7月27日は市民ネットワーク千葉県「食と農部会」の県ヒアリングがあり、県議二人に同行。
主な聞き取り内容は放射能対策や農薬の空中散布の問題、耕作放棄地問題、新規就農者問題等など。
放射能対策については、特に新米や牛乳、水産物など身近な食品の放射能測定体制を聞いた。
国は、4月の新基準値に合わせて、「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」(平成24年3月12日改正)を出している。
米について
一般食品は1kgあたり100ベクレルが基準値だが、検査段階では50ベクレルで線引きをしている。
超えた場合、米の場合は乾燥ロットごとに再検査する。
検査結果が出るまでは米は出荷自粛を要請する。
ただし、あくまでも国の基準は100ベクレルなので、出荷は100ベクレル以下ということ。
産直米を食べる場合は、市のHPにも詳細な検査結果が載るので、ある程度はわかるのではないだろうか。
ちなみに早場米は8月上旬から検査が始まるということだが、千葉県HPには随時検査結果が出ている。
お茶は茶葉ではなく、抽出して測定。
1kgあたり10ベクレルが基準値で、成田市では出荷制限になっている。
制限になっていない産地でも検出されていますね。
牛乳について
基準値50ベクレル。
県では原乳検査を今年度4月以降から回数を増やして測定しているとのことだった。
結果は農林センターHPで
メーカーはそれとは別に製品の自主検査をしているということだった。
検出限界値 1kgあたり1ベクレル(セシウム134 137それぞれ)以下とのことだった。
水もそうだだが、やはり子どもたちがそのまま飲む牛乳こそもっと詳細にしてもいいように思う。
それ以上の精度にするには?と聞いたところ、
クーラーステーション搬入前の測定なので、時間がかかると工場にも影響あるという答えが返ってきた。
水産物について
基準値100ベクレル
4月までは週に10検体だったのが、20検体測定しているとのこと。
魚種は98種類。
特に調子・九十九里沖、東京湾に重点を置いて、主要な魚種と放射性物質の影響を受けやすい魚種中心におこなっている。
県水産総合研究センター銚子分室ではシンチレーションスペクトロメータで測定している。
時間はかからないが、代わりに定量下限値がセシウム134 137それぞれ10ベクレルずつの20ベクレル(1kgあたり)。
御宿にある海洋生物環境研究所ではゲルマニウム半導体での測定なので、合わせて1ベクレル(1kgあたり)。
しかし結果が出るまで3日もかかる。
結果は県HP
淡水魚では、手賀沼のモツゴ・ギンブナ・コイ、利根川のギンブナ・ウナギが出荷制限になっているが、淡水魚と海水魚では体の仕組みが違うので、放射性物質の取り込み方が違ってくるらしい。
これは、「魚の放射能汚染の学習会」で聞いたことだが。(これからまとめる予定)
その時、イカの値は低いと言っていた。
もちろん身の部分だけの話で、「内臓はだめですよ」とのこと。
「わかって食べるのは、ご自分の判断で」、ということだった。
水産物に関しては、福島第一原発汚染水問題もあり、セシウムだけではなくストロンチウムの検査も必要だが、今の検査はセシウムのみ。
ストロンチウムは今後の課題だが、サンプル調査からでも行って欲しいものだ。
今回のヒアリングでも、やはり国の基準値100ベクレルは高いと感じたし、この基準値を掲げている限り不安感はぬぐえない。
たとえ検出されなくても、「基準値以下」と説明されると、かえって不安になる。
佐倉市では放射性物質測定器が2台あるので、さっそく畑の土 2か所測ってもらった。
結果は セシウム134 207ベクレル/kg、セシウム137 307ベクレル/kg 計 514ベクレル/kg
と セシウム134 162ベクレル/kg、セシウム137 229ベクレル/kg 計 392ベクレル/kg
これをどう判断するか?
という値だが、有機質の多い畑、砂地の畑と状況によって植物への移行率が変わってくると思うので、あとは個々の測定になると思う。
ちなみに514ベクレルのところは地上5㎝で0.2マイクロシーベルト/時間でした。
今は測定器の予約状況も空いているようですので、畑地の測定にはいい機会かもしれませんね。
土も乾いているし。
これから7.29脱原発国会包囲に行ってきます。
主な聞き取り内容は放射能対策や農薬の空中散布の問題、耕作放棄地問題、新規就農者問題等など。
放射能対策については、特に新米や牛乳、水産物など身近な食品の放射能測定体制を聞いた。
国は、4月の新基準値に合わせて、「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」(平成24年3月12日改正)を出している。
米について
一般食品は1kgあたり100ベクレルが基準値だが、検査段階では50ベクレルで線引きをしている。
超えた場合、米の場合は乾燥ロットごとに再検査する。
検査結果が出るまでは米は出荷自粛を要請する。
ただし、あくまでも国の基準は100ベクレルなので、出荷は100ベクレル以下ということ。
産直米を食べる場合は、市のHPにも詳細な検査結果が載るので、ある程度はわかるのではないだろうか。
ちなみに早場米は8月上旬から検査が始まるということだが、千葉県HPには随時検査結果が出ている。
お茶は茶葉ではなく、抽出して測定。
1kgあたり10ベクレルが基準値で、成田市では出荷制限になっている。
制限になっていない産地でも検出されていますね。
牛乳について
基準値50ベクレル。
県では原乳検査を今年度4月以降から回数を増やして測定しているとのことだった。
結果は農林センターHPで
メーカーはそれとは別に製品の自主検査をしているということだった。
検出限界値 1kgあたり1ベクレル(セシウム134 137それぞれ)以下とのことだった。
水もそうだだが、やはり子どもたちがそのまま飲む牛乳こそもっと詳細にしてもいいように思う。
それ以上の精度にするには?と聞いたところ、
クーラーステーション搬入前の測定なので、時間がかかると工場にも影響あるという答えが返ってきた。
水産物について
基準値100ベクレル
4月までは週に10検体だったのが、20検体測定しているとのこと。
魚種は98種類。
特に調子・九十九里沖、東京湾に重点を置いて、主要な魚種と放射性物質の影響を受けやすい魚種中心におこなっている。
県水産総合研究センター銚子分室ではシンチレーションスペクトロメータで測定している。
時間はかからないが、代わりに定量下限値がセシウム134 137それぞれ10ベクレルずつの20ベクレル(1kgあたり)。
御宿にある海洋生物環境研究所ではゲルマニウム半導体での測定なので、合わせて1ベクレル(1kgあたり)。
しかし結果が出るまで3日もかかる。
結果は県HP
淡水魚では、手賀沼のモツゴ・ギンブナ・コイ、利根川のギンブナ・ウナギが出荷制限になっているが、淡水魚と海水魚では体の仕組みが違うので、放射性物質の取り込み方が違ってくるらしい。
これは、「魚の放射能汚染の学習会」で聞いたことだが。(これからまとめる予定)
その時、イカの値は低いと言っていた。
もちろん身の部分だけの話で、「内臓はだめですよ」とのこと。
「わかって食べるのは、ご自分の判断で」、ということだった。
水産物に関しては、福島第一原発汚染水問題もあり、セシウムだけではなくストロンチウムの検査も必要だが、今の検査はセシウムのみ。
ストロンチウムは今後の課題だが、サンプル調査からでも行って欲しいものだ。
今回のヒアリングでも、やはり国の基準値100ベクレルは高いと感じたし、この基準値を掲げている限り不安感はぬぐえない。
たとえ検出されなくても、「基準値以下」と説明されると、かえって不安になる。
佐倉市では放射性物質測定器が2台あるので、さっそく畑の土 2か所測ってもらった。
結果は セシウム134 207ベクレル/kg、セシウム137 307ベクレル/kg 計 514ベクレル/kg
と セシウム134 162ベクレル/kg、セシウム137 229ベクレル/kg 計 392ベクレル/kg
これをどう判断するか?
という値だが、有機質の多い畑、砂地の畑と状況によって植物への移行率が変わってくると思うので、あとは個々の測定になると思う。
ちなみに514ベクレルのところは地上5㎝で0.2マイクロシーベルト/時間でした。
今は測定器の予約状況も空いているようですので、畑地の測定にはいい機会かもしれませんね。
土も乾いているし。
これから7.29脱原発国会包囲に行ってきます。