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伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

佐倉市の放射線基準値は 0.223マイクロシーベルト

2011-09-11 20:35:39 | 放射能問題

  坂本さんより
    タマゴタケ 清和県民の森にて
    キノコシーズンが始まります。
    派手な色ですが優秀な食用キノコで、身近な公園などにもあります。

食用といわれても、ちょっと手が出ませんね。
今年は放射能汚染でキノコ類は高い値を出すと思いますので、お気をつけて。

議会中であり、今回は多くの議員が放射能対策について質問をする。

佐倉市は放射線量が年間1㍉~20㍉シーベルトの地域として、
市は8月26日の国の基本方針を受けて、急ピッチで対策を立てている。
9月7日 経済環境常任委員会では、佐倉市が基準値を0.223マイクロシーベルト/時間と定めた、と答弁があった。

自然被ばく量を原発事故前の市原のモニタリングポスト 0.022~0.044の間をとって0.033と考え、
8時間を屋外で、16時間を屋内にいるとして、屋内は屋外の4割と計算する。
国は追加被ばく量(原発事故でまき散らされた放射線量)を年間1㍉シーベルト以下になることを目標とする、とあるので、
自然被ばく量を入れ、計算した結果、0.223マイクロシーベルト


1000μSv÷365日÷14.4時間※=0.19μSv  
0.19μSv+0.033μSv=0.223μSv/h
※14.4時間の根拠(屋外8時間+屋内16時間×0.4)

市は今まで市内を測定した結果を分析して除染計画を策定するとのことで、頑張ってもらいたい。


放射線測定器 いろいろ

2011-09-11 09:09:47 | 放射能問題
放射線測定器はいろいろあるけど、どんなものなのか、よくわからない。
高いし、手に入れてみなければ分からない。

9月9日の東京新聞に国民生活センターの記事が出ていた。
インターネットで売れ筋などとされていた9種類の性能試験の結果を発表した。
3万円~6万円の中国製の測定器は、数値がぶれて使えない、高い値を示すなど信ぴょう性に欠ける相談が400件近く寄せられたそうだ。

それとは別に、私は文科省の「はかる君」(10万円程と言っていたが)を使った時、なんてめんどくさいんだろうと思った。
市民ネットワーク千葉県が使っている測定器(富士電機製)は、刻々と数値が変わり、測っていると実感する。

そんな中、こんな便利なyoutubeを教えてもらった。
左から堀場製作所のRadi、クリアパレスのMr.Gamma、そしてアロカのPDR101(現在は後継機種のPDR111となる)。
価格もこの順番で高くなる。

http://www.youtube.com/watch?v=BYr9ySSKkEY&feature=related

15万円前後の2機種、堀場、クリアパレスは電源を入れてから1分間たって(カウントダウン 60から1秒ごとに数字が低くなって)、測定値が表示される。
その後はやはり1分ごとに数値が変化する。

アロカのは、値段がほとんど同じ富士電機製とよく似た挙動で表示している。

こんなにいろいろな表示の仕方をするなんて、比較しないと分からないものだ。

それにしても、このyoutubeをUPした方、見つけてくれた吉沢さん。
ありがとう。

やっぱり剪定枝チップから高い放射能が!!

2011-09-10 08:55:15 | 放射能問題
現在、議会質問の準備中。
議会へ何を質問するか通告をして、それについて担当課職員に具体的な質問内容を説明し、こちらの聞きたい事を伝える。

8月議会も6月議会に引き続き放射能問題満載である。

3月23日ごろ、放射能のガスが福島原発から流れてきて、雨で佐倉市にも放射能が降り落ちた。
そのため、佐倉市も東葛地区と同様放射線測定値が高い場所がある。
また、西高東低、残念ながらそんな結果が測定結果から見えてくる。

経済環境常任委員会で、佐倉市が基準値を0.223マイクロシーベルト/時間と定めた、と答弁があった。

自然被ばくを原発事故前の市原のモニタリングポスト 0.022~0.044の間0.033として、
8時間を屋外、16時間を屋内、屋内は屋外の4割と計算する。
年間1㍉シーベルトに自然被ばくも入れ、計算した結果、0.223マイクロシーベルト


これはなかなか画期的なことだ。
すると市内の多くの地点の測定値は、いかに基準値より高いかという事がよくわかる。

国の除染マニュアルでは、放射能が付着した落ち葉、草、枝葉などを取り除いて除染するとある。

佐倉市では、公園の剪定枝、街路樹、刈った草などはグリーンリサイクルして、ゴミの減量をはかっている。
幹の部分をチップにしたのは、岩名運動公園の散策路に敷き詰めたり、草チップ(枝葉や草)は(仮)西部自然公園に撒いたり、希望者に配布している。

今年、我が家の近くのクスノキの街路樹が春に剪定された。
枝が伸びて葉をたくさんつけたクスノキは、常緑樹で冬の間も葉を付けていた。
市民からは、夏の間、「せっかくの木陰が出来たのに、剪定時期を考えていない」と不評だった。
そのたび、「アノ原発の放射能が降り積もっていたはずだから、これはこれでかえってよかったんじゃないですか」と答えてきた。


その、グリーンリサイクル用チップから高い放射能が検出されたため、9月7日現在、配布はストップされている。
基準値1kg当たり400ベクレルのところ、セシウム134・137合わせて、
草チップは2460ベクレル、
枝葉チップは2140ベクレル
心配していた通りである。



7月12日(仮)西部自然公園内 下志津の台地には植えられたユリがきれいに咲いていたが、そのわきで草チップが撒かれている。
空間線量は0.2から0.3という事だが、たぶん今回の問題のサンプルと同じくらいの放射能が検出される恐れがある。

(仮)西部自然公園を愛する人たちからは嫌われている草チップ
担当課はシノ竹が生えてこないよう上から撒くと効果があると、せっせと撒くが、ここはゴミ捨て場じゃないと不評だった。

これをどうするか。
質問内容が盛りだくさんで、時間内に終わるかしら?
と考えて、今回は大野ひろみと二段構えで放射能の質問をします。

一般質問 9月28日(水)
 大野ひろみ  13時頃より
 五十嵐智美  15時頃より

伊藤とし子は
 9月26日(月) 14時頃より




8月議会で放射能問題を再び質問します

2011-09-09 08:49:29 | 放射能問題

     坂本さんより
       畔田の坊谷津で稲穂の上から空中産卵するノシメトンボです。
       豊葦原の瑞穂の国と称えられた古事記の世界に通じます。


 8月議会は8月29日から始まっており、今回は決算もあるので閉会は10月3日。たっぷり1カ月ある。
節電対策で、本会議場を使う期間をずらし、常任委員会、決算委員会、そして一般質問という順番で行う事が6月議会で決まった。
昨年は残暑厳しく、同じようであれば電力消費量もふえるので、知恵を絞ったという具合である。
今年は9月早々、しのぎやすくなり市役所内ではエアコンが全館入る事がないようだ。

電力会社は使用者が節電にいそしんで、売上高が下がると、電力料金を上げるという裏技を使う。
やっぱり送発電分離、電力の自由化を進めないことには、同じ轍を踏むことになる。


 8月30日、「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原理力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」が成立した。 
菅内閣最後のお仕事。
 
 この法律は、原発事故で放出された放射能の環境汚染を対処するため、国、地方公共団体、原子力事業者そして国民の責務を明らかにし、国、地方公共団体、原発事業者が行うべき事を定めて、健康や生活環境への影響を速やかに低減する事を目的としている。

 それ以前の、8月26日、原子力災害対策本部から
「除染に向けた基本的考え方」
「除染に関する実施基本方針」
「市町村による除染実施ガイドライン」
と、除染に関する具体的な方法が示された。
 
 それによると、佐倉市は年間1㍉~20㍉シーベルトの汚染地域に入っている。
今議会で、佐倉市は年間被ばく量1㍉シーベルト以下になるよう、時間当たり0.223マイクロシーベルト以下に抑えるよう放射能対策の方針を策定する、と答弁があった。

 6月議会では、国が福島に出した暫定基準値を盾に年間20㍉シーベルト、時間当たり3.8マイクロシーベルト以下なので、市独自の対策はとらない。
国・県に決めてもらわないとできないの一辺倒の答弁だった。
地方分権と言われて久しいのに、市独自で市民の健康被害を防ぐ手立てを示せないが、国が決めれば、速やかに動く。

再度、時間当たり3.8マイクロシーベルトの問題点で押し問答に終始することなく、具体的な提案ができることは助かるが。

質問の内容(通告より)
1. 深刻化する原発事故後の放射能問題について
 ① 放射線測定とホットスポット対策、除染について
 ② 廃棄物、汚泥、剪定枝等堆肥化事業等の放射性汚染問題について
 ③ 給食食材の安全性の確保について
 ④ 食品中の放射能測定について
 ⑤ 学校、幼稚園、保育園の放射線測定値に対応するマニュアル作りについて
 ⑥ その他
2. 県外からの被災者対策について
 ① 支援事業について
 ② その他

質問日は9月26日(月)14時ごろ~



耕さない田んぼの会 稲刈りは9/17 9/24です

2011-09-08 22:08:38 | 放射能問題



もうすっかり秋です。
さくら・市民ネットワーク 耕さない田んぼの会の稲刈りです。

9月17日(土)9時~  青菅実験田
9月24日(土)9時~  小竹の田んぼ

お近くの方、興味のある方、参加しませんか?

「ワーカーズコレクティブ 回転木馬」のこだわり食材を使ったおいしい昼食付き(昼食代 千円)

さくら・市民ネットワークまで、「参加希望」と連絡ください。
お昼の予約がありますので、必ず連絡してくださいね。

刈り取り後、放射能測定をする予定で、現在測定機関「Tウォッチ」に測定予約中。

さて、放射能問題では、農家の方は結果が出るまでひやひやしていたと思います。
佐倉市では8月29日検査結果がでて、出荷できることが決定。

結果は「検出せず」
つまり、放射性物質が存在しない、又は定量下限値未満ということです。

  定量下限値は
    放射性セシウム134:20ベクレル/㎏
    放射性セシウム137:20ベクレル/㎏
  
  ※合わせて38ベクレルでも検出せずとなる

しかし、米は毎日食べる大事な主食。定量下現値は低くしてほしいものです。







アノ山下俊一氏 朝日がん大賞を受賞!! もう朝日新聞は読めないな

2011-09-03 08:27:59 | 放射能問題
9月1日付朝日新聞 山下俊一氏が朝日がん大賞を受賞の記事には、ビックリした。
アノ山下俊一 福島県放射線健康リスク管理アドバイザーで福島県立医大の副学長になった人物だ。

長崎から福島に乗りこんで、知事が委任した放射線健康リスク管理アドバイザーという肩書で、「100μシーベルト/h を超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません。5μ、10μ、20μ・・・どんどん外で遊んで」とアドバイスしまくった。

本来、妊婦、子どもの被ばくを防がなければならない立場の人間が発した言葉に、安心したい人々と不安に思う親との間の溝をつくらせた。
福島県から住民が出ていかないよう、また移転補償費、損害賠償、慰謝料を最小限にしようとする見え透いたやり口。

福島県のHP
3月21日 福島県放射線健康リスク管理アドバイザーによる講演会
その最下段に
訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。

と訂正記事。あやまれば何でも許されるのか?

今 彼は刑事告発されている。

8月14日のドイツ シュピーゲル誌のインタビューに応じた山下俊一氏は次のように述べている

放射線研究で世界に世界に冠たろうする山下俊一教授、独シュピーゲル誌とインタビュー

シュ:今後の研究は?

山下:被験者を3つのグループに分けます。原発労働者、子供、それから一般住民です。労働者は高線量の放射線に被曝しています。がんをはじめとするいろいろな疾患について、放射線の影響を追跡調査することが絶対に必要です。一般住民はさらに2つのグループに分かれます。比較的低線量の被曝をした住民と、比較的高線量の被曝をした住民です。福島県の保健福祉部では、26,000人の住民を対象に先行調査を行なっており、まもなく問診票の回収を終える予定です。

シュ:でも住民自身は自分の被曝量がわからない。

山下:それは私たちが突き止めないといけません。3月11日には何時にどこにいたかをきき、以後も3月中の毎日について同じ質問をしています。それから、事故後最初の2週間に何を食べたかや、自宅やアパートが木造かどうかといったことも確認します。そうしたデータと、放射能の雲の分布状況を組み合わせて、それから被曝線量を計算するのです。

シュ:どれくらいの人が被験者になるのか。

山下:200万人の福島県民全員です。科学界に記録を打ち立てる大規模な研究になります。政府は原発事故の被害者に対する補償金について先ごろ決定を下しました。そうした補償プロセスを通じて、県外に避難している住民の方々にも連絡を取りたいと考えています。

シュ:子供についてはどうか。

山下:18歳未満の子供全員について甲状腺の超音波検査を実施したいと考えています。全部で360,000人です。被曝してから甲状腺がんを発症するまでには約5年かかります。それはチェルノブイリの経験で明らかになったことです。

シュ:事故による精神的な影響についても調査しているのか。

山下:もちろんです。チェルノブイリの経験から、心理的な影響が非常に大きいことがわかっています。チェルノブイリでは避難住民の寿命が65歳から58歳に低下しました。がんのせいではありません。鬱病やアルコール依存症、自殺などのためです。移住は容易ではありません。ストレスが非常に大きくなります。そうした問題を把握するとともに、その治療にも努める必要があります。さもないと住民の皆さんは自分が単なるモルモットだと感じてしまうでしょう。


このインタビューを読んだだけでも、彼が福島県民を恰好のモルモット、研究材料と考えているとしか考えられない。
また、住民に対する答えもすでに用意している。
体調不良もがんも、原因は放射能ではなく、あくまでも個人の不安感。

奇しくもNHKの番組で、ホールボディーカウンターで内部被ばく量を測定した住民が、測定値も何も知らされず、ただ「大丈夫」としか言われなかった、と腑に落ちない顔で答えていた。

もっと詳細を知りたい方は ⇒<山下俊一センセに「朝日がん大賞」……朝日新聞社の「怪挙」に唖然>
(薔薇、または陽だまりの猫、9月1日)


私は、まず9月1日 朝日新聞の購読を止めました。
生まれた時からの長い付き合いで、今までも腹を立てて中止したこともあったけど、今回はきっぱり、さっぱり止めました。


必見 消費者のための放射線対策

2011-08-29 07:13:05 | 放射能問題
8月28日、佐倉でポレポレさくら主催の学習会「国はなぜ原発にこだわるのかー内藤新吾さんを招いて」に参加した。
過酷な使い捨て労働者で成り立つ原発、浜岡原発の問題点、国は全ての原発廃炉後何を目指すのか、行動する宗教者(ルーテル教会の牧師)内藤新吾さんが活動を通した、大変深い内容だった。

その中で、参加者からやはり食べ物の放射線量に対する不安な声が上がったので、対策をご紹介します。

「消費者のための放射線対策」(日本有機農業研究会シンポジウム 栃木県野木町 舘野さんのレジメから)

1. 発酵食品を積極的に食べる(味噌や醤油など)
  発酵食品を食べることにより、有用な発酵微生物を体内に取り込むことが出来る。
  微生物は体内の放射性物質を吸収し、体外に排泄する働きを持っている。
  発酵食品の中でも、みそは最も放射線の影響を防ぐ働きを持っている。
  どのような発酵食品であっても、重要なことは発酵微生物が生きていることが重要である。
2. 自然塩を摂る
  長崎の原爆被爆者の治療にあたった秋月辰一郎医師が、食塩と味噌や玄米食によって原爆症の発症を緩和した事例がある。
  単なる食塩ではなく、自然塩であることが大切である。
3. 大豆などの植物性タンパク質を摂る
  大豆に代表される植物性タンパク質は、体内の放射性物質をキレート化する働きが高い。
  体内に入った放射性セシウム等は、このタンパク質によるキレート化によって細胞内に取り込まれることが出来なくなる。
4. カリウムの多い食品を食べる。
  放射性セシウムはカリウムと同様な性質を持っているため、人体はカリウムと誤認してセシウムを吸収するといわれている。
  この誤認吸収は、体内にカリウムが不足している時に起こりやすい。
  カリウムの豊富な食品を摂ることによって、放射性セシウムの吸収が少なくなる。
  カリウムは野菜や海藻類に多い。
5. カルシウムの多い食品を食べる。
  放射性ストロンチウムはカルシウムと同様な性質を持っている。
  したがって、カルシウムの多い食品を摂ることで、相対的に放射性ストロンチウムの吸収を抑えることができる。
  カルシウムの多い食品には、小魚や豆類、小松菜などがある。
6. 食物繊維の多い食品を摂る
  食物繊維の多い食品は、腸内微生物の環境を整えるだけでなく、食物繊維自体にもセシウム等を吸収する。
  食物繊維に吸着された放射性物質は、体外に排泄されやすくなる。
  とりわけ、ペクチンは、放射性セシウムの排泄力が高い。
  チェルノブイリ事故のときにアップルペクチンの効果が実証されている。
  ペクチンは果物類やナッツ類に多い。
7. ビタミンの多い食品を積極的に摂る
  放射線により発生した活性酸素の無毒化には、ビタミン類の効果が高い。
  特にビタミンC、ビタミンAは、放射線の影響を軽減する働きが大きい。
  ただし、ビタミン類は、急性の場合を除いて、食品から摂るべきである。
8. ミネラルの多い食品をバランスよく摂る
  体内の酵素の働きを担っているのは、各種のミネラルである。
  これらの酵素類(オキシダーゼ類)は、活性酸素を除去する。
  また、亜鉛や鉄は、体内でキレートとなり水溶性の放射性セシウムの吸着と排泄を促進する。
  ミネラルの多い食品は、海藻類や有機栽培の野菜類である。
9. 抗酸化物質の多い食品を摂る
  アントシアニンやリコピン、カテキン等のポリフェノール類、
  穀物の糠に多いイノシトールなども放射性物質による影響を防ぐ働きがある。
  ポリフェノール類はブドウ、トマト、ナス、カボチャ、茶などに含まれている。
10. アミノ酸バランスの良い食事を心がける
  アミノ酸類は免疫力向上に有効。
  20種類のアミノ酸バランスを保つためには、玄米と大豆の組み合わせが最も適切である。
  さらに、体内の免疫力を高めるには、含硫アミノ酸といわれる
  メチオニン、システインなどはネギ類、ニンニクなどに含まれている。
11. 糖分を控える
  糖分はガン細胞の成長を助長するため、控える。
12. 食品添加物など化学合成物質を摂らない
  食品添加物は活性酸素の発生を増加させ、これに放射線による活性酸素が加わることを避ける。
  農薬を使用した食品も同様である。
13.有機農産物を食べて免疫力を高める
  放射性物質によるガンなどの病害の発生は、免疫力を高めることで予防が可能である。

引用おわり

一言で言うと、添加物のない、農薬の使っていない食材を使い、添加物のないきちんと発酵させた調味料で調理する。
ミネラル、つまり微量栄養素をきちんと摂る。
放射能とは別に、発達障害がある子どもたちの食事を、微量栄養素の足りている食事にすることで、症状が改善するという実践結果が出ている。
きちんと食べることは、健康に生きることにつながる。





今福島の農業は

2011-08-28 22:34:51 | 放射能問題
8月27日 日本有機農業研究会40周年記念シンポジウムがあった。
「大震災・原発事故を乗り越える有機農業」のテーマで期待しながら参加した。

放射能の影響を新潟大学農学部土壌学教授 野中昌法さんが、
有機農業の生産現場から、福島県二本松市 大内さん、茨城県石岡市 魚住さん、
栃木県野木町 舘野さんからの報告があった。
やはり40年間、有機農業を支えてきた人たちの言葉には、
心を動かされる重みがあった。

食の安全の立場から取り組んでいる「常総生協」、
千葉県三芳村とつながって安全な食べものを会員に届けてきた「安全な食べ物をつくって食べる会」から
生産者を支え日本の農業を守っていく立場から報告、提言があった。

脱原発の活動に長年取り組んできた「京都・使い捨て時代を考える会」の槌田さん、山形高畠町の有機農業者で詩人の星さんからこれからの私たちの目指すべき社会について講演がされた。

私たちが目指してきた安心して暮らせる社会の到達点は、またずっと先になってしまった。
話を聞くうち、この地球上で営々と黙々と自然を相手に生かされている、という事を(1人の消費者であるが)実感した。

中でも、二本松の大石さんの40年間無農薬、無化学肥料で農業を続けてきた努力が一瞬で放射能で破壊された現実。
自殺者までだすほど打ちのめされ、福島県の農家は悲嘆にくれたが、また自然を相手に農作業を復活させている。

そして、肥沃な土中の有機物、土壌微生物、菌類がセシウムがとりこんで、土中に吸着・固定化させるそうだ。
有機農法と慣行農法では10倍も違うと、実際放射能検査した結果からの報告があって、明るい気持ちになった。

福島県でも高汚染地区とその周りとでは取り組み方が違う。
避難区域では、3・11から農地はそのまま放棄されている。
落ち葉、草を集めて除染したり、ナタネやヒマワリを植えて吸収させることが有効だろう。

しかし、すでに耕作している畑から、土をはぎ取ることは、地力をそぐことにもなる。
土を生かしながら、土に聞きながら、耕し、生産し、測定し、手探りでまだまだわからない放射能と植物の関係を探っていくほかない。

3月の原発爆発後、畑の野菜たちが放射能を集めてくれた。
自然に恵まれ、沢の水、落ち葉の堆肥をすきこんだ処ほど、今回ダメージが大きかった。

二本松の大石さんの言葉「牛にも人にも責任がない」と、とつとつと語る言葉に、胸がつまった。

放射能問題で生産者を加害者にしてしまうゴマカシ、
消費者と生産者は原発利権の被害者だと言う事を、
きちんと見抜いていかなければ、また原発が復活してしまう。

原発事故が再度起こったら、日本は全滅だ。

「大野ひろみのクラクラさくら」有機農業に明日はある!放射能との闘いでは具体的に深耕がなぜいいか、詳しく説明しています。

食品の放射能測定ってどんなもの?

2011-08-24 08:38:07 | 放射能問題
全国政策研究会in米子の分科会
小金井市の食品の放射能測定の取り組み小金井市議 漢人明子さんの報告から

チェルノブイリ原発事故後、市民団体が食品の放射能測定を行政に求めた結果、1990年から行政と市民団体「小金井市放射能測定器運営委員会」が契約し放射能測定を行ってきた。
行政が放射能測定器を購入し、毎年メンテナンスを行い、市民団体が講習を受けて測定を行ってきた。

  ヨウ化ナトリウムシンチレーションディテクタ(試料を外界から遮断して放射線をキャッチする)
  マルチチャンネル・アナライザー(キャッチした放射線を核種毎にカウントする)
    米国キャンベラ社製 約430万円 維持管理費20万円~30万円/年(定期検査 3回)
  検出限度 10ベクレル

現在、週一度市民からの申込と保育園・小中学校給食を6時間測定。

1986年のチェルノブイリ事故から25年経っても、ヨーロッパからの輸入ブルーベリーが高濃度のセシウムに汚染されていたことを突き止め、原発のリスクを訴えてきた。

  野菜・肉・穀物・魚の基準値は、3.11以前は370ベクレル、現在は500ベクレルに引き上げられている。
  水は10ベクレルだったのが200ベクレル。牛乳・乳製品も現在200ベクレルが基準となっている。

当初の測定の目的は、市民の心配が理由だった。
しかし、測って知る。知ることで考えていくことにつながった。
情報は隠されることで、人は不審に陥り、ますます心配が増すが、情報が正しく提供されると、自分で判断する事できる。
と、長年の経験から、漢人さんは言っている。

行政が食品検査を行う事で、市民の心配を少しでも払拭する事が出来たらいいだろう。

放射能測定を受け付けている市民団体を紹介します。

特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
 Tウォッチは、長年、環境中に排出される有害化学物質の削減のために、PRTR公表データの有効活用を求める活動に取り組んできました。
ウェブサイトを通じて、有害化学物質の排出量の減少に寄与したと考えています。
今回の福島第一原発事故により、放射能汚染と付き合う生活を余儀なくされた方々のために、見えない放射能の恐怖から身を守るための食品や土壌の放射能汚染を測定し、汚染情報を共有し、安全に暮らすための一助になる活動に取り組んでいきたいと考えました。
放射能測定器は1989年にチェルノブイリ原発事故による輸入食品の放射能汚染を測定し、国民の安全を守ろうと、代表の中地が運営していた「たべものの放射能をはかる会」(大阪 環境監視研究所内)のNaI検出器と鉛の遮蔽体をTウォッチの事務所に移設し、新たに周波数分析器を購入し、放射能測定体制を整えました。日常的な測定活動及び結果の評価については、中地が責任を持って実施します。
より詳細な測定が必要になった場合は、京大原子炉実験所の小出先生に協力を依頼します。

測定料金 1検体8千円

詳細はhttp://www.toxwatch.net/houshanou/houshanou_sokutei.html





3/12 原発爆発後、南相馬に降ったきらきらした物は何?

2011-08-17 07:52:55 | 放射能問題
ツイッターから「南相馬ひばり新聞」 というネット上の市民新聞を知った。

以下、記事から転載

3月12日、一号機爆発とともに南相馬に降り注いだ『銀色のキラキラしたもの』ってなんだろう?

3月19日、南相馬市原町区から県外に避難したAさんという76歳の女性がいる。
Aさんが息子のYさんに6月11日に語った、ひとつのエピソードがある。
東京在住のYさんが避難中の母親に会いに行った時のことだ。

『地震の次の日の夕方3時過ぎかしら…病院に薬もらいに行こうと思って歩いてたら、
突然どぉーーんって音がして、何かしら?と思ったんだけど、そのまま歩いてたのよ。
そしたらしばらくして銀色のキラキラしたものが降り出したっていうか漂い出して、
それが今考えると原発の塵だったのね、辺り一面キラキラしてた。
なんか繊維質のようなものだったわねぇ。あたし確実に被曝してるわよ』

Yさんは、その数日前に南相馬市の実家に帰った時に、従姉妹からも同じように『銀色の雨が降ったのよ』と聞かされたそうだ。その時は聞き流したそうだが、二人から同じ話が出て、その時初めて疑問を感じたという。
そして先日、再びAさんに会いに行ったときに、以下の紙を手渡されたという。

なんだろう、このキラキラしたものは。
絹針のような 針の粉のような
空中を泳ぐものは
吸いこんでしまっても
いいのだろうか
口の中がカラカラする
魚群のように空中いっぱい泳いでいたものが
音も無く落ちてくる
水色、白、銀色、変な風と共に、
目の中にも入って来る
陽光とまじわって金色にもみえる
なんだろう


この、奇異な経験からすでに4ヶ月経っても、その時の不安は消えていないようだ。
この紙に書かれた文章は、多分に回想が含まれている。
記憶は反芻されるたびに、本来の事実が少しずつ変質していくものだ。
それはそういうものだから、多少の形容句は割り引いて読まねばならない。

地震の次の日の午後3時過ぎの爆発音は、3月12日福島第一原発の一号機が水素爆発したものと考えてさしつかえないように思う。
それ以外に妥当なものが見あたらない。
Aさんは県外に避難してしまっていて、特殊な健康調査をしてもらえるはずがない。
このような『銀色のキラキラしたもの』を体験したという人の声が、私の知りうる限り、問題意識として政治も報道も取り上げたことがない。
しかし、ただなかったことのように誰にも知られないまま終わってしまうというのは、きっといけないことだと思う。

あの爆発の日から雪も降り、雨も降り、たくさんの風が吹いた。
すでにその物質を収集して調査することは不可能に近い。
ならば、できるだけ多くの目撃証言から「このように判断するのが妥当である」という合理的な見解が得られるべきだと私は思う。
私や、友人のYさんでは限界がある。
誰か、同じような経験をした人はいないだろうか?
そして、壁材や建材などに詳しい方はいらっしゃらないだろうか?原発そのものに詳しい方がいれば、またお話を訊きたい。

福島第一原発3号炉の設計士である上原春男氏に自由報道協会の記者会見で伺ったところ、「まったくわからない」とおっしゃられた。
おそらくは判断材料が少なすぎたのだろうと私は感じた。

20キロから30キロ圏にまで飛散した粉塵。
もし、このキラキラしたものが人体に有害だったなら。

午後3時過ぎ。
もし、この粉塵を外で遊んでいた子供たちが吸っていたなら。

別に私は危険を煽りたいわけではない。
単純に知りたいのだ。妥当な答えが出て「なんだ、心配して損した」と言えればそれにこしたことはない。
なによりもまず、4ヶ月経ってもその時の体験を不安に思う76歳の女性がいるということだけは、知っていただきたい。

誰か、同じようにこの体験をした人がいれば、hibaritimes@gmail.comまで遠慮なくご連絡ください。
また建築や建材などに詳しい方からの声も聞かせていただきたい。
よろしくお願いします。

(枚田貴人)


写真レポート  飯舘村 花と祈りと枯れた田と
有機農業を村全体で取り組んできた飯館村が計画的避難区域となった1カ月後。
無人の産直所に飾られたまだきれいな「吊るし雛」。
水の張られていない水田を目の当たりにすると、取り返しがつかない残酷な現実が、胸に迫ってくる。
今は夏草が生い茂っているのだろう。