伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

「リユース食器 風車」

2012-09-29 00:38:57 | 環境
今年2月議会で廃棄物問題を取り上げた。
ゴミは単にリサイクルすればいいわけではなく、ごみゼロを目指すべき。
それにはまずごみの発生を抑制してごみ減量化を進めていくことが最重要課題です。
まずは発生抑制、次に再使用、最後がリサイクルで、焼却や埋め立てを極力止める社会にしていきましょう、という趣旨でした。

そこで取り上げた一つの提案が「リユース食器」

イベントがあるとき、使い捨ての食器じゃなく、リユースレンタルの食器を使ってほしいというものだった。
使い捨て食器をゴミとして焼却するコストを考えれば、リユース食器のほうに軍配が上がるはず。

佐倉にはリユース食器を扱っているNPOワーカーズコレクティブ風車がある。

宅配便で食器を送り、使ったらそのまま段ボールで送り返すというシステム。

詳細は↓
http://homepage3.nifty.com/fuusha-sakura/

不登校、ひきこもりの親の会が居場所と仕事づくりのために立ち上げたNPOで、平成20年10月に始まった。

平成22年度の千葉国体に合わせ、大口注文に対応できるように食器を増やしたり殺菌する機械を増設したりして規模を広げたいという事業計画があり、その前年度、市民ネットワーク千葉県の元気ファンドに応募してきた。
私が元気ファンドの運営委員だったので、話を聞き、書類審査にかかわった経緯がある。

元気ファンドから50万円の事業資金がおりて、規模拡大に市民ネットワークも一役買うことができた。

その後、全国各地から注文が入るようになり、浦安市は積極的に市民団体へも紹介してくれるという話だった。

地元の佐倉市でもぜひ積極的に利用してはどうでしょうか?
と今年2月議会で質問したが、ポツポツ使っているような答弁だった。

今日障がい者のユニバーサル就労の講演会に参加したが、「風車」の関係者から、印旛沼の清掃活動の後にふるまわれる豚汁用にリユース食器1千個注文が入ったといううれしいニュースを聞いた。

また、時給が上がったので働いている人たちがとても張り合いが出てきた、ということだった。

ユニバーサル就労もしかり、風車のように障がい者や引きこもりの人の居場所と仕事づくりをしているNPOを支援していくのも、行政の仕事の一つではないだろうか。

ぜひ「イベントではリユース食器を使おう」という合言葉が使われるくらいに、力を入れてほしいものだ。
ゴミ減量化のためにも。
障がい者の仕事づくりのためにも。


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