SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
76歳の一人暮らし。

筋金入りの鉄オタ

2023-04-12 06:44:00 | 日記



交響曲「新世界にて」を
作曲したチェコの巨匠
ドヴォルザーク。

朴訥で、真面目が服を
着ているような
人物ですが
唯一没頭した趣味が
機関車でした。

少年時代から
蒸気機関車に
のめり込み
機関車の型番から
運転手、時刻表、
行先もすべて暗記した
鉄道マニアでした。

彼は今でいう乗り鉄、
撮り鉄、車両鉄、駅鉄など
すべて網羅し
作曲に行き詰まると
自宅近くの駅に出かけて
列車を眺め、
駅員と話をして
気分転換したとも
言われています。

アメリカ滞在期には
ニューヨークの
グランド・セントラル駅へ
毎日出かけて
シカゴ特急の機関車の
車両番号を記録していた
ようです。


時刻表を片っ端から
覚えるなど
異常なほどの鉄道愛は
生涯変わりませんでした。

  ✨✨✨✨✨

親友のブラームスから
ウィーンに住むように
誘われても
プラハから離れなかった
ドヴォルザークですが
49歳で大胆にも
ニューヨークに向かいました

ニューヨークの
ナショナル音楽院の院長
として
富豪の夫人
ジャネット・サーバーに
招かれたのです。
提示された年俸は
15,000ドル。
プラハ音楽院のお給料の
25倍ですから
破格の金額で
メジャー移籍?の
かんじでしょうか。(笑)

渡米した彼は新大陸で
新しい刺激を受けて
交響曲第9番「新世界より」
を作曲します。

交響曲第9番「新世界より」
第3楽章
ウィーン・フィル
カラヤン指揮
(8’41‘‘)