伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

映画「いのちの林檎」の<よくある質問>に答えて

2012-05-04 08:09:40 | 化学物質過敏症
「いのちの林檎」の上映会後、いろいろや疑問、感想が寄せられたので、プロデューサーに聞きました。

<よくある質問>の資料を、お渡しするのをわすれていました。
 失礼しました。


ということで、やはりいろいろ質問が出るのですね。

Q.犬を飼うから症状が悪くなるのでは?
A.犬アレルギーはないので大丈夫です。
 化学物質過敏症の方の7割くらい、犬を飼ってらっしゃいます。
 入江家の三人兄弟も、一人一匹ずつ犬を飼っていました。
 理由として、この病気になると、簡単に友人知人などに会えなくなります。
 たとえば
 「合成洗剤で洗ったモノ、着て来ないで」、「シャンプーがニオウわ」
 いろいろ言うと、面倒くさがられます。 


Q.アルコール消毒は良くない。
A.よくないのをわかって使う場合があります。
  人それぞれ症状が違うので、早苗さん親子にとって大の苦手という程ではないかもしれませんが、
  何かあった時のために、救急車に乗れないので常備しているようです。


Q.化学物質過敏症の症状がひどいのに車に乗って走り回っている。排気ガスも影響あるでしょうに、いいの?
A.化学物質過敏症の方は、家で寝れないので車で眠る人も多くいます。
  移動手段としても、仕方なく車しかないのでこの病気の方は、車に乗って移動しています
 


Q.飛行機の低周波で発作が起きるのに、携帯電話をOFFにしたシーンがあったが、携帯電話を使っていいの?
⇒だから電源を切っていた。
A.携帯電話は家族と連絡つけるために持っています。
  連絡しあう時間を決めて、普段は切っていますがあの時、たまたまオンになっていたのです。


Q.入江茂弘君が煙草の煙の中ワザワザ飲食店で働き、プロレスをしている。
  傷を負っても化学物質過敏症患者は薬も使えないのに。
  頑張れば何でもできると誤解を招くのでは。
A.茂弘くんは、宮田先生に
  「好きなプロレスをやりなさい、15分の試合ならアドレナリンが脳から出ているので、大丈夫です」
  と、言われています。
  バイトのあと、鼻血がでたり、田んぼのそばを歩くとお腹が痛くなったりしています。(農薬)
  よく、ぐったり眠っています。
  でも、食べるものは何でもOKです。
  一人ひとり、ほんとに違う病気です。


面白いところでは、
Q.犬がストレスを全部受け止めるから犬が可哀想。
A.犬は、避妊手術してないので、発情期などありヒステリーがおきたりします。

他に感想を寄せた人の中では、
 早苗さんのような重症なケースではなく、軽い人もたくさんいることを知らせてほしい。
 重症のケースで多くの軽い化学物質過敏症患者は自分のことではないと考えるのでは。


犬の食事も早苗さん達と一緒のものでないと、発作が起きてしまうので、避妊手術も受けさせられないのでしょうね。
みんな症状が違うのが、この問題のややこしいところです。
人それぞれできる範囲で、手さぐりしながら生活しているわけですから。

早苗さんも
「病気の原因が分かるまで6年ぐらいかかり、その後自分の体がどう反応するか分かるまで時間がかかった。
人と接することができなくなって2年ほど。
やっと人と接することができるようになった」
と、映画の中で言っていましたね。

私はペットをみんなが飼っていて、やはり心のよりどころが必要なんだなと妙に納得しました。
また、ガソリン車が影響があるからと言って、ハイブリット、電気自動車が大丈夫かといったら、たぶん電磁波で乗れないかもしれないなあ、と考えていました。

受け取り方も十人十色ですね。

170人の入場者中アンケートに応えてくださった方90人。
その内コメントは70通。
上映後大勢の方が残って書いてくださいました。
多くの方が、化学物質過敏症の症状を知らなかった、観て良かった、木村さんの生き方と笑顔に感動した感想を寄せられました。







   


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