家では戸締まりが窓や裏戸など全て確認する必要がありましたが、マンションでは鍵を一箇所「ガチャン」と閉めるだけでOKです。戸締まり一つとってもマンションはらくです。
しかし孤独死のほとんどがマンションやアパートで、日にちがたってから発見されるケースが多いようです。近所の人はちょっとくらい様子伺いをすればよいと思うのですが、用事もないのにわざわざ訪問するというのもはばかるみたいです。

昔、祖父が縁側で日向ぼっこしていたら、近所の方が、「何しょうるん?」、「誰かわかるか?」といろいろと声をかけてくれてました。

縁側というのはわざわざ元簡から訪問するほどでもなく、用事はないけどちょっと姿が見えたら声をかけるという表にある勝手口のような存在で、地域のコミニケーションと見守りという大きな役割をしていたような気がします。

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