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伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

2月議会質問から 地方自治法改正問題

2025-04-08 08:31:28 | 議会
地方自治法の改悪問題について、昨年2月議会、6月議会、8月議会と国会での審議中から、どのような問題点があるのか、
地方自治体にとってどのような影響があるのか、と質問してきました。
すでに法律は昨年9月26日から施行されています。
今回で4回目の議会質問となる地方自治法改悪問題について、質問と答弁を載せます。

2024改正地方自治法の問題点について
1)地方自治を後退させる無限定な「指示権」について

これまで3回議会質問で取り上げてきた2024年改正地方自治法が、6月19日成立しました。
改正点はデジタル化、国と自治体との関係の特例、公共私連携の3点です。
特に問題なのが、新設された第14章「国と地方公共団体との関係等の特例」です。
「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」を理由に、個別法が想定しない事態に備え、
個別法もなしに、国の地方自治体に対する無限定の「指示権」を地方自治法上に認めています。
また、議会軽視も問題です。
2000年の地方分権改革に逆行するだけでなく、今回の改正法では、国会も各大臣による指示権の発動に関与できません。
国権の最高機関である国会も軽視されていることは由々しき事態です。
① 国の地方自治体に対する無限定な指示権に対し、佐倉市長のご見解を伺います。

市長 地方自治法の改正により創設された国の補助的な指示につきましては、同法において、これを行うための要件や手続が定められており、議員が懸念されております無限定とまでは言えないものと考えております。
市といたしましては、過去の議会においても、御答弁いたしましたとおり、今後の制度運用が地方公共団体の自主性及び自立性に極力配慮することなどを求めた、
衆参両院の総務委員会の附帯決議を十分に踏まえるものとなるよう、引き続き、国の動向を注視してまいります。


② 指示権を発動するかどうかは各大臣が「特に認めるとき」閣議決定で決めることができる、とされています。
事前の国会承認も不要、地方自治体への意見聴取は努力義務とされ、意見聴取しなくても違法とはなりません。
国に対する民主的なコントロールは及ばないと考えますが、ご見解を伺います。

総務部長 市といたしましては、今後の今後の制度運用が衆参両院の総務委員会の附帯決議を十分踏まえたものとなるよう、引き続き、
国の動向を注視してまいります。


③ 国会審議において「地方分権はあくまでも平時の議論であり、非常時及び緊急時の議論とは次元が異なる」との発言がありました。つまり、自治体の自主性、自立性が認められるのは平時の日常業務だけであり、そうでなければ国に従わせる、ということを言っています。
現行の有事法制では武力攻撃事態などで国の地方自治体に対する指示権が認められていますが、その内容は、きわめて限定的です。ところが、改正自治法では、国への白紙委任を認めることになります。
昨年6月の私の議会質問でこの点を指摘したところ『国会答弁では「想定されていない」とあった』との答弁でした。
しかし、改正後の法文のどこにも「武力紛争をめぐる事態での指示権の発動はない」という制限はありません。
国民の安全を口実に、有事法制ではできない、広範な指示権を発動することも可能となるのでは、と危惧されます。
再度、ご見解を伺います。

総務部長 地方自治法の改正に係る国会審議におきましては、武力攻撃事態等への対応については、事態対処法制において必要な規定が設けられており、改正地方自治法に基づく概要行使することは考えていないなどといった国の考えが示されましたので、市といたしましても、そのように考えているところでございます。
繰り返しとなりますが、市といたしましては、今後の制度運用が衆参両院の総務委員会の附帯決議を十分踏まえたものとなるよう、引き続き、国の動向を注視して
まいります。


大規模な災害対応であれ、感染症対策であれ、災害対策で求められるのは、上意下達の指示ではなく、地域の実情に精通している自治体の自主性が尊重されるべきです。国の役割は人員の確保や財源を保障することであり、「指示権」を拡大して集権化を進めることではないことを申し上げて。

2)DXの進展について
① 地方自治体は「サイバ-セキュリテイ確保のための方針を定め、必要な措置を取らねばならない」と、地方自治法改正案(244条の5・6)に書かれています。それに対して「国は指針を示し、助言を行う」とあります。
国と一体になってのサイバ-セキュリテイを行うとは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

総務部長 改正された地方自治法の趣旨は、総務省が定める地方公共団体における情報設計セキュリティーポリシーに関するガイドラインに基づき、各自治体に情報セキュリティーポリシーの基本方針の策定と公表を義務づけるものでございます。
佐倉市では、平成 29 年 4 月 1 日付けで、当時のガイドラインに基づき、情報セキュリティーポリシーを全面改定しており、その際に、基本方針を公式ホームページに公表しております。
なお、国のガイドラインにつきましては、継続的な見直しが行われており、同市においても、随時改訂されたガイドラインの内容を精査し、情報セキュリティーポリシーの改定を行うとともに、セキュリティー対策の強化を図っております。


3)指定地域共同活動団体について
改正自治法に新たに創設されたのが、指定地域共同活動団体です。自治事務としてそれぞれの自治体で地域住民の生活サービスの提供に資する活動を行う団体を、市長が指定できることとし、指定を受けた団体への支援、関連する活動との調整等に係る規定を整備する、とあります。
具体的には特定の団体に特権を与える、というものです。
① 指定地域共同活動団体の要件はどのようなものですか。伺います。

総務部長 指定地域共同活動団体の要件については、地域的な共同活動を行う団体のうち、地縁団体、その他の団体等であって、良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動であり、地域において住民が日常生活を営むために必要な環境の持続的な確保に資するものとして、条例で定めるものを、地域の多様な主体との連携、その他の方法により、効率的かつ効果的に行うと認められること。
民主的で透明性の高い運営その他適正な運営を確保するために必要なものとして、条例で定める要件を備えることなどの要件が定められております。


② この団体が「提供するサービス」とはどのようなものが想定されるのか、伺います。

総務部長 総務省から示されました、指定地域共同活動団体制度の運用等に係る質疑応答書によりますと、地域における高齢者等の生活支援や、子供子育て支援地域の環境美化活動などが想定されるとされております。
またさらに、防犯パトロール、災害時の連絡、安否確認等の例も示されております。


③ 自治法の原則は競争入札のはずですが、「随意契約」ができるようにしています。
公平性、平等性をどのように担保するのかが問われてきます。
佐倉市の独自条例で、営利企業が参加することも想定して、随意契約や行政財産の無制限貸付などの法の特例は与えない、指定管理者制度と同じように活動団体を指定するプロセスを明確に定め、議会の承認を得ることも重要です。
佐倉市ではこの指定地域共同活動団体制度を取り入れるのか、市長のご見解を伺います。

市長 佐倉市では、既に佐倉市市民協働の推進に関する条例を定め、地域まちづくり事業実施団体が行う地域の活性化や課題解決に資する事業に対し支援を実
施しており、本制度に基づく、市民の皆さんの理解や、事業も定着しているとこところでございます。
国は、指定地域共同活動団体の制度を活用せず、市町村独自の取組に引き続き継続することも可能としておりますので、本市においては、現在の制度を継続していくこととし、指定、地域共同活動団体制度につきましては、現在のところ、直ちに導入するということは考えておりません。


現在のところ直ちに導入するつもりはないということは、今後はどうなるか分からないともとれますけれども、今、活動している団体の方々と一緒に、佐倉市の自治を進めていっていただきたいと思います。


垂れ下がるデンドロデューム Adastra”Krabi” 


2月議会 びっくり番外編 場外乱闘がはじまった?!

2025-04-07 08:40:54 | 議会
2月議会は番外編も多かったです。

まず、伊藤の議会質問中のこと。
持ち時間30分間。
7593文字の質問も時間との勝負で何とか最後までたどり着き、
最後の締めとしてこちらの主張を述べ、残り10秒を切ったところだったか、
「問題を先送りしている場合ではなく、市民の安全をどう守るか、市の姿勢が問われています。
再度市長。お答えいただけますか」
と最後の答弁を市長に託しました。

佐倉市議会は1問1答です。
事前に最初の質問は渡しているのですが、再質問で事前に調べておかなければ答えられないもの以外は、
ぶっつけ本番。
答弁者は大変だと思います。
(私が逆の立場であれば、いやだなと思いますが)
そこは優秀な管理職の方々なので、きちんと対応しています。

最後のトリの大事な場面、市長の答弁が始まり、フムフムと聞いていたら、いきなり途中で怒鳴り出したのです。
その発言内容は、最終日に発言取り消しとして議会で承認されたので、
再現できませんが、
議場にいる議員も、傍聴者も、もちろん中継で傍聴している方たちも、みんなが
「何が起こったんだ!!」
「伊藤が怒られてる??」
と?????の状況でした。

当事者の私といえば、私が怒鳴られているとは違うことはわかっているけど、いきなり何が始まったのか
私も?????

実際は私の列の最前列の議員に対しての発言だったのですが、
場外乱闘がいきなり始まった!!

私は、即座にそこで、「議長!!」と動議を出して、発言の取り消しを求めなければならなかったのです。
これは、私も反省です。
次回は、すかさず発言の取り消しを求めます。
(あってはならないことだが)

今回の議会質問も、かなり内容が充実していた、と自画自賛しているのですが、
最後の場外乱闘まで加わって、印象に残る2025年2月議会質問でした。


我が家の胡蝶蘭たち 50鉢 元気なのも、そうでないのもそれぞれに。





2月議会のご報告

2025-04-06 21:45:19 | 議会
久しぶりの更新です。
年が明けたと思ったら、もう4月。
入学式のシーズンです。
来週は中学校、小学校の入学式に参列させてもらいます。
コロナ禍後、復活した議員の参列。
入学式、卒業式で垣間見える、学校の様子を知る貴重な機会です。

2月市議会の報告から。
議会質問の内容は
1.2024改正地方自治法の問題点
  自治法改正で国の指示権が大きくなった問題点。
  憲法を変えなくても戦争のできる国へと大きく舵を切ったのか?自治法改悪

2.ワクチン問題について
〇 コロナワクチン問題 は コロナワクチンの2回目接種のあるロットで死亡者が激増。そのロット番号は佐倉市でも打たれたのか?
〇 新型コロナワクチン後遺症患者の会のアンケートから、子どものコロナワクチン被害について。
  どれくらい,子どものコロナワクチン接種者がいるのかな。
  子どもたちには副作用被害は出ていないのだろうか。心配です。

3.市民サービス向上への取り組みについて
  事務処理誤り が市のHPに掲載されているけれど、3か月で更新されている。
  なかったことにしたかったのかな?
  コロナ交付金返還問題や介護給付費財政調整交付金の算定誤りで総額6億円近く国に返還した佐倉市。
  「リスクマネジメント推進室」なるものを作って、2度と起こさないぞ、と市民にもアピールしているけど、
  全部公表しているさいたま市などは、コンプライアンス(法令順守)推進課 でした。
  リスクマネジメント(リスクを最小限にする)推進室 は佐倉市です。
  根本的な考え方が違っていました。

4.道路の安全対策について
〇 国道296号 歩道のない区間の安全対策
  国道なのに歩道がない。危険な状況を訴えます。
  バス停で降ろされたら、車道を歩かなければならないのって、怖いですよね。
  足の悪いお年寄りが車道を歩いている現実を見て、ひどい国だと思います。
  ブロック塀の横の側溝のふたの上が歩道で、しかも、そこは空き家。
  生垣も雑草も車道にはみ出ています。
  佐倉は当て逃げが多いそうです。 
  
 〇 臼井田地先変則五差路の安全対策

2月議会は予算委員会もあり大忙しでした。
そのほか、政務活動費の報告締め切りもあり、これまで参加したお金を払った学習会などの報告書を21本も書きました。
もっと、前からやっておかなければ、と毎年反省するけれど、日々の活動に追われて後回しに、反省。

2月議会の大きな事件?は、何と言っても、2年前にオープンしたばかりの夢咲くら館(佐倉図書館が地下に入る複合施設)の地下ドライピットに
トイレの汚水が760㎥も滞留していた問題でしょう。
現在も、地階のトイレ配管は仮復旧のため、地下のトイレ、赤ちゃん休憩室、給水コーナーは使用できません。


市役所の桜、満開です。



2025年1月1日 本年もどうぞよろしくお願いいたします

2025-01-01 14:33:29 | 生活困窮問題
新しい年が明けました。
風は冷たいながら、穏やかな日差しのお正月を迎えました。
今年はどんな年になるのか?
昨年よりは良い年になってほしいと願っています。

ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのパレスチナ・ガザ攻撃、紛争の早期中止を、和平への道を希求してやみません。

国内では地震、その後の水害と未曽有の被害に見舞われた能登半島。
被災地の復旧が急務です。

年末の反貧困ささえあい千葉年末相談会では、落ち着いた感じの相談者の皆さんとともに過ごせましたが、
役所の9連休に、住むところがない人がSOSを出しようがないよな、と心配していました。
案の定、大晦日、大野さんの携帯に江戸川区葛西警察から電話があり。

以下はその顛末を大野博美のFBより引用します。*******

聞くと、昨日江戸川区の路上で行き倒れの男性を保護。
男性は足が悪いのに大荷物を抱えており、ネットカフェや漫画喫茶に数日間泊まっていたが、
所持金も底をつき、体もボロボロでもう限界。
昨夜は警察のソファベッドで一泊。
警察署は泊まれるところを探して、アチコチ電話したが区役所も福祉施設も既に正月休み。
東京の瀬戸さん(反貧困ネットワーク)のところは、今日は満杯で、明日1月1日からなら何とかなりそうとのこと。
ついては、大晦日の晩だけでも何とかしてもらえないだろうか、という必死の警官の声に、思わず、「何とかします!」
すぐ、船橋のシェルターの管理をしている阪上さんに電話すると、ありがたいことに、1室空いていると言う。
またすぐ警察に連絡すると、なんと、東船橋のシェルターまで男性を車で送ってきてくれた。
若い二人の警察官は、とても親切で感じが良く、葛西署の評価は爆あがり!
私もシェルターに車を飛ばし合流。
数日間飲まず食わずの男性とテイクアウトの丼物を二人で食べたが、これまでのいきさつを聞いて、絶句した。

ホームレスの人は、それぞれが、背負いきれないほどの苦難を引きずって生きておられるが、この男性も同じだ。
亡くなったお母さんの話の途中で、男性の箸が止まり、下を向いてしまった。
「何日も食べていなかったので、急に温かいものを食べて、ちょっと胃が・・・」とつぶやく男性。
そっと、ティッシュを差し出した。
明日、瀬戸さんのところに行っても、多分ネットカフェ生活になり、脚の悪い男性は耐えられないだろう、ということで、
船橋のシェルターをなんとか6日まで借りられるよう、阪上さんが手配してくれた。ホッ
今夜の食事はまきさんが届けてくれる。
明日から6日まで、まきさんと私で、毎日午後に顔を出し、男性の様子を見守ることにした。
まだ50代の男性のこれまでの人生は、想像を絶するものだった。
こういう人を救える仕組みが、今の日本には残念ながら、無い。

******************************

福祉サービスがあるのに、相談する方法があるのに、彼には全く届いていなかった。
孤立した人にとって、この社会は絶望でしかなかった。
社会のシステムを変えていかなければならない、何からやっていこうか、と課題を与えられた年初です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


新しく仲間入りした胡蝶蘭「小雪」


2024年 反貧困ささえあい千葉年末相談会は大盛況

2024-12-31 13:05:55 | 生活困窮問題
今年も、恒例の反貧困ささえあい千葉の年末相談会が無事終わりました。

私は9リットル鍋いっぱいのとん汁を前日から仕込み。
野菜たっぷり、お肉たっぷり、後藤さん手作り味噌が入ったスペシャルとん汁は、気持ち良いくらいお代わりしてもらい完食。

大野さんの恒例中華ちまきも好評でした。

今年も長さんのお餅はおいしく、いろんな形でみんなのおなかの中に。

まきさんのお蕎麦は具もたっぷりで、手の込んだものでした。

そして、今年は支援金をいただいての開催となりましたので、
ワーカーズコレクティブ風車のリユース食器レンタルを利用して「プラスチック使い捨て食器にNO!」CO2削減と、仕事づくりにも貢献できました。
(全国に配送して、汚れたまま返却できるので、ぜひイベントにご利用ください。)

拠点となっている市民ネットワークふなばしでは、週2回の事務所開所日には相談を受けています。
また、生きづらさを抱えている人たちが集まって話ができる居場所にもなっています。
生活保護につないで終わりではなくその後のフォローが大切なことを実践しているのがふなばしネットです。

終わり掛けに新規相談者が2名。
17時過ぎまでみんなで話を聞いていて、来年に持ち越しました。

私たちもまた、皆さんに支えられていることを実感した年の瀬の相談会でした。

よいお年をお迎えください。








元板前さん。包丁研ぎは皆さんから喜ばれています。私も2本。


Nちゃんが作ってきた甘い?茶わん蒸し(好評)、色のきれいなお稲荷さん、青森の郷土料理「けの汁」。
「けの汁」を調べると、津軽地方で小正月に無病息災を願って食べる精進料理とあります。
わざわざインターネットで取り寄せて、作ってきてくれたのです。
Nちゃんの成長ぶりに驚きます。ふなばしネットの皆さんに感謝です。


やわらかくつきあがったお餅は大好評。
あんころモチ、大根おろしの辛味もち、納豆もち、海苔をまいた磯辺焼き、まきさん特製関西風みそ仕立ての雑煮、とん汁に入れて、と多種多様な食べ方で。