棚の中から永井先生の
お葉書が見つかりました。
「おたよりを大変に
懐かしく拝見致しました。
赤ちゃんを中心にお幸せに溢れて
お暮らしのご様子、
心からお喜び申し上げます。
中略
私は3月に音大を退職致しましたが、
相変わらず大忙しの毎日を送っております。
勉強をしないと良いレッスンが出来ませんので
その準備にとても忙しいです。 後略 」と。
先生の素晴らしい音が
脳裡に蘇ってきました。
ついにきました。(笑)
忙しくしていたので
少し遅れてTELしましたら
どこも満員で受付てもらえない。
片っ端からかけて
ようやく辺鄙なところで、
しかも誕生日も過ぎた日を
押さえる事が出来ましたが、、、。
なるべく更新して欲しくないとの意図が
見え見え?
確かに夜の運転は見えづらいし、
何より以前と違うのは
バックで綺麗に駐車出来ないこと。
唖然としてしまいます。( ; ゜Д゜)
たとえ通っても
もう手放しでは喜べない。😣💦⤵️
このところ昔話ばかり。
戸棚の整理を始めたら
古いものが出てきて
思わずタイム・スリップ
なのです。
懐かしくてどれもこれも
ひっくり返して
見ていますので、
片付けは少しもはかどりません。(泣)
中3からピアノを
教えて下さった伊達純先生。
「あなたは小学校からミッションスクールで育ってきたし、
クリスチャンなのでオルガンを弾くと良いと思う。
ピアノはずっとみてあげるからオルガンを勉強しなさい。
これから日本には新しいホールが沢山出来て
パイプオルガンが設置されますよ。
残念ながらまだオルガニストが少ないので
是非頑張りなさい。」と言われていたのです。
そこで先ずはオルガン科の教授にお目にかかり、
奏楽堂のパイプオルガンを見せて頂いたのですが、
どうしても興味が持てない。
やはりピアノが好き。
オルガンの受験の準備を始めていましたが
大晦日になって急遽、ピアノ科に変更したいと申し上げ、
永井先生を驚愕させてしまいました。m(__)m
勝手にピアノ科を受験してしまいましたので、
恐る恐る伊達先生にお電話をすると
「それはおめでとう!
ピアノは何時でもレッスンにいらっしゃい。」と。
何と懐の広い先生。(^人^)😭✨
まさかその20年後に
パイプオルガンの前に座るとは
夢にも思わず。(´;ω;`)
不肖の弟子にもかかわらず
見放さずに辛抱強く
教えて下さった先生方には
感謝しかありません。
曇りの1日でしたが、
時折、陽が射したかと
思うと突然、大粒の雨が
降ったり、、、、。
小さな方のレッスンが終わると雨。
雨宿りすればよいのに
私の傘が気にいったのか
意気揚々と帰っていきました。(*≧з≦)
雨に濡れた花。
3歳から結婚するまで
お世話になった
永井静子先生。
中学3年生から大学卒業までお世話になった
東京芸大教授の伊達 純先生。
安川加寿子先生と
談笑中。
高校3年生の時にオルガンのレッスンをして下さった
フランス人の司祭で音楽家の
ジャン・メルオー神父さま。
、
朝比奈先生に出会い半年が経過しましたが、
ご自宅にお伺いしてのレッスンの合間に
「そろそろヨーロッパで本気で勉強をしてきなさい」と
仰るのですが、私の中に大きな問題が、、、。
音符は弾けてもベートーヴェンもモーツアルトもバッハも
確信を持って表現するにはほど遠く、
大学入学当初に師事したドイツ人の先生と自分の音の違いに
たとえヨーロッパに出掛けても
とても1・2年で解決するようなものではないと感じていました。
気が遠くなるような 長い歴史を持つ
ヨーロッパの文化の中から生まれたものを
理解出来るようになるのか
全く自信が持てなかったのです。
オペラが出来上がって行く現場、
オーケストラの 仕事など
それはそれで とても楽しく夢中で忙しい毎日だったのですが、、、。
結婚しかないと心は決まりました。
それから11年の空白。
ピアノの無い新しい生活。((o(^∇^)o))
体調を崩されていた方の
2週間ぶりのレッスン。
元気になられて良かった❗
イケメン君は花粉症で
お鼻がぐずぐず。
マスクをかけて治まりましたが、
明日はもっと花粉が
飛ぶとの予報。大変です。
昔・むかし
武満徹氏の「アステリズム」の楽譜が到着。
私の担当はチェレスタ。
張り切って練習場に行くと、
ピアノソロは高橋悠治氏。
ハープは篠崎史子氏という豪華キャスト。
オーケストラの前に
ピアノ、チェレスタ、
ハープの3台が並ぶ編成。
高橋氏のピアノに目を奪われていると
な・なんと武満徹氏が登場。
頭が大きくて何となく
宇宙人っぽいお姿!
指揮者の手塚幸紀氏を始め、
皆さんとにこやかに挨拶を交わされ、
新米の私のところにも来て下さり
「はじめまして、どうぞよろしくね。」と
笑顔で握手をして下さいました。大感激。
今まで興味のなかった現代曲でしたが、
この演奏会ですっかり嵌まってしまいました。
作曲者の意図がわかるととても面白い。
武満氏のおかげです。