goo blog サービス終了のお知らせ 

伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

「公立佐倉幼稚園閉園問題」中学2年生のインタビューを受けて

2024-11-29 11:48:53 | 政治
11月議会の準備中のところ、
「公立佐倉幼稚園閉園問題について」インタビューの申し入れがありました。
電話の主は中学2年生の男子。
彼の学校では、身近なところからテーマを選んで調査してレポートにまとめる課題を与えているそうです。
そこで「公立佐倉幼稚園閉園問題」の報道に触れ、テーマにしたそうです。

いろいろと調査したうえで、伊藤を選んでもらったことが、お話ししていてわかりました。
光栄です。
昨日、丁寧なお礼状をいただきました。
しっかりとした字体に、彼の人柄が表れています。

彼の自治体では公立幼稚園がないため、
「なぜ公立幼稚園が必要なのか?」
「なぜ保護者、市民は公立幼稚園存続を求めて動いたのか?」
という疑問がきっかけだったようです。

私からは、議員としてどう判断したかをお話ししました。
 結論があまりにも拙速すぎたこと。
 検討の過程は傍聴もできず、クローズドで行われこと。
 もっと時間をかけて、保護者、市民の納得のいく方法で結論を導き出すべきだった。
 本来であれば「外部有識者、保護者、市民を入れたあり方検討会」を立ち上げて十分な検討期間が必要だった。
 「保育園民営化」の時は2年間かけて検討しました。

 幼児教育無償化が公立離れの大きな引き金になったこと。
 もっと早い時期に3年保育を実現していれば、事態は変わったかもしれないが、
 佐倉市は人口減少で、就園児が減少しているのも現実。
 スクールバスの運行は、保護者の負担が大きく現実的ではないこと。

客観的に考えると
 国が公立幼稚園(保育園にも)に補助金を出さない問題が大きな要因であること。
 佐倉市としては、少人数の幼稚園運営の予算を削りたいこと。
 当事者の子どもたちは、少人数の幼稚園を経て、小学校入学となるが、デメリットはないのか。
 障害のある子もない子も共に遊び学ぶ、インクルーシブ教育が実践されていて、
 私立幼稚園で断られた子を受け入れてもらって助かった、との声を実際にいくつか聞いたが、
 佐倉幼稚園でも幼稚園教諭の手が足りずに、入園を断った事例もあったこと。

今後の課題として 
 私立幼稚園も積極的に障害のあるお子さんを受けている、とのことだが、
 職員の加配が必要なので、市からの補助が必要であること。
 インクルーシブ実践園に負担が偏らないかが課題であること。
 110年の公立幼稚園のこれまで培った幼稚園教育の実践の積み重ねが、
 途絶えてしまうことは佐倉市の損失になるのではないか。
 国も、就学前から就学後の期間の架け橋プログラムの重要性を唱えているが、
 教育委員会として幼児教育現場を失くすことは影響があるのではないか。

このような形で、公立佐倉幼稚園閉園問題を振り返ることになりましたが、
若者の前途に、希望を見ました。


11月末にしては暖かい日が続きます。
久しぶりの寄せ植えで、クリスマス、お正月気分先取り。



今、一番関心がある ”グレビリア” という、オーストラリアプラントです。
面白い花が咲くはずですが、いつになるやら。
それより、この鉢で間に合うのか、が心配。
庭に植えたボトルブラッシュはすくすくと成長して3mぐらいになってしまいました。


 









ワクチン接種による副反応被害について 新型コロナワクチン 9月議会質問より

2024-11-08 08:31:27 | 議会
ご無沙汰です。
10月は議会の視察があり、衆議院選挙、つくば市民ネットワークの市議選の応援と超多忙でありました。
と、これは言い訳ですが。

議会質問から、コロナワクチンの被害について、です。
調べれば調べるほど、深刻な状況がわかってきましたが、現在は、弱毒化してきた新型コロナウイルスに対し、高齢者対象に定期接種としてインフルエンザのようにコロナワクチンを接種させようとしています。

そのような中、「私たちは売りたくない!」を読みました。
「”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社 現役社員の慟哭」というサブタイトルがついています。
m(メッセンジャー)RNAワクチンの危険性がわかりやすく、さらに自己増幅型と言われる
レプリコンワクチンについてもわかりやすく書かれています。
10月から新たに接種が始まったレプリコンワクチンもmRNAワクチンです。
コロナ蔓延の中、十分な治験も行わず「特例承認」されたコロナワクチン。
レプリコンワクチンに至っては、承認されたのは世界中で日本だけ。
人体実験ではないでしょうか。
ぜひ、「私たちは売りたくない!」(方丈社)をご覧ください。


9月議会質問質疑 ~コロナワクチン副反応被害について~

① 2021年4月より、新型コロナワクチン接種が行われ、最多で、7回接種されました。
特例承認ということで、4億回も接種されました。
緊急事態であるという理由で、国内での治験を省略して承認され、人体への安全性や予防効果が確認されないまま、接種が開始されました。
そのため、接種直後から健康被害が懸念され、心筋炎心膜園、血栓症、脳梗塞、脳出血、血小板減少症などの報告がされてきました。
資料を御覧ください。https://vmed.jp/2665/
これは全国有志医師の会のホームページに掲載されている、本年7月までのコロナワクチン接種後に発症した報告で、多種多様な症状があることが分かります。
予防接種法第二条。
予防接種とは、疾病に対して免疫の効果をさせるため、疾病の予防に有効であることが確認されているワクチンを接種することとあります。
感染、発症伝染性の予防効果が挙げられていますが、新型コロナワクチンの予防効果はどのように証明されたのでしょうか。
国はどのように説明をしていますか伺います。

答弁 厚生労働省によりますと、新型コロナワクチンにつきましては、国内外で実施された研究などにより、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の入院や死亡等の重症化等を予防する、重症化予防効果が認められたと報告されています。

② 国が言うように、重症化予防するという効果があったとするのであれば、ワクチンを打てば打つほど、さらに感染が拡大し、重症化し死亡していたこの事実をどう説明するのか、非常に疑問です。

答弁 2024年4月、厚労省が発表した新型コロナワクチン副反応報告件数は、1月28日までで、死亡2193人、副反応3万7501人うち重篤、8988人、予防接種健康被害救済申請申請受理数は、5月末で累進進達1万1247件、審査9188件、認定7384件、非認定1768件、保留36件、死亡一時金などの支給認定は503、596件です。千葉県では7月末現在、国の救済制度への進達数458件のうち審査351件、認定275件、うち死亡認定29件と、出しています。
佐倉市での件数をお聞きします。

答弁 市から、厚生労働省への進達件数は、ワクチン接種が開始されて以降、令和6年7月末時点で12件でございます。
そのうち、認定件数は6件となっております。
なお、佐倉市では、認定の内容について公表しておりませんので、死亡認定者数につきましては、お答え出来ません。

③ 原因不明の体調不良で悩んでいる人や突然死などが増えています。
副反応について健康被害救済制度をどのように周知していますか、伺います。

答弁 新型コロナワクチン接種後の副反応や健康被害救済制度につきましては、予診票を発送する際の案内文やホームページで周知しております。

④ 現在新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザよりも弱毒化し、熱なしコロナと言われています。
昨年5月、5類になってから、65歳以上あるいは60歳以上で基礎疾患のある人は、定期接種それ以外は任意接種となりました。
補償はどう違いますか、またどのように周知しているか伺います。

答弁 新型コロナワクチンの特例臨時接種と定期接種、B類における健康被害救済制度の保障内容の違いにつきましては、医療費及び医療手当等の給付額は、基本的に同様となっておりますが、その他の給付につきましては、補償の内容が異なっております。
補償内容の詳細な周知につきましては、ホームページにて御案内できるよう準備を進めているところでございます。

⑤ 具体的にどう違うか、教えていただけますか。

答弁 この特例臨時接種と定期接種B類のこの補償内容については、特例臨時接種における、給付額でいえば、給与額の特例臨時接種の給付額のほうが高額であるという認識をしております。

⑥ 死亡時は4650万とか非常に高額ですけれども、この定義になった場合には幾らになりますか。

答弁 金額につきましては、定期B類の遺族一時金ということであれば、778万3200円となっております。

⑦ 非常に金額的にも、保証が少なくなっている、これをやはりしっかりと周知する必要があると思います。
「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」改定案が7月2日閣議決定されました。
主な内容は、感染症の科学的な知見が不十分な 流行初期の段階でも、医療のひっ迫時には「行動制限」中心の対策強化を図る。
ワクチン接種や治療薬・治療法に関する科学的根拠が不確かな情報等、偽・誤情報の拡散状況等のモニタリングを行い、適切に対処する。
偽・誤情報対策としてSNS等のプラットフォーム事業者が行う取り組みに対して必要な要請と協力等を行う、とあります。
一番の問題は偽・誤情報にかこつけた情報統制を行おうとしている事です。
パブコメが19万件も寄せられました。この「政府行動計画」での自治体の役割は何ですか。

答弁 新型インフルエンザ等対策政府行動計画における市町村の役割につきましては、市民に対するワクチンの接種や、生活支援、新型インフルエンザ等の発生時の要配慮者への支援に関して、基本的対処方針に基づき、的確に対策を実施すること等が求められていると認識しております。

⑧ このにせ情報ですが、これに対して非常に情報統制をする、ここはやはり問題ではないかと言われております。
コロナワクチンこそ国内での治験を省略して承認され、人体への安全性や予防効果が、確認されないまま、接種が開始されたことを忘れてはなりません。
これこそ、科学的根拠が確かなのかが問われています。

 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令案」についてです。
いわゆる新たな区分「急性呼吸器感染症(ARI)」を設け、5類感染症に位置付けるための省令改正で、すでにパブリックコメントを実施したところです。
今まで軽い症状しか引き起こさないため問題視してこなかった「普通の風邪のコロナウイルス」を5類感染症に格上げし、大げさに周知することの意味を、どうとらえますか。

答弁 急性呼吸器感染症の5類感染症追加につきましては、将来的なパンデミックに備え、その発生動向を把握し、総合的な予防施策を推進する必要がある感染症であることや、国際的な動向等を踏まえ、国の審議会における議論を経て、追加されることとなったと認識しております。

⑨ やはりこれはウイルスがどうのこうのというよりも、ワクチン接種をさらに進めるというような目的があるのではと、勘ぐってしまいます。
非常に問題のある省令改正であると考えております。

ワクチン接種による副反応被害について HPVワクチン 9月議会質問より

2024-09-30 14:44:38 | 議会
8月議会が9月25日に閉会となりました。
決算委員会もあるため1か月の長丁場。
議会質問では
ワクチン接種による副反応被害について(HPVワクチン、コロナワクチン、生後2か月から始まるワクチンスケジュールについて)
特別支援教育について
地方自治法改正の問題点
主権者教育について(社会科見学として国会議事堂見学で発覚した問題点について)でした。
まずはワクチン接種副反応被害について質疑と答弁を順次載せていきます
~HPVワクチン副反応被害~

HPVワクチン接種が始まってすでに13年が経過しました。
「子宮頸がんに罹らない夢のようなワクチン」と大々的に国が推奨し、
信じて接種した当時小6~高1の少女たちは現在25歳から29歳になりました。
重篤な副反応が現れ、様々な症状に苦しみ、将来の夢をあきらめた人がたくさんいます。
現在も車いす生活や家から出られない寝たきりの被害者もいます。
国は被害が深刻なため、サーバリックス(2価)と、ガーダシル(4価)を接種勧奨を
9年間中止していましたが、2022年4月に再開しました。
中止の期間は新たな被害も少なかったのですが、再開して新たな被害が拡大しています。

① 本年(2024年)7月29日の「第102回ワクチン副反応報告検討部会」資料によると、
副反応は3,999件、内入院相当の重篤な副反応は2,344件とあります。 
HPVワクチンは百万回あたりの副反応報告数は301件、そのうち重篤は177件で、
その他のワクチンと比べても報告数で8.3倍、重篤例で7.4倍にもなります。
 千葉県の場合、昨年(2023年)度は8件。内シルガード9は6件、ガーダシルは2件でした。
佐倉市の場合、ワクチン別接種者数、副反応相談件数、厚労省からの副反応報告件数を伺います。

答弁
シルガード 914人、ガーダシル 275人、サーバリックス 3人、副反応相談件数 ゼロ件、
厚労省からの副反応報告件数 ゼロ件。


② 昨年6月議会で、接種勧奨するにあたり、副反応のリスクを希望者に知らせるよう求めましたが、
市HPから厚労省HPにリンクできるようにしている、との答弁でした。
接種希望者向けリーフレットには、副反応リスクとしてギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎、
認知機能に関する症状として記憶障害、学習意欲の低下、計算障がい、集中力の低下などの看過でき
ない症状が細かな字で列挙してありますが、果たして気が付いて読めるのかは疑問です。
市のHPに副反応の症例をのせるべきではないでしょうか。ご見解を伺います。

答弁
厚労省HPではワクチン接種後の副反応や、気になる症状が出た際の相談窓口、診療にかかわる協力医療機関の情報等、
様々な最新情報が確認できることから市のHPからリンクにて案内していく。


③ 千葉県教育委員会保健体育課から、各市町村教育委員会の学校保健担当へ、キャッチアップ接種の
周知について4月と7月2度ずつ依頼がありました。
7月、柏市教育委員会は小中学校の保護者連絡用アプリにキャッチアップ接種のリーフレットを送付しました。
キャッチアップ接種とは、接種勧奨を中止していた期間に接種し損ねた対象者が、無料で接種できるよう
にした制度です。
1997年4月2日~2008年4月1日に誕生した女性が対象ですが、県教育委員会の意向は、
対象ではない小中学生とその保護者にも広く周知を依頼するものでした。
さらに、その周知状況を厚労省に回答するアンケートまでつけていたのです。
佐倉市ではどのような対応をしたのか、伺います。

答弁
4月23日付で各小中学校へ厚労省HPの関連情報を案内した。
7月17日付で各小中学校に対し、県教委からの保護者への周知及び各学校における周知状況アンケートへの協力依頼があった旨を通知。

その後の各学校での対応はどうだったか。

答弁
アンケートも直接厚労省HPにアクセスしての回答だったので、その後の状況については、把握していない。

 キャッチアップ接種はおかしな点が多いと医師からも声が上がっています。
思春期を過ぎてから接種するメリットは明らかではないこと。世界的には2回接種、
さらには1回接種へと移行しているのに、なぜ日本は3回のままなのか。
かえって副作用のリスクが高まるのではないか、などです。
④ 子宮頸がん検査の受診率はどれくらいですか。

答弁
令和5年度の検診受診率は4.8%。


⑤ 調布市では、子宮頸がんの予防と早期発見を目的として、ヒトパピローマウイルス
の感染有無を調べるセルフチェックサービスを対象者に配布しています。
自宅で子宮頸部から粘液を採取してキットを返送し、検査結果が陽性だった場合は、
市の子宮頸がん検診を受診するよう勧奨されます。
対象者を23歳、24歳とすると、佐倉市の場合、対象人数は何人になりますか。

答弁
1446人


⑥ 受診率が上がらないのは、婦人科での検診に抵抗があるからです。
セルフチェックを検討すべきと考えますが、ご見解を伺います。

答弁
事業化の可能性も含め検討中。


人口23万人の調布市、23歳24歳の対象人数は3006人で、実際に申し込んだのは600人でした。
1回当たりのセルフチェックを6000円とすると366万円。
佐倉市の場合は1/3なので100万円ぐらいで賄えます。
リスクの高いHPVワクチン接種をするよりも、セルフチェックをして、
HPVが陽性であれば検診を受けるほうが、どれだけ有効かしれません。
本気で女性の健康を心配するのであれば、積極的に取り入れるべきではないでしょうか。

⑦ 男子接種を勧める自治体が出てきましたが、それこそどれだけの効果があるかは不明です。
予防できるとされる肛門がんは極めてまれながんであり、根治が可能ながんとされています。
尖圭コンジローマは自然治癒の多い、ただのいぼです。
パートナーを子宮頸がんから守るとされていますが、そもそも女子へのHPVワクチン接種で
子宮頸がんを防ぐ効果自体が実証されていません。
ましてや男子への接種で間接的に女子の子宮頸がんを減少させることを示す実証データは存在しません。
男子への接種について、佐倉市としての見解を伺います。

答弁
現在のところ、実施する予定はなし。


これこそ、リスクベネフィットのバランスを考えてもが最悪です。
税金の無駄遣いと言わざるを得ません。ゆめゆめ接種するなどということにならないよう、要望します。

議場配布資料から






「不便で危険なマイナ保険証 持たなくても大丈夫」さくらネット通信149号 加筆版

2024-09-01 12:32:07 | 共通番号(マイナンバー)制度
これまで国の2万ポイントキャンペーンにも惑わされず、マイナンバーカードを作らずに
頑張ってきた人たちから、保険証が廃止されると聞いて、どうしたらいいの?と不安の声
が寄せられました。
今回の記事となったきっかけです。

現行の保険証とマイナ保険証の違いを表にしました。
昨日の「共通番号いらないネット」の勉強会では、分かりやすいと好評でした。


8月21日発行のさくら・市民ネットワーク通信 第149号
「不便で危険なマイナ保険証 持たなくても大丈夫」 加筆しました

 病院や薬局で「本年12月2日から現行の健康保険証は発行されなくなります」
というポスターを見かけます。健康保険証の廃止とマイナ保険証での受診を強調していますが、
マイナンバーカードを持っていない人、マイナ保険証の利用登録をしていない人には現行の
保険証と同等の「資格確認書」が自動的に送られてくることは、書かれていません。
「マイナ保険証の利用しかない」と誤解させるようなやり方は問題です。

国はメリットというけれど
 国はマイナ保険証のメリットとして「過去のお薬情報や健康診断の結果が見られる」
「お薬の飲み合わせや分量を調整してもらうこともできる」などと説明していますが、
最新情報ではないため、役に立ちません。
お薬手帳を見たほうが早い、というのが現場の医師の声です。
調剤薬局もお薬手帳と処方箋で十分です。
また、すべての病歴や掛かった医療機関まで、患者の情報が第三者にあからさまになる
影響が今後どう表れるかは、誰にもわかりません。

なりふり構わぬ利用率アップキャンペーン
 マイナ保険証の利用率がなかなか伸びないため、業を煮やした国は、医療機関の努力
が足りないからと声掛け用の台本まで用意し、利用率アップキャンペーンの一時金を
最大20万円(病院40万円)と倍増。
何とか10%台にしました。
使うメリットがあれば、おのずと利用率は上がるはずですが、不便さばかりが目につきます。

医療機関トラブル続出
 現行の保険証は、月一度の窓口提示で済みますが、マイナ保険証は受診の度ごとに
カードリーダーの操作が必要です。
しかし未だ、
・カードリーダーが起動しない
・顔認証ができない
・暗証番号を忘れてしまった
・資格情報が無効と出る
・負担割合が誤っている
・情報の紐づけミスがある
などのトラブルが発生しています。
自分の身を守るためには、現行の健康保険証を持ち歩いた方が安心です。

 実際、岐阜県で手遅れになる事例が発生しました。
医療機関の受付でマイナ保険証が「資格情報なし」と何度も表示されたため、いったん自宅に戻り、
翌日、健康保険証を持って出直す予定が、その未明に心筋梗塞で亡くなってしまいました。
しかも、なぜ認証されなかったのか、原因は不明です。

地域医療の危機
 医療機関にとって、オンラインシステム導入には多額の設備投資と毎月の維持管理費がかかります。
マイナ保険証の導入義務化が始まる直前の昨年3月に廃業した医院は1103件。
さらに今年12月までに約1000件が廃業を予定しています。(全国保険医団体連合会調査)
実際、かかりつけ医の廃業が出ており、住民は困っています。

健康保険証はどうなるの
 本年12月2日以降、健康保険証の新規発行は廃止されますが、手元にある健康保険証は、
有効期限まで使えます。
マイナ保険証を持っていない人には、自動的に資格確認書が発行されます。
あわてて、マイナ保険証を作る必要はありません。
現行の保険証は自動的に送付されてきましたが、マイナ保険証の更新手続きは市役所や
出張所窓口でしなければなりません。

紛失したら大変
 紛失や盗難の場合、悪用される恐れがあるので、速やかにコールセンター、警察署、
市役所に届け出る必要があります。
一時停止後に発見された場合は、その解除の手続きを市役所等の窓口で行います。
マイナンバーカードの再発行には申請書、写真、手数料が必要です。
現在は再発行まで1か月ほど、12月2日以降は1~2週間かかる予定です。

個人情報のワンカード化の危険
 国はマイナンバーカードを「デジタル社会のパスポート」として、健康保険証、
運転免許証、在留カード、社員証・学生証、印鑑登録証などを一体化する「ワンカード化」
を推進しています。
医療・健康、教育、福祉、就労などの様々な個人情報と連携するだけでなく、民間ビジネス
で本人確認機能(電子証明書)を活用する計画です。
電子証明書のシリアル番号で照合すれば、これらのカードの利用状況の把握が可能となります。
マイナンバーカードの所持は法律では任意ですが、国はあの手この手で普及策を図っています。
さらに国は、金融投資をあおって新NISAを勧めたり、2万ポイント付与を条件に公金口座
を提供させ、マイナンバーと紐づく口座を集めています。
国民の資産情報を丸裸にしようとしています。
一方、情報が漏れて詐欺集団に使われたり、勝手に名寄せされるなどの危険性はさらに増します。

顔認証社会がやってきた
 国民全員がマイナンバーカードを所持することになると、カードを発行管理する
J-LISに全国民の顔写真データが集約されます。
カードの券面に顔写真が表示されるだけでなく、2026年以降の次期マイナンバーカード
はより顔認証が高精密化されます。
運転免許証との一体化も始まり、常時マイナンバーカードを携帯するデジタル監視社会は、
目の前に迫っています。

マイナンバーカード返却は可能
 マイナンバーカードはいつでも住所地で返納できます。
同時に、公金受取口座の登録も忘れずに解除してください。
マイナ保険証も10月には、本人の希望で解除が可能となり、代わりに資格確認書が交付されます。
◆ ◆ ◆
マイナンバーカードの取得は任意です。
自分を守るには、マイナンバーカードは持たず、マイナ保険証は使わないことが一番です。


高齢者施設では「マイナ保険証は預からず資格確認書で対応」も
 特養等の高齢者施設にとって、入居者のマイナ保険証を預かり管理することは、
セキュリティ対策、紛失・盗難や管理の対応と、負担が大きく深刻です。
7月、厚労省は「マイナ保険証を持っていても、介助者等の補助がなければマイナ保険証
の受診が困難な人には資格確認書を発行」という内容の通知を出しましたが、そもそも、
健康保険証を廃止させなければ、このような混乱はなかったはずです。
資格確認書発行のためシステム改修費367億円。
利用推進のため医療機関への支援金217億円も必要なかったはずです。
健康保険証の復活を。

ご報告 岩橋百合ジャズ・チャリティライブは大盛況でした

2024-07-14 10:01:41 | 生活困窮問題
昨日開催した岩橋百合ジャズ・チャリティライブは大盛況でした。

ご来場の皆様、チケットを買ってご協力いただいた大勢の皆様 感謝申し上げます。



ボーカル 岩橋百合さん
市民ネットワーク千葉県の県議1号で、その前は千葉市議でした。
私たちの先輩です。
市議、県議をやり、市民ネットワークの活動・ジェンダー問題に取り組み、
「NPO法人 たすけあいサポートあいあい」では長年階段昇降機を使ったお出かけサービスの地域福祉で活動中。
それ以前からジャズボーカリストとして活動していたとのこと。
みんなそれぞれ、岩橋さんの一面しか知らず「歌っていたんだ!」と今更ながら驚く人もいて、それには驚きました。
始めたら止めない、と言っていましたが、これまでの経験が、すべて岩橋さんの歌声に集約されている様に聴こえました。
歌は人生なんですね。

ピアノ  野本晴美さん
4歳からピアノを始め、アルバムを4枚出しています。現在ライブで活動しています。
繊細ながら軽快なジャズピアノって魅力的です。
野本さんの演奏を再度聴きたい方は、7月21日イオン稲毛店の音楽ホールでコンサートがあります。
http://blog.livedoor.jp/ha_roomy/archives/5866185.html

パーカッション カルロス中村さん
ブラジルに行っていたという中村さん、いつの間にか「カルロス」と名乗っていたのね、とは岩橋さん。
やっぱり、ジャズもそうだがサンバにはパーカッションが入らないと。
盛り上げてくれました。



そしてなんと、アルトサックス 佐藤洋祐さん が飛び入りゲストとして来てくださいました。
岩橋さんからはもしかして来てくれるかも、とは聞いていたのですが、ご本人を目の当たりに驚きました。
感謝。 

なんといっても生の歌声、生の演奏は体に心地よい響きが伝わってきました。
特にアルトサックスの響きがドーンと来た時には、体全体が共鳴するんですねえ。





写真は大野博美さんのFBから拝借しました。

佐藤洋祐さんは現在 佐倉市に在住。
「佐倉をジャズのまちに」と活動しています。
毎月第3水曜日にはユーカリが丘のバンガードで演奏されているそうですので、行きたいな。
今月は7月17日 19時から

https://yosukesato.sub.jp/profile/profile.html