伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

佐倉市民は太陽光発電に県補助金が利用できない理由

2011-07-24 09:54:59 | 議会

        Sさんより
        トモエソウ 真上から見ると黄色の花弁が巴形にカーブしているのが分かります。
        7/12現在(仮)西部自然公園内で自生が発見され、囲いで保護されています。

6月議会で、佐倉市の自然エネルギーへの取り組みを市長へ質問した。

以下議会質問から

福島原発事故から、再生可能な自然エネルギー導入を考えている市民が多いと思いますが、
太陽光発電の設置費用が高額なため、二の足を踏んでいるのではないでしょうか。
現在、国の補助金は1kw当たり4万8千円。
千葉県も6月補正予算で太陽光発電補助事業を新設し、
住宅用に設置する家庭には1kw当たり2万円、最大7万円補助金が出ることになりました。
県内の20市では既に単独で実施しています。
佐倉市でも積極的に太陽光発電や太陽熱温水器など自然エネルギーへの助成をすべきと考えますが、対応を伺います。


佐倉市の答えは

太陽光発電機器はまだ高額で、購買力の高い市民に補助金を出すのは公正性の観点から、現在のところ導入は考えていない。

というもの。

しかし、千葉県の補助金は、市が太陽光発電補助金事業に取り組まないと、市民は補助金を申請できない。
補助金は県から来るので、佐倉市は受け皿を作るだけでいいわけです。

千葉県内の20市は積極的に取り組んでいるので、市民は国、県、市の補助金を受けられる。

       1kwあたり
       国から 4.8万円 (上限 48万円)
       県から 2万円   (上限 7万円)
       四街道市の場合 2.5万円  (上限 10万円)

       4kw発電として
       19.5万円(国)+7万円(県)+10万円(四街道市の場合)=36.5万円

       しかし、
       佐倉市は県の補助金も受けられないので、19.5万円のみ。

同じ条件で県民税を納めている立場から、不公平と思うが、
市は頑なに、NOと言い続けた。

太陽光発電もまだまだ設備が高額など、問題はある。
技術が進み、売電より、蓄電する時代になり、これから高性能の蓄電器が発売されると田中優さんも言っていた。

しかし、原発から脱却し、自然エネルギーへシフトしたいと考えている人は、
今多いのではないだろうか。
購買力のある、高収入の人が導入するという発想は一方的すぎる。

四街道市は年間300万円(340人分)の予算を付けている。
それで自然エネルギーへ移行しようと考えている人への後押しになる。

佐倉市は市の施設へは、太陽光発電の導入を検討すると発言していた。

自然エネルギー施策を進めるの、進めないの、どっちですか?
答弁に矛盾を感じるのは私だけ?