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伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

コロナ対応実践編 「休日に熱が出たら、打つ手なし」

2020-07-25 16:02:18 | 新型コロナウイルス問題
コロナ感染の第2波がやってきた、と思わせる陽性患者数の増加に
気持ちを引き締めています。
千葉県内では企業の新人研修センター、医療機関、介護施設でのクラスター発生で、
連日20~30人以上、時には40人に近い陽性患者が出ています。

【発熱したら、まずはどうしよう??】
連休2日目、「家族に発熱者が出たけれど、県の電話相談窓口に電話がつながらない」
と知り合いからSOSの電話が入りました。

県の相談体制は、下記のとおりです。

県庁相談体制 電話相談窓口について

★ 4連休中で、病院は休診なので、まずは電話相談窓口に→ 0570-200-613
24時間365日対応のはずなのに、20回かけてもつながらない。
それどころか、0570ナビダイヤルは「26秒10円かかります」と言っている。

★ 次に、休日当番医をHPで調べて電話。
内科の当番医を皮膚科医が担当。
当番医でも「0570電話相談窓口」しかわからないとの事。

★ 保健所は平日9時~17時のみの対応のため、つながらず。

★ 夕方、熱が上がってきたので 休日夜間急病診療所が近所なので、直接行って
相談しても、「0570電話相談窓口」に連絡するようにと。
電話が「かからない」と言ったら、「かかりつけ医に行ってください」とのこと。

★ 21時過ぎ、0570電話相談窓口にやっとつながったが、やはり「明日病院に
行って指示に従ってください」と。
「夜9時だったからつながったのかもしれません」と言っていました。


【一日かかったコロナ騒動で判明したことは】
0570ナビダイアルの電話相談窓口は、保健所に電話が殺到するのを防ぐため、
委託事業者が対応している窓口なので、結局は保健所につなぐか、
かかりつけ医に行ってください、と指示があるだけ。
しかも、一か所に殺到するため、電話がつながりづらく、待ち時間でも20秒
に10円もかかるのです。(今回は26秒10円とのこと)。

無限のループをぐるぐると回った一日でした。
実際に熱が出ないとわからない実態。
休日では全く打つ手なし!!連休中ではお手上げでした。



佐倉市の場合「印旛市郡小児初期急病診療所・佐倉市休日夜間急病診療所」
ではコロナウイルス対応はしていません。↑
玄関には「0570のナビダイヤル」の案内が貼られていました。

下記は千葉県HPにある帰国者・接触者相談センター(保険所のこと)
に相談する場合の注意書きです。これも平日9時~17時までです。

県HPから*************************
1.帰国者・接触者相談センターに御相談いただく目安
(1)少なくとも以下のいずれかに該当する方は、すぐに御相談ください。
• 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い
  症状のいずれかがある場合
•  重症化しやすい方(※)で発熱や咳等の比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や
  透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
• 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ず御相談ください。症状には個人差がありますので、
 強い症状と思う場合はすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければ
 ならない方も同様です)

(妊婦の方へ)
妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・
接触者相談センターに御相談ください。

(お子様をお持ちの方へ)
小児については、小児科医による診察が望ましく、帰国者・接触者相談センター
やかかりつけ小児医療機関に電話などで御相談ください。
**************************

平日の場合なら、
保健所に電話相談。「帰国者・接触者外来」の予約を取ってもらうか、
かかりつけ医に電話相談。コロナ対応できる医療機関を紹介してもらうのが
スムースにいきそうです。

かかりつけ医がいない場合は市健康増進課(043-485-6711)に相談、
とありますが、これも平日のみです。

早急に、休日、特に、連休対応を求めていきます。

続報です。****************

連休3日目は土曜日なので、病院の診察を受けられたそうです。
開業医に電話したところ、午前中は一般診療、午後はコロナ対応。
電話で本人の状況を確認して、週2日東京に出勤、残り4日は自宅でリモートワークだけど、
同僚が発熱しているとのことから、唾液でのPCR検査が受けられました。
検体の容器を病院に取りに行き、結果は月曜日、保健所から電話で報告があります。
保健所には行動報告書をファックスで届けたそうです。

〈メルマガ24より〉



近くの京成線の軌道脇には、全国的に有名になった「崖の上のポニョ」ちゃんが自由に歩き回っていました。
それを見る見物人も集まっていました。
すっかり佐倉の名所になったようで、近くの風車のお土産物屋(佐倉市の)の売り上げが上がったとか。


6月県議会質問 ①「災害対応、水道料金について」

2020-07-25 12:02:18 | 議会
九州での豪雨被害は昨年の千葉県での台風、豪雨被害を思い出させ、
また今年も起こるのではと警戒しています。
6月議会質問から、4項目ご報告します。

【災害対応について】
いまだにブルーシートが残っている南房総地区への対応を求めました。
「ボランティア車両の高速道路利用無料化」は、6月末が8月末までの延長となりました。

途方に暮れて家屋の修理もあきらめている方もいる、と聞いています。
鳥取県では4年前の鳥取県中部地震後、「災害ケースマネジメント」という
県独自の取り組みを行っています。
県や市が要支援者を個別に訪問して相談を受ける、というものです。
千葉県でもアウトリーチ型の支援方法をとるべきではないか?と質問しました。
県の答弁は「市町村に対して、防災・住宅・福祉部門が連携して支援に取り組む
ように要請しました。
県は中核地域生活支援センターで相談支援を行っています」というものなのです。
いつも違和感を覚えるのですが、千葉県は指示するだけで「やってますよ」というのです。
ところが「ブルーシート状態で、修理を待っている家屋はどれくらいあるのか?」と聞いても、
「そのまま放置して住んでいないところもあるし、わからない」と、実情も把握していません。

鳥取県では「鳥取県防災及び危機管理に関する基本条例」を平成30年4月策定し、
今後も被災者の復興支援に同様の取り組みができるようにした、との事です。
鳥取中部地震からの復興 チラシ

【水道料金値上げにNO!!】
県内には県営水道と6つの用水企業団があり、自治体はそこから水を買って、
住民に小売りしています。
印旛地区7市2町( 成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、 富里市、酒々井町、栄町)に
水を卸している印旛郡市広域市町村圏事務組合(印旛広域)は、浄水施設がないため、
県営水道に業務委託をしています。
この業務委託料と浄水場使用料は毎年19億円にもなりますが、その算定根拠は不明瞭です。

昨年9月県議会一般質問では、この業務委託料10%上乗せの根拠について、追及しました。
その直後に、佐倉市は印旛広域に値下げを求める要望書を提出。
それを受けて今年2月に、印旛広域は県企業局に「行政財産使用料及び業務委託料の
引き下げをお願いしたい」という要望書を提出しました。
これは、佐倉市にとっても、印旛広域にとっても、始まって以来のことで、極めて異例だそうです。

今回の質問では、浄水場使用料が「普通財産」の高いパーセンテージで計算しているので、
その根拠を示すようにと求めましたが、県は「18年前の厚労省の指示に従っているから、
下げられない」の一辺倒。

しかし、その根拠があやふやなため、こうなったらと、宮川伸衆議院議員にお願いして、
直接厚労省の担当者へのヒアリング設定してもらいました。
すると平成14年の水道法改正で第三者委託制度が確立されて、
水質検査などの条件をクリアしていれば、問題なし。
「法的な根拠はないので、県と印旛広域とで話し合って決めるように」とのことでした。
「国はこの件に関してコメントする立場にないと」のこと。
これには驚きました。県は「厚労省から指導が入ったので、普通財産の高い方のパーセンテージで
計算しなければならない」と強硬に言い張っていたのですから。

まさか、こちらが厚労省まで確認に行くとは思っていなかったようです。
長年、県の言い値で使用料、委託料を払ってきましたが、利用者に説明できる根拠が無いことが判明。
県は公営企業として住民の福祉の立場に立って、算定基準の見直しをするようにと、強く求めました。