音と心のセレナーデ

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中国成長の真実って?

2010年06月04日 | 投資・債権・先物
リーマンショックからVじ回復を果たし、世界経済のけん引役になっている中国

果たして、日本にはどの程度真実が伝わっているのでしょうか?

今中国の経済を支えているのは、何も輸出でなく、強烈な内需であることは日本のメディアが取り上げている通りです。

13億人といわれる人口が粋なる内需になったので、各企業は大慌てで様々な分野に進出していこうとしていますね。

さて、7年ほど前に北京に行ったときは、まだ開発もここまで進んでいなかったと記憶しています。

当時、携帯電話も中国では普及途中でした。

日本では、カラー液晶画面が出たばかりだと記憶してます。

そのとき感じたのは、ブッシュマンという映画のことを思い出し、中国経済は日本が踏んできたような経済成長を飛び越えて猛スピードで成長していることでした。

家に電話が無かった人々がいきなり携帯電話をもち、欧米文化を与えられ、人々は、その欲望を満たし続ける刺激が日々天から降ってくる状態です。

しかし、忘れていけないのは中国は社会主義であり。今、企業で成長している人の多くは、もともとが公務員の方々が多いのも事実です。

10年ほど前は、中国で民間企業とは名ばかりで、国が後ろ盾になっているだけの企業がごろごろしており、賃金も安く、労働環境も決してよくなかったと思います。

日本企業は、当時、中国国営企業や現地の企業よりも人件費を高くして優秀な人材を確保していました。


当時の、中国の企業は赤字だろうがなんだろうが関係ない状況でした。


労働力の質はよくなく、技術も粗末でした

それ故、中国製はよくないといわれていました。

しかし、中国製商品もここ最近クオリティーがあがり、見劣りしなくなってきた事は間違いないでしょう。

日本製はクオリティーが高いといいますが、それは、日本人の気質からきているものが多く、その職人技が産業を支えてきていました。

しかし、今や、それが大きく脅かされるようになりましたね

サンスン電子やLGが日本の優秀なエンジニアを次々と高額報酬でヘッドハンティング行い、続々引き抜かれていき、日本にエンジニアがいなくなってしまったのです。

その理由は簡単で、その現象を生み出す事件は、日亜化学特許訴訟でした。

この事件がきっかけで、エンジニアの士気低下と、実力実績を客観的に評価する外資系企業に続々とエンジニアが引き抜かれていく現象を生み出すきっかけになったことは間違いない。

日本の技術が空洞化になりつつあり、さらに、韓国や中国の技術も徐々にあがってきている。

日本の企業は従業員の技術をもっと評価したほうがよさそうである。さもなければ飼い犬に手を咬まれかねない状況・・・・・いや!すでに咬まれている!

ヘッドハンティングされて外資に移ったエンジニアの多くは億の報酬を得ている方も少なくない。

しかし、そうでない方もいるもの事実である。

中国は、資金力を武器に益々、人材や技術を購入していくとは間違いないと思える。

只、ひとつだけ問題があるのは、経済発展の段取りの順を踏んでいないため、基礎といわれるものがあるかどうかは疑問。

経済成長がとまるスピードも速いと思われ、失速も早いかもしれない

その理由は、お金というものだけでつながっているような気がするからです。







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