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伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

議会質問から「佐倉市が住みやすいまちになるために」

2024-06-27 15:01:55 | 議会
議会質問では、市長の政治姿勢として、生活道路の安全対策について質問しました。
大型公共事業に多額の予算を割いているにもかかわらず、生活道路の予算は実施計画では5億円だったのが実際には2億5千万円と半分の削られてしまいました。
私たちの暮らしに税金が振り向けられていないため、さまざまな問題が起こっています。

通学路、生活道路整備について*************
西田市長の市政6年目となりました。佐倉市は暮らしやすいまちなのか、税金は暮らし最優先に使われているのか、という視点で質問します。
市民の方から寄せられたご意見からです。
令和6年度の予算を見ても大型公共事業が目白押しですが、市民生活に密着する生活道路への予算は削減されています。

① ユーカリが丘1丁目歩道整備
小竹小学校正門からユーカリが丘駅に向かうユーカリが丘中央通りの歩道は、街路樹のクスノキの根上がりに加え、アスファルト舗装の劣化が深刻で、砂利がむき出しになり、足を取られて転倒事故が続出しています。
登下校時の見守りを行っているスクールガードの方が把握しているだけでも、児童の転倒事故は、21年度5件、22年度6件、23年度7件でうち救急要請は2件ありました。
23年度7件中5件が小学1年生で、慣れない通学、重いランドセル、両手は荷物でふさがっているため、顔面や頭を打っています。
他に大人の救急要請も1件あり、年々深刻になっています。
ユーカリが丘1丁目自治会、小竹小学校PTAから以前より通学路歩道整備の要望が出されていますが、今年度も予算はついていません。
街路樹の植替えを含めた抜本的な改修が必要と考えるが、今後の対応はどうか。

土木部長答弁
全面的な歩道補修を実施するため、令和6年度での街路樹の伐採の予算化を予定しておりましたが、その後、近隣地域の皆様から街路樹伐採について、さまざまなご意見をいただいたことから、市といたしましては、慎重な対応が必要と考え、予算化を見送った経緯がございます。
一方で、今年度に入り、自治会の方々と話し合いを行うことと併せて、細かく現場を調査して、児童の転倒事故が相次いでいる歩道については、通学路の安全確保のため、局所的な補修を実施することといたしました。
補修する区間は1-39号線、通称中央通りと2-177号線、通称水木通りの交差点から、ユーカリ南部調整池に面する間の東側歩道を対象として、劣化した舗装の補修と、根上りの根処理という2種類の方法で、特に損傷の著しい個所につきまして、今年度中に実施してまいります。
今後につきましては、自治会の要望である全面伐採と補修を進めていくため順次、予算確保に努めてまいります。

② 臼井駅南口ロータリーの歩道問題など
 杖を使っている高齢の方からの相談です。
暮らしやすい生活を求め、市外から臼井駅の近くに転居してきましたが、期待に反し、ロータリーの歩道がデコボコしていたり、歪んでいたり、と大変歩きづらく、これまで2度転倒したとの事です。
歩くのが怖いとまで言われました。
このような要望を把握していましたか。
また、今後の対応を伺います。

土木部長答弁 
臼井駅南口ロータリーの歩道に関する要望につきましては、昨年度に、お年寄りの方から、転んでけがをしたので、補修をしてほしいとのお電話をいただき、部分的な補修を行っております。
次に、今後の対応といたしましては、駐車場などの車両の出入口や、街路樹の値上がりによる値上がりによる損傷を確認しているか所などにおいて、昨年度より危険度の高いか所から補修などの対応を進めております。

③ 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」について
いわゆるバリアフリー新法が2021年全面施行されました。高齢者、障害者等の円滑な移動や建築物等を円滑に利用するための施策を、総合的に推進するため、基本方針、実行計画策定が求められています。ユニバーサルデザインのまちづくりを進める必要があります。
今後の方針を伺う。(基本方針。実行計画策定の予定はどうか)

都市部長答弁
移動等円滑化促進方針及び移動等円滑化基本構想につきましては、民間施設等も含めた面的な整備を図る区域を定めるとともに、関係事業者間の調整を踏まえ、具体的な事業を実施するために必要なものと認識しております。
佐倉市といたしましては、佐倉市都市マスタープランにおけるまちづくりの基本目標において、歩いて暮らせる、歩いて楽しいまちづくりを掲げ、ユニバーサルデザインを取り入れたまちづくりの推進によって、市民が生活利便性を実感できる都市を構築していくとして、佐倉市のまちづくりにおける基本的な方針を示しております。

④ 京成佐倉駅北口エレベーター問題について
議会でも何度か取り上げられ、京成佐倉駅北口にエレベーターが設置されるまでの暫定処置として、本年度よりミレセン館内のエレベーターが朝6時30分から利用できるようになりました。
しかし、それには遠回りする必要があります。
また、ミレセンが閉館していれば使えません。
北口利用者で重度の歩行困難な方が階段を一段一段上って行かれるのを何度か見かけています。
また、車いすの方はどうすればいいのでしょうか。
体の不自由な方に、大変な負担を強いています。
「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」というユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー法に基づき、旅客施設等の既存施設に対し適合努力義務を定めています。
バリアフリー法に照らして早急に対応すべきと考えます。見解を伺います。

都市部長答弁
京成佐倉駅北口のバリアフリー対応につきましては、駅に隣接する南ミレニアムセンターさくらのエレベーターの活用を図るため、令和6年4月1日より、利用開始時間を従前の8時半から6時30分へ、2時間の繰上げを実施したところでございまして、延長時間帯の利用状況につきましては、1日5名の御利用があるようです。
当該措置は、これまでもお答えしているとおり、最終的な措置ではございませんので、引き続き京成電鉄との協議を継続してまいります。

再質問
京成佐倉駅北口階段の上と下、ミレセン入り口にある貼り紙についてです。
ミレセン内エレベーターが6時30分から21時まで利用できる。
第2、第4月曜日は17時まで。
年末年始および休館日は利用できない、とありますが、この休館日はいつなのかは明記されていません。
その月の閉館日を明記するなりして、周知すべきではないでしょうか。



都市部長答弁
ミレニアムセンターの休館日といたしましては、第2第4月曜日の祝日が重なる日となっておりますので、今後周知に努めてまいりたいと考えております。

再質問2
非常に不親切です。閉館日、休館日という書き書き出しだけで、利用者への親切心がないと思います。
また毎日利用エレベーターを利用し5人とおっしゃってましたが、その中でやはり、つえをついたり、体の不自由な方、何人いるのかというやはり調査が必要かと思います。
2月議会で稲田議員への答弁に、県補助金の活用について県と協議を進めていくとありました。
千葉県の鉄道駅バリアフリー設備整備事業補助金申請について、今年も8月中旬が締切りと考えられますけれども、検討しているのか、お伺いいたします。

都市部長答弁
県の補助金につきましては前回の議会でもお答えしているとおり、京成電鉄によるバリアフリー料金の利用が前提でございますので、京成に計画がない以上県の補助金も使えないという状況でございます。

再質問3
京成電鉄とどこまで話合いがされているのか。このバリアフリー料金を使っても、市の負担があるわけですからその分を県が補助するというのがこの県の補助金制度ですよね。違いますか。お答えください。

都市部長答弁
京成電鉄がバリアフリー料金を使って計画をした案件につきましては県が出すということなので、京成電鉄の計画次第でございます。

⇒ 京成電鉄がバリアフリー料金を使った今後10年間の整備計画に、佐倉駅北口は入っていません。
それとは別に、県の補助金を使ってエレベーターを設置する方法があります。
京成電鉄、佐倉市、千葉県 で負担して作る方法です。
それには佐倉市が京成電鉄、千葉県に積極的に働きかける必要があります。
千葉県は毎年、鉄道駅のバリアフリー計画を立てているところは申し出るように、と調査していますが、佐倉市は全く相談もしていないということです。
高齢化は進んでいます。車いすの人はどうすればいいのでしょうか。
バリアフリー新法が2021年に全面施行されたにもかかわらず、なかなか動きが見えません。
政策を作っている側が若い元気な世代ばかりで、なかなか思い至らないのでしょうか。
みんな年を取るのですが。








7/11 調理講習会「災害時でも温かい食事を! 湯せん調理でご飯とおかずを作ってみませんか」

2024-06-26 10:42:20 | ネット活動
さくらネット企画「湯せん調理」の講習会を開催します。

災害に備えて、長期保存できる食料の備蓄は必要です。
せっせと準備したロングライフのごはんなど、気が付けば賞味期限が過ぎています。
値段も高かったのに、と思いながらも、非常時以外に食べる気にもなれず。
どうしていますか?

そんな時、湯せん調理でご飯が炊けることを教えていただきました。
これなら、ビニール袋、お米と水、鍋とコンロさえあれば、温かいご飯が食べれます。

いつも置いてあるツナ缶、さば缶、サンマ缶などを開ければ、立派な食事になります。
切り干し大根、高野豆腐など乾物があれば、バリエーションが増えます。
スパゲッティもOKです。

停電で冷蔵庫の食材が腐ってしまう!!
まずは冷蔵庫、冷凍庫の中身から調理していきましょう。

特別のものではなく、いつもの食材で食事ができるだけで、力が湧いてきます。

湯せん調理をマスターしたら、いざとなったとき心強いです。
調理実習後、試食をします。

日時:7/11(木)10:00~13:00
会場:志津市民プラザ 2F調理室
参加費:無料
定員:30人(要申込)さくらネットまで。043-462-0618


問題大有り「自治法改正(改悪)」6月19日成立

2024-06-24 08:21:29 | 政治
6月19日 自治法改正が成立してしまいました。
戦前の中央集権により戦争に突入していった反省から、戦後、
日本国憲法第92条「地方自治の本旨」で定めているにもかかわらず、です。
市民ネットワークでは下記の意見書を国にあげるよう提案します。(本日6月24日閉会日)

地方自治法改正の撤回を求める意見書(案)**********

 現在、個別の法律に規定がある範囲で認められている国の地方自治体に
対する指示権を、ほぼ無限大に拡大する地方自治法改正案が成立した。
 「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態が発生し、または発生するおそれ
がある場合」という、きわめて曖昧な基準が定められ、閣議決定によって
いくらでも自治体に対して指示を出し、義務を課すことが出来るようになる。
その指示権も、現行の「法定受託事務」のみではなく、自治体が自主的に行う
「自治事務」にまで及ぶものである。
しかも、自治体からの意見聴取は「努力義務」に過ぎず、国会の関与もない。
これは、日本国憲法第8章において明確に保障された「地方自治」、及び
2000年の「地方分権一括法」で保障された「国と自治体は対等・協力の関係」
の否定・破壊に他ならない。
現在沖縄県において強権的に行われている辺野古新基地建設と同様の手法が
全国的に広がる懸念がある。

 国は、大規模災害や感染症を例示として強調しているが、本改正案の基礎
となっている総務省の「地方制度調査会専門小委員会」での資料には、
それに加えて「国民保護事案」が明記されている。
本改正案は、並行して審議が行われた「経済安保秘密保護法案」
「自衛隊統合作戦本部設置法案」「次期戦闘機開発・輸出条約」
と相互に深く連携しており、有事の際の政府への全権白紙委任を
目指しているものと言える。
これら全ての法案が、数の力により、不十分な審議のもと一方的に可決成立
されてしまったことに強く抗議する。
 
 本議会としては、今回の地方自治法改正が憲法の根幹の一つである
「地方自治の本旨」を破壊し、同じく憲法の根幹である平和主義の理念
を破壊する一連の政権の動きの一部であると断じざるを得ない。
 本地方自治法改正の施行の撤回をここに強く求めるものである。

***********************************

専修大学 白藤博行名誉教授によると、「非平時」について、
第33次地方制度調査会の第15回専門小委員会議事録によると
「『「非平時』の範囲について自然災害(災害対策基本法)、感染症法(新型インフル特別措置法)
武力攻撃(事態対処法・国民保護法)が同時・並列的に議論されてきた・・・・・。」
と問題提起されています。
そこで、議事録に目を通したところ、16ページ~27ページ 非平時の定義について
話し合われていました。

「地方自治法整備以後の話として、・・・地方総監府制度という太平洋戦争末期の制度
のあり方というのは無視できないのではないか。つまり、国と地方のコミュニケーション
がなくなる非平時もあり得る。」

「原子力災害であるとか、あるいは武力攻撃であるとか、あるいは大規模自然災害
といったものですでに類型はあると思うから、一定の作業はできるのではないかと思う」

「本来こういう議論というのはおそらく緊急事態条項ですとか、憲法の問題を議論する
文脈の中で取り上げられるべき課題だろうと思う。・・・・一般的には私人に対する制限、
私権の制限等を含めて、民間の主体に対する国の指示もセットで考えられる話だと個人的
には理解している。ただ、今回地制調ということで、地方制度の枠内で議論しています
けれども、これが緊急事態一般の法制に係る話になりえるのかどうかという点は、
少し気にする必要があるのかな・・・」

というように、ただ単に新型インフルエンザなどのパンデミック対応や自然災害だけ
でなく武力攻撃、緊急事態条項も並列に話し合われていることを確認。



胡蝶蘭たちは花盛り


6月議会質問あれこれ 税金はもっと市民生活に・環境過敏症・共通番号制度・マイナ保険証・自治法改正

2024-06-23 14:33:47 | 政治
6月3日に始まった6月議会は6月24日閉会します。
6月11日の私の議会質問項目は下記のとおりです。

1.市長の政治姿勢について
  (1)生活道路の安全対策について
   主なテーマは、大型公共事業に多額の予算を割いているにもかかわらず、
   生活道路の予算は実施計画では5億円だったのが実際には2億5千万円と
   半分の削られてしまった問題。予算の配分が市民生活に向かっていない問題について
    (ユーカリが丘1丁目通学路問題、京成佐倉駅北口エレベーター問題など)
  (2)公立佐倉幼稚園の存続について
   110年の歴史のある公立幼稚園はインクルーシブ教育で定評があります。
   2年保育であること、通園バスがないなど、現在の保育ニーズに合わなくなり、
   少子化もあり、入園希望者が激減してしまいました。
   幼児の発育は様々で、集団での保育があっている子、少人数保育が落ち着く子、
   それぞれの発達段階に合わせた選択肢が必要です。

2.環境過敏症(香害・化学物質過敏症等)対策について
  (1)深刻化する環境過敏症(香害・化学物質過敏症等)対策について
   身近な例を紹介しながら、患者の置かれている生きづらさは「障害者差別解消法」
   の対象になることが認められました。
   茨城県、水戸市、ひたちなか市のHPには明記されています。
   佐倉市HPに明記されたら、4番目かもしれません。そうなったら画期的なことです。
  (2)学校での対応について
   給食のエプロンは申し出があれば個別対応することは、5年前、私が県議になる前
   に佐倉市議会で置き土産として実現しました。
   ところが、新品の給食用エプロンにはО-157対策として第4級アンモニウム塩が使用
   されていることが分かりました。
   新品のエプロンでも被害が出ている可能性があること、家庭からの自前エプロンでの
   対応を求めました。
   また、香害・化学物質過敏症で教室に入れない児童生徒は、教室外でタブレット対応
   で授業が受けられるよう対応を求めました。
  (3)全国調査協力について

3.共通番号制度について
  (1)共通番号制度関連法改正の問題点について
   デジタル社会形成基本法等の問題点。
   マイナンバーカードの機能をスマホに搭載できるようにしたり、在留カード、
   特別永住者証明書にマイナンバーカードを一体化させる出入国管理・難民認定法改正等など
   スマホにマイナンバー4情報も搭載可能になるため、紛失や盗難時の悪用のリスクが増します。
   また、マイナンバーのICチップ情報の読み取りアプリをばらまく問題点も質問に入れて
   いたのだが、まだ詳細は分からない、との事でとりやめたが、21日、デジタル庁がアプリの
   無償提供を開始するとのこと。危険だなあ。
  (2)マイナ保険証への原則一本化方針の問題点について
   本年12月に現行の保険証の新規発行をやめ、マイナ保険証への移行を閣議決定したが、
   マイナンバーカードを持っていない者には資格確認書が発行されることになっています。
   これはカード取得は任意であるという番号法違反ではないか、という質問に対し、仮に
   経過措置が終了しても、本人の申請により資格確認書を発行することに変わりはないので、
   番号法には抵触していない、との答弁でした。

4.自治法改正の問題点について
  6月20日に成立してしまった自治法改正。第2次世界大戦に突き進んだ日本を反省し、
  中央集権から地方分権へと憲法でも明記してきたのですが、
  「非平時(非常時)」とはいったい何を想定していることやら。
  はっきり決まっていない(表向きは)のに法律改正するとは、いかに?

さくらネットギャラリーでは6月28日(金)まで
和布であそぶ を開催中です 素敵な作品集がお待ちしています。











  







香害・化学物質過敏症患者からの声(悲鳴)を聞いてください

2024-05-18 17:49:47 | 化学物質過敏症
香害・化学物質過敏症患者の方から、体験談が寄せられました。
せめて自宅で安心して暮らせたら、という当たり前の望みですが、今はそれもかないません。
多くの方に知ってもらい、安心して暮らせる環境を取り戻したい、との切実な声です。
香害だから「におい」がなければ大丈夫かと思っていたら、
とんでもない、「香り」がないのに、さらに被害が深刻化していることが分かりました。
それは「徐放技術」により長期間においや除菌剤を放出させ続ける技術が進んだためです。
逃げ場がない絶望的な社会です。
私も化学物質過敏症です。
よくわかります。
私たちは紙一重の所でかろうじて生活しています。

この方は、自宅に住めなくなって、少しでもましな知人宅に逃げ出しました。
CS(化学物質過敏症)の原因物質は人それぞれなので、この人は大丈夫でも、あの人はダメ、ということはよくあります。

**********************
化学物質過敏症患者です。
現在、自分の家に住めず、避難生活を送っています。

発症のきっかけは他人からの受動喫煙と柔軟剤でした。
化学物質過敏症と分かるまで時間がかかりましたが、2012年に確定診断を受けました。

その後悪化し、2年間地方での避難生活をしました。
回復したこともあり、2016年自宅に戻ってきました。
しかし、柔軟剤や洗剤臭は相変わらずでしたが、今から考えれば、まだこの頃はマシでした。

2018年頃は、洗濯排水からのニオイも一定の時間が経てば消えたし、干してある洗濯物を取り込めば、ニオイや成分の影響は全くではないですが、かなり楽になりました。

ところが、年々柔軟剤からの移香が強くなってきだし、カーテン等窓際にある物への付着が増してきました。

2020年1月から、ハッキリ覚えているのですが、ご近所で使い出した洗剤か柔軟剤なのか不明ですが、マイクロカプセルの塊のようなものとしか表現しようのない、微粒子の成分が部屋に入ってきて付着するようになりました。
微香や無香料です。
それまで室内に柔軟剤臭は入ってきても、窓を閉めると入ってはこなくなりましたが、その微粒子は残留するし、どこかしら僅かな隙間からも入ってきました。
その微粒子は重量の関係で床に落ち付着するためか、足の裏がビリビリ、ピリピリしだしました。
洗濯の排水も、排水口から何か揮発し続けているようになってきました。
家の前の道路に側溝があり、直接側溝に流れるのではなく、その地下の排水溝に流れているということですが、感じるようになりました。
特に酷いのは、抗菌ビーズ、消臭ビーズを使用した時ではないかと、後に思いました。

化学物質支援センターに相談したところ、床だけでなく棚や至る所にも付着していると思うが、現状では防ぐことは難しいと。
専門家の医師のアドバイスは、スリッパを履くしかないと。

当初はそれで良かったのですが、段々マイクロカプセルも進化したのか微粒子が舞い上がり、スリッパの上にも付着し、ズボンの裾にも付着するようになり、ピリピリビリビリの反応も、段々上がってきだし、酷い時は膝にまでくるようなりました。
当然、棚等にも付着しているので、何気なく棚の上にある物を取ろうとして、触った途端、指先に電流が走ったかのようなビリビリピリピリと反応しました。
最初に感じた時はショックでしたが、ただこの時点では、限定的な場所だったので、その場所は気をつけることや、コロコロでかなり除去できたのでまだ良かったのです。

それから1年後位からか、抗菌消臭洗剤なのか、もっと強力な洗剤なのか、自宅室内に更に細かい微粒子が入ってきて付着するようになりました。

その害が多くあり過ぎて、書き切れないので一部だけ書きます。
台所のガスレンジの上に置いてある調理器具の全部に微粒子が付いてしまいました。
気付いた最初は手がピリピリするなと思いながらも料理を作りましたが、食後に、トイレで気を失ってしまう程の激しい下痢をしました。
それからは、料理をする前にすべての道具を洗わなければならなくなりました。
さらに、食器戸棚の食器にも気をつけるようになり、できた料理も器に盛ると直ぐにラップするなど。
ありとあらゆる物をビニール袋に入れたり、ラップをかけたりと、考えられないような状態になってきました。

その頃SNSでも、料理の作り置きができないとか、食器にも付着しているとか、同様な投稿を見ました。

当然自分の髪や衣服にも付着しているので、体は段々重くなり、頭部の痺れや、頭を剣山で押さえつけられるような痛み等が無い日はありません。
微粒子は髪や衣服等には付着吸収されますが、鍋やフライパンやビニール袋等は吸収されないため、触ると痺れやビリビリピリピリするのだと思います。
マイクロカプセルの心材の抗菌剤や消臭剤が微量でも、無数に直接手に触るからそういう反応が私には起こるのかと思っています。

その他に、コロナ下で消毒スプレーという無香料の(多分)除菌消臭スプレーが使われ出し、これも強力で1回使われると数日間残留します。
撒かれた直後は頭が剣山で撫でられているような痛みが走ります。
SNSでは、顔に殺虫剤スプレーをかけられたような感じ、と何人かの投稿を見ました。
スプレーは外出の前後に撒かれたり、また布団を干している時にも撒かれたりします。
その布団を叩いたり取り込む時にも、微粒子が舞い拡散して入ってきます。
飛散、付着力が強力です。

2023年5月以降コロナが5類になってからは、感染予防だと思いますが、来客時スプレーをまいたりします。
除菌、抗菌、消臭のマイクロカプセルは香料のそれより小さく、拡散・付着力も強力ではないかと思います。
そしてマイクロカプセルは、大気中にある他のマイクロカプセルや粉塵等も付着してくるのではないかと思います。
ご近所が使用してない香料が付着していたりする時もあるのです。

そして更にショックだったのが、昨年の夏からは別の種類なのか更に小さい微粒子なのか、
どこか僅かな隙間から入ってきて来るようになりました。

マイクロカプセルの微粒子は大気中に拡散されると、屋内に入ってきたものは溜まり続け、家中に付着して長期間残留するので、濃度が高くなります。
香りがあればまだ分かりやすいのですが、今の洗剤の主流は抗菌・消臭洗剤ではないかと思います。
無香料でも成分がダメなCSも多く、SNSでも香害の弊害とか、香害が無くなっても解決にならない等々の投稿を見ます。

付着した抗菌消臭剤や除菌剤は水分を含むと更に揮発するようになっているようで、テーブルや台所等濡れ布巾で拭くと、成分が揮発して頭が締め付けられます。
人は汗をかくとニオイが出るので、水分を含むと成分が揮発する機能もつけたと思います。
これもSNSで同様の投稿あります。
だから雨の日も楽にならなくなったとも。
空気と同じで、防ぎようがありません。
無香料であってもマイクロカプセル、徐放技術使用の日用品はCS(化学物質過敏症患者)には苦しいです。

香料だけに反応している方々もいると最近知りました。
その被害者数は分かりませんが、香料以外にも苦しんでいる私も含めて多くのCSは、香害が無くなっても苦しみは続くと思っていると思います。
無香料製品でも害があることの理解が少しでも広まることを、願っています。

また、短期間でここまで追い詰められるとは思ってもいませんでした。
洗剤、柔軟剤、各種スプレーのマイクロカプセル、徐放技術使用が最大の原因です。
他者への悪影響の甚大さに怒りと悲しみしかありません。
日用品へのマイクロカプセル、徐放技術使用は禁止になることも願っています。

自宅に戻れるのか、思案する日々です。
益々CSの住める場所が無くなっています。

佐倉市のポスター 


ボトルブラッシュは満開です。