SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

愛犬家

2024-02-17 15:56:57 | 日記

リヒャルト・ワーグナー

利己的で尊大
しかし革新的で
魅力的な
天才作曲家です。
彼は詩、音楽、絵など
あらゆる芸術の一体化を
目指しました。

しかし初めは
苦難の連続で
借金まみれの
ワーグナーは
妻ミンナを連れて
逃亡を企て
一旗揚げようと
花の都パリへ
行くことを決めます。

しかし60kg近い
巨大な愛犬のせいで
馬車に乗ることが
できないのです。
それでも犬を
絶対に手放そうとせずに
ロンドンまで船に乗り
そこから又、船で
パリに向かうことに
しました。




ようやく
乗り込んだ船が
大嵐に見舞われ
難破寸前になり
地獄のような船旅を
体験しますが
何とかパリに到着します。

この経験により
出世作になる
「さまよえるオランダ人」が
作られたのです。

≪さまよえるオランダ人≫
ベルリン・フィル
指揮 クラウディオ・アバド

(3‘08)


このように
亡命生活で
各地を移動するときも
コジマと再婚したときも
彼にはいつも
愛犬が同行していました。

バイロイトの
ワーグナーの墓の横には
小さな愛犬の墓まで
あります。







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