アフターダーク

アフターダーク　村上春樹　(2004)　読了。

ある少女を中心に進められる一夜だけの物語。

少女が深夜のデニーズで時間をつぶしている所から物語は始まり、朝の光が街を照らすまでの約７時間を追う。

さすが村上春樹、これだけじゃ訳分かりません。（世界の終わりとハードボイルドワンダーランドほどではないけど・・・）

最後の終わり方とかちゃんと完結しない(いや、ホントはしてる？)のですっきりしないけど、それでも引きつけられてしまう彼の魅力って事なんでしょうか。

きっと自分程度では理解できない（しかし惹かれる）雲の上の人ということで。

さすがに７時間では完結できない話の複合体で、しかも、短い話の中でもそれぞれの脇役のキャラがまぁはっきりしているかな。

それを上手く織り交ぜ、１つの話として進められる村上春樹はやっぱりすごいのでしょう。（ちょっと(結構？)無理やりな気もしますが）

これはパート２とか３とかの３部作になってもおかしくないかな。

むしろそうなってもらって、この物語の続き、もしくは、別の出演者の物語をもっと見せて(読ませて)ほしいと望む所存。（そうすればきっとすっきりするかな？）


＜追記＞
またまた色々な人のブログを読んだのですが、結構酷評ですね・・・。

自分はあまり文学のことは分からない素人ですが、結構好きな感じだったけどな・・・。


年間目標４０冊。

現在、３９冊。目標まであと１冊。

しかも未読本のストックはあと３冊。

ただ、しばらくは勉強のため読書はお休みです。(たぶん)

晴れ