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伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

知ってください「O先生 過労自死民事裁判」

2024-05-15 13:02:38 | 政治
昨日朝「O先生過労自死民事裁判」の署名活動を京成佐倉駅前で行いました。
登校中の高校生も手を伸ばしてくれ、関心をもってくれました。

生徒から慕われていたO先生。
教育委員会の指導主事になって5年目に過重労働の上、パワハラを受け、サポートもなく、うつ状態となって2013年12月自死されました。
現在、千葉地裁でO先生の過労死問題として民事裁判が行われています。

本日5月14日は、第2回目の進行協議が行われます。

是非、オンライン署名にご協力ください。

O先生を支援する会

佐倉市教育委員会O先生過労死自死民事裁判 経過報告NO.1(R6.5.14 )から*****

21年間印旛管内の中学校教師として勤務していたO先生は、佐倉市教育委員会の指導主事5年目の2013年に過重な業務を負わされ、上司から適切なサポートも受けられず、しかも、最も安全配慮を行う組織のトップである教育長からパワハラを受けたことで、精神障害を発症し12月末に自ら命を絶つまでに追い詰められました。

 千葉地方裁判所に佐倉市の安全配慮義務違反を問う民事裁判を提訴して1年半経過した現在、O先生を慕う教え子や保護者、O先生と共に教育現場で汗を流した教職員、佐倉市議会議員、こうした過労死問題に真剣に取り組んでいる皆様で組織された「O先生の名誉回復と公正な審理と判断を求める佐倉市教育委員会過労自死裁判を支援する会」の会員100名による嘆願署名活動等を行っています。

 これまで5回口頭弁論がなされ、被告である佐倉市からは全面的に争う旨の答弁書、原告から答弁書への反論等、主張と証拠での応酬を経て、公開による第2回進行協議が5月14日に行われます。

 裁判所は、公開審理から非公開の進行協議にすることが常態になっていますが、これまで5701筆もの署名と裁判がある事に75席ある傍聴席を支援の会の皆様が埋め尽くし続けたことで、裁判長は「多くの人が署名や傍聴に参加し、社会的に注目を集めている」として、裁判の進め方について両者で協議する「進行協議」を法廷を使い公開で行ることを提案しました。(しんぶん赤旗2023.12.4より抜粋)
 
 この進行協議の焦点は、公務災害補償基金千葉県支部にある当時の佐倉市教育委員会の職員39名による調書の黒塗りがはがれていないことでした。
これは、公務災害(労災)が不認定となった遺族が取消訴訟できずにいたためです。
そのため、進行協議を経て、当時の職員39名が調書開示に同意したこともあり、文書提出命令を公務災害補償基金千葉県支部に対し裁判所が発令するという、とても異例な決定が下されました。

 佐倉市が握っている当時の職員39名の証言を含めて詳細な開示資料を提出されたということは、原告の意見を裁判所が認めたことになります。
これは、本千葉駅前・京成佐倉駅前等での嘆願署名活動やチラシ配り、裁判傍聴による支援の会の取組等で、裁判官に公正な審理を求めていることを強く印象づけたことによるものです。

 もちろん、開示される資料から真実が何なのかをしっかりと見抜き、さらなる証言、情報提供をいただき、佐倉市に責任を認めさせること、そして、働く者の命と健康を守る教育現場であり続けるために佐倉市には再発防止を求めていくことが必要です。

 ここからが正念場です。
どうか引き続き、O先生の名誉回復と公正な審理と判断を求める嘆願署名と裁判の傍聴等のご支援をよろしくお願いします。

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教え子から慕われ、葬儀には1200人もの参列者があったとの事です。
この会も卒業生たちが声掛けをして広がりました。

ご協力をよろしくお願いいたします。



今年は例年よりも花数が多かったハナミズキ。


セネッティ という名前です。



地方自治が壊される「自治法改正案」が国会審議中

2024-05-11 10:59:21 | 政治
5月7日 自治法改正案が国会審議入りしました。
奇しくも、同日、衆議院第二議員会館で『これでいいのか、地方自治法「改正案」』と題して集会があり、
定員150人いっぱいの参加者で埋められました。
youtube で録画配信されていますので、ぜひ、ご覧ください。
保坂展人世田谷区長、福嶋浩彦元我孫子市長、小島延夫弁護士からそれぞれわかりやすく問題提起されました。

さらに、昨日 5月10日
「重要経済安保情報の保護および活用に関する法律」可決・成立
同時に統合作戦司令部を創設する「防衛省設置法等の一部改定案」も成立
さらに次期戦闘機の日英伊共同開発を推進するための「調整機関設置条約」承認も外務委員会で採決・承認
という怒涛のような流れです。

この一連の流れこそ、今まさに「新しい戦前」の歴史の岐路に立たされているとひしひしと感じるのです。

自治法改正(悪)案については、すでに佐倉市議会2月議会で質問しています。
第33次地方制度調査会答申 が出たことを受けて質問づくりに入り、
3月6日の質問日には閣議決定、法案説明という流れだったので、手探りの状態でした。
まだ議事録は出ていないので、参考までに貼り付けます。

地方自治を守るために*********************
第33次地方制度調査会答申の「新ルール」法制化論による地方自治法改正への問題点について

昨年12月21日「地方制度調査会」から「ポストコロナの経済社会に対応する地方制度のあり方に関する答申」が出されました。
それを受け、政府は3月1日、地方自治法の改正案を閣議決定しました。
災害や未知の感染症など非常事態であれば、個別の法律に規定がなくても、国民の生命保護に必要な対策の実施を国が自治体に指示できるようにする。
自治体は従う義務を負う。
双方の意見の相違などで対策が定まらず、行政が混乱するのを避ける狙い、との事です。
国の指示権は現状、必要最小限に抑えられており、災害対策基本法や感染症法など個別法に規定があれば発動が可能です。

改正案では現状のルールに加え、災害や感染症危機などが発生し、国民の生命保護のために指示が特に必要と判断した場合は、発動できるようにするとしています。
国と地方の関係を「対等・協力」と定めた地方分権の原則は維持し、非常事態に限った特例と位置付けた、としていますが、コロナ禍を教訓に中央集権体制を強化する内容で「地方分権が後退する」との批判も出ています。

問① 憲法92条地方自治の本旨が大原則であり、更に2000年地方分権一括法で機関委任事務が廃止され、自治事務と法定受託事務へ変わり、通達が廃止され、通知(技術的助言)となり、国と地方自治体は対等とされ、地方自治体には条例制定権の拡大が認められました。
この原則が今でも自治の原則と理解していますが、佐倉市も同じように判断していますか。

 平成12年4月に施行された地方分権一括法により、機関委任事務制度の廃止等事務の再構成、国の関与の見直し、権限移譲や条例による事務処理特例制度の創設などが行われ、国と地方の関係が対等・協力の関係となり、地方分権の理念基礎が形成されたものと理解しています。

問② 地方自治は民主主義の学校とも言われています。
市民のより自由で民主的な社会にするには、地方自治の更なる拡充が必要と考えますが、見解を伺います。

 平成12年の第一次地方分権改革以降も、義務付け、枠づけの見直しや、国から地方、都道府県から市町村への事務権限の委譲について、順次、整備推進されているところであり、これら地方の自主性、自立性を高めるための検討については、今後とも、取り組むべき課題であると認識しています。

問③ 災害・感染症による「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」において十分に対応できない施策・状態は、それぞれの個別法(感染症法・災害対策基本法・新型インフル特措法など)改正のための立法事実です。
地方自治法に国の補充的な指示を規定しようとするための自治法改正の背景・理由は何と考えますか。

 ポストコロナの経済社会に対応する地方制度の在り方に関する答申においては、新型コロナウイルス感染症対応などにおいて、事実上、国が一定の役割を担わざるを得ない事態に至ったなどの課題が挙げられており、これが今回の改正の背景になったものと考えています。
3月1日に公表された法律案提出の理由によれば、大規模な災害、感染症の蔓延、その他、その及ぼす被害の程度において、これらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす事態における国と地方公共団体との関係を明確化するため、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態における国と地方公共団体との関係等の特例の創設などを行う必要があるとされています。

問④ 答申には「大規模な災害、感染症の蔓延“等”」と記載されていますが、コロナ感染症パンデミックや地震・津波・台風・洪水などの大災害以外に「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」とは具体的にどのような事態と考えますか。

 現段階においては、答申に記載のある情報以外の情報は、市としても持ち合わせていないので、具体的にどのような事態を指すのか、承知しておりません。

問⑤ 佐倉市において、国からの指示がなければ、対応しきれないことはありましたか。

 近年において対応しきれなかった事態は生じていません。
これまで全くなかったかどうかは、把握していません。

問⑥ 「国の補充的な指示」制度の創設に対し、佐倉市は問題点を指摘し“慎重にすべき”と国に要請すべきと考えますが、見解を伺います。

 審議に成り行きは注視していきます。
第33次地方制度審議会第4回総会において、委員である、全国市長会会長から、国の地方公共団体に対する支持については、要件やその必要性について、極めて限定的かつ厳格な制度とするよう、十分留意いただきたい、との発言があり、地方の声はすでに届けております。
現段階では国への要請は考えておりません。

問⑦ 3月1日 全国知事会会長の宮城県知事 村井嘉弘知事の名前で地方自治法改正案の閣議決定を受けて、という文章が出ています。
そこにも知事会の要請を受けて一定の配慮がなされたことは評価をしたい。今後国会審議を経て制度創設に向かうところであるが、なお、法案上、必ずしも明記されていないと考えられる点もあることから、国の補充的な指示が地方自治の本旨に反し、安易に行使されることがない旨を確実に担保されるよう、事前に適切な協議調整を行う、運用の明確化などが図られるよう強く求める。
知事会もこのように出しています。
市長会では同じような要望を国へ出していますか。

市長 答 千葉県市長会の中でも、いろいろな発言がありました。この案件にて必要であれば、今後、要望を提出してまいりたいと思います。

伊藤 要望
総務省職員とのヒアリング時でも、自治法改正の趣旨について、コロナ感染症に際してダイアモンド・プリンセス号対応の困難を例に出していました。
しかし、コロナ感染症に際しての保健所対応、病床のひっ迫などは国の新自由主義政策で医療カット・保健所カットをしてきた結果であり、感染症対策の政策の遅れゆえであると考えます。
地方自治体への国の指示権がなかったから混乱したというような理由は、法律を制定する立法事実とは言えないと考えます。

再度、市長からも答えがありましたが、佐倉市として市長会を通じ「国の補充的な指示」に対して慎重にすべきと要望するよう求め、質問を終わります。

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胡蝶蘭たちは今が盛りと咲き誇っています。
長いものは2月中旬から咲き続けています。
次のシーズンに差し障るのでは、と心配しながら、あまりにきれいなので、切ることができません。

これはハッピーアマ―エレガンス


これはユミ


あでやかなミセスヒラリーはまだ咲き誇っています。


私の好きなアンスラカーリー


数えたら60鉢になっていました。



クマガイソウとマルハナバチ 

2024-04-30 01:59:00 | (仮)佐倉西部自然公園
畔田谷津の生命を見守る会 坂本さんから、クマガイソウとマルハナバチのベストショットをいただきました。

自然観察会で紹介されたクマガイソウとマルハナバチの話。

今年、佐倉里山自然公園に隣接している私有地で坂本さん達が保全活動しているクマガイソウの群落は448株にまで増えました。
これも地道に竹を間引きし、クマガイソウにとって良い環境を作った10年間の成果です。
公開することで、荒らされるのではないか、と心配していましたが、皆さんマナーが良いようです。

どちらにしても、地中の菌糸との共生で地中のランナーの先で次の年に株立ちするそうですので、
掘り返して持って行っても咲かせることは無理でしょう。

クマガイソウは蜜を分泌せず、蜂をだましてあの袋の中におびき寄せるそうなのです。

4月18日のクマガイソウ観察会で、クマガイソウの唇弁の下の穴から花の中に潜り込むハチを見つけ、
待ち構えて撮ったベストショット。
花が小刻みに震えていたので、中でハチが動き回っているのが分かったそうです。

ハチは下の穴を押し広げて中に入れても、出口が閉じているので、袋の中に閉じ込められてしまうそうです。
上部にある隙間から這い出すときに、花粉塊を背中につける、というのがクマガイソウの戦略。

窮屈そうにもがきながら、弁唇の上をおおっている側弁に脚をかけて懸垂する形で体が引き出せると、
背中に花粉塊が付く仕組みだそうです。

苦労しながらやっと脱出できたのに、あきらめきれずにウロウロと蜜があるはずと執念深く探しているように見えた、
というマルハナバチいじらしさ。

背中につけた花粉塊を次の花に持って潜り込めば、受粉は成功するのでしょう。

こんなに苦労して受粉しても、ほとんどの種子はランミモグリバエに食害されて1%しか残らないそうです。

一つの鞘に埃のようなサイズの種が風に乗って散らばって、地中のある種の菌類の菌糸に共生してやっと発芽できる、
奇跡のような自然界のメカニズムです。

やっと脱出成功!!


背中に白い塊が。この後もウロウロと、どこかに蜜があるはずとあきらめきれない様子だったとか。


観察会で解説する坂本さん。


竹林の木漏れ日がちょうどいい具合に計算して。


キンランも花盛りでした。これも土中の菌糸との共生です。





クマガイソウは花盛り

2024-04-21 12:38:48 | (仮)佐倉西部自然公園
昨日は月一度の佐倉里山自然観察会でした。
クマガイソウが満開との事で、いそいそと参加。

今年のクマガイソウは昨年より7日遅く4月14日に開花しました。

畔田谷津の生命を見守る会 坂本さん達の竹林の保全活動で10年前に出現したクマガイソウ。
今年はだいたい450株とか。昨年よりも90株も増えたとの事です。
ボランティアの方たちが説明に対応しています。





この場所は、佐倉里山自然公園につながっていますが、私有地です。
竹の葉を透かした木漏れ日がちょうどいい具合になるように、寿命の竹と若竹を交代させます。
ところが、心無い人が勝手にタケノコを持っていくとか。

野生ラン(クマガイソウも)は土中の菌糸を栄養に成長できるので、掘り返して持って行っても、
同じ環境を作り出せなければ、消えてしまいます。
また、地下茎が伸びた先に次の年の株が立ち上がって花が咲くとのこと。
前年の株は消えてしまいます。
その繁殖力が小さいので、絶滅危惧種になっています。

坂本さんのアルバムからお借りしました。
2024年4月15日 446株を数えて、昨年よりも89株増えたと。
今回は、クマガイソウの花に潜って花粉団子をつけて出てくるマルハナバチのベストショットも撮られました。









さくら・市民ネットワーク議会報告会 本日4/21 13時30分~

2024-04-21 08:14:40 | 議会
当日になりましたが、本日議会報告会を開催します。

4月21日 13時30分~15時30分
スペース結 にて

佐倉市王子台1丁目26−7 ベスト王子台ビル 1F
電話番号: 043-497-3555

伊藤の報告は2月議会の質問から
学校の断熱化問題

また、
佐倉里山自然公園で満開のクマガイソウについて 
貴重な写真をご紹介します。

県議 川口えみ 市議 五十嵐ともみ 松島こずえ と4人の報告を行います。



是非、お越しください。