伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

使用済み小型家電リサイクル 障がい者福祉事業所「あゆみ会作業所」の取り組み

2013-07-22 08:43:24 | 環境
7/16、木更津市にある障がい者福祉事業所「あゆみ会作業所」の視察訪問記です。

午前中は同じ木更津市内にある養護施設「野の花」を視察。
その足での訪問だったが、木更津市が広いことを実感。

「あゆみ会作業所」は2011年の千葉県ネット元気ファンドで助成した団体の一つだったが、その時は家電リサイクル品の分解を作業所で始めたばかりだった。

今年4月から施行された小型家電リサイクル法。
取扱い事業者の認可がまだのため、佐倉市ではまだ始まっていないが、認可が下りれば本格的に始まることになる。
都市鉱山といわれる使用済み小型家電から金、銀、レアメタルを取り出すための取り組み。
今は、よく無料回収車や回収所なるものが出没して回収しているが、果たして行先は?最終的にどうなっているのだろうと、いつも疑問に思っていた。
今回「あゆみ会作業所」で解体作業を目の当たりにして、とても丁寧な仕事をしていることに感心した。
ノウハウは試行錯誤の結果だということだった。
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100%利用できるので、廃棄するところはない、と胸を張る理事長の友田さん。

パソコンの中でも価値のある基盤。
友田さん曰く「価値のある物は美しい」
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2級品のパソコンは、基盤もそれなりということだった。

別棟ではペットボトルキャップの分別作業を、みんな楽しそうにやっている。
納期が決まっているので、それに合わせてきちんとこなす。
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ペットボトルキャップ以外のものや異物の選り分けと、
シールの着いたものの選り分け。
・・・・シールはがしはお年寄りの作業の材料になるとか。
やっぱり生きがいは仕事に勝るものはないようだ。

生き生きと作業しているので、誰がスタッフで誰が作業者か区別つかないくらい。

ひときわ目を引いたのが、きびきびと動き回る男性。
「あの方はスタッフですか?障がい者ですか?」
と思わず聞いてしまったが、すごい仕事っぷり。
誰もが一目置く作業者だった。

理事長の友田さんは、それぞれの障がいにあった効率のいい仕事を見つけてくるということだった。

小型家電リサイクル品の分解は納期がないので、時間を切られるのが苦手な人にぴったりの作業ということだった。
その代り、細かい根気のいる丁寧な作業が要求されるが、その分、売値が高くなる。

生き生きした働きぶりを見て、実感。

我家にあった子どものゲーム機や携帯電話を大きな段ボールいっぱい持参したが、
「昔のものは価値があるんですよ」
と喜んでいただいた。

長年捨てるに捨てられず困っていたのだが、すべてリサイクルできる、と聞いて出したほうもうれしい。

「あゆみ会作業所」でリサイクルの研修をして、千葉県内の同じ志の作業所と連携していきたい、ということだった。

ぜひ、リサイクルの行く先が分かっている事業者へ、出してもらいたいものだ。
それには、回収ルートをきちんと確立することが急務ということが分かった。




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